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北軽井沢番外編・50~カラマツ黄葉

 マツ科カラマツ属の「カラマツ(落葉松・唐松)」。日本の固有種で亜高山帯から高山帯に分布している。写真は黄葉の様子で、葉の長さは3~4センチ。カラマツは高木になると30メールを超えるものもあるようだが、これは“鬼押出し園”の溶岩の透き間に根を生やしたもので、樹高はまだ3メートル程度しかない。
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オオオナモミ

 今日は二十四節気の“立冬”。今年の夏は異常に暑過ぎて冬が来るのかどうか心配になるほどだったが、やはり季節はいつも通りに変わっていく。昨日、インフルエンザ予防接種もきちんと受けてきたので、風邪など引かずに寒い冬を乗り切って春を迎えたい。
 写真は小山田緑地“小山田の谷”の溜池付近に群生している「オオオナモミ(大雄菜揉)」。キク科オナモミ属の一年草で北アメリカ原産。日本では昭和4年(1929年)に岡山県で初めて確認されその後全国に拡がっている。在来種のオナモミを駆逐したため今ではオナモミの姿はほとんど見ることができないようだ。オオオナモミは外来生物法の“要注意外来生物”に指定されており“日本の侵略的外来種ワースト100”にも選ばれている。
 さて東京都公園協会によると、東京都は都立公園の池の水質改善や生態系の回復を目指して、林試の森公園(目黒区・品川区)、石神井公園(練馬区)、神代植物公園(調布市)などで“掻い掘り(かいぼり)”を実施するとのことだ。当地ではここ小山田緑地(町田市)の溜池や小山内裏公園(八王子市・町田市)の内裏池が対象になっている。
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ハダカホオズキ・3~種子

 花は見逃したものの若い果実や熟果を見てきたので、次はその種子を観察。「ハダカホオズキ(裸酸漿)」はナス科ハダカホオズキ属の多年草で、8~9月に淡黄色の花を咲かせ秋に果実を稔らせる。熟した果実を潰すと中にたくさんの種子が見えた。種子は扁平で長さは2ミリほど。
 さて私はまだサラリーマンの身なので、植物観察は週末の土日と祝日だけ。休みの日はいつも午前8時頃に家を出発しジョギングしながら気になる植物を見つけては立ち止まって撮影。また走り始めて午前10時過ぎには帰宅する。2時間ぶっ通しで走れば走行距離は20キロになるが、撮影のために何度も止まるので、その距離はいつも12~15キロ程度。
 私が走っている地域は京王相模原線南大沢駅を中心に、北には『長沼公園』『平山城址公園』『東京薬科大学』などがあり、西には『鑓水小山緑道』『絹の道』『鑓水公園』『小山内裏公園』『尾根緑道』などがある。また南には『清水入緑地』『大平公園』『長池公園』『よこやまの道』『小山田緑地』などがあり、東には『堀之内沖ノ谷戸公園』『東中野公園』『蓮生寺公園』『秋葉台公園』などがある。植物観察を始めてから15年も経てば、住宅地の小さな路地や緑地内の“けもの道”らしきところまでいろいろ走っているので、いつどこにどんな花が咲くかはだいたいわかってきたが、今でも毎年新しい発見があり植物観察の奥は深い。このハダカホオズキも今年になって初めて見つけたもので、来年の花の撮影を楽しみにしている。
 ちなみに距離を示すと、東西はざっくり7~8キロ、南北は5~6キロの丘陵地で、この範囲の全ての道(緑地内の山道や住宅地内の路地も含め)の総距離はおよそ2,000キロ程度と推定され(8キロ×6キロ四方に50メートル間隔の縦横の道があると仮定)、これは私の2年分の走行距離になる。
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