確かあったのに、操作したことあったのに、どこをどう探っても出てこないメニュー。
これが、現場でみつからずに諦めること、最近増えてきました。
FT690では見つからないメニューなんて無かったのに。
最近のリグはファンクションキーと一緒に操作したり長押ししたりしないと出てこない機能が多い。
パネルに書かれていればまだいいんですけど、それもない。
液晶画面のメニュー展開も、入り口を間違えると見つからない。
メニューが英単語だからなおさらわかりにくい。
FTM400でどうしても出てこなかった機能は、メモリーの編集。
名前とか並び順とか変えたかったんです。
誤って登録してしまったメモリーの削除もしたかった。
それっぽいところを見つけても全然関係ないメニューしか無い。
ここに置いておいてくれよ、という、“普通に”たどり着くところに無い。
でも操作した経験はある。だから絶対どこかにあるはず。
とうとう見つけられなかった・・・。
家に帰って調べてみたら V/Mキー 長押し だって。
だったらキーの脇に印字しておいてもらわないと。
まさかの操作でした。
最近のメニューはピンと来ないものが多い気がする。
FT2Dを例にしてみる。
セットメニューに行くと12個のメニューが出てくる。
Display,TX/RX,Memory,Signaling,Scan,GM,WiresX,Config,APRS,SDCard,Option,Callsign
Signaling という名詞は無いので、 Signal の現在進行形?。信号を送るとか信号で伝える、という意味のingだろう。
日本語にすると何がいいのかな。海外ならこれでわかるのだろうけど。
Configなんてパソコンで初めて聞くようになった単語。Configuationが正確な単語かな。意味は、外形、形状、輪郭、配列。星位、星座、立体配置、構成、環境設定。やっとこれだ、という意味が出てきた。環境設定だ。
さて、Signalingを開いてみると
ベル設定、DCSコード、DCS位相反転、DTMF動作設定、DTMFメモリー設定、ページャー動作設定、私鉄空線周波数、スケルチレベル、Sメータースケルチ、スケルチ拡張機能、スケルチタイプ、TSQ周波数、TONEサーチ設定
とこれだけ展開する。
少し前のリグだと、よく使う機能はあるキーを押すごとに、ダイヤルを回すごとに一周回るのが多くて、これがメーカーさんが考えた機能順に並べられていたので慣れるまで大変だったが、機能が少なかったからまだなんとかなった。滅多に使わない機能はセットメニューのほうに置かれて、同じく順次押すか回すかして呼び出すもので今もたいていはそんな感じ。
FT817のセットメニューはアルファベット順に並んでいる。機能順ではないけれど、例えばSSBのマイクゲイン、AMのマイクゲイン、FMのマイクゲインが遠く離れているけれど、それでもこの方が使い勝手がいい。ちゃんと探せる。非常に頻繁に使う機能はアンテナの切替、キーヤーの速度。この2つは表メニューのほうが良かったかもしれない。実は817は表メニューのほうが裏よりも探しにくく使いにくいので(笑)、逆に裏で良かったかもしれない。
さて、先ほど書き並べた機能、よく使うのはスケルチタイプとTSQ周波数。スケルチタイプはメイン画面のFキーからも呼べるからいいけれど、TSQ周波数は案外しょっちゅう操作するのにこれがこんな奥にある。いざ変えたいと思ったときになかなか見つからない。特殊なトーンのレピーターやアナログノード局にアクセスしたい時に結構手間取った。
トーン周波数を変えたい。どこだ?。Config?Signaling?。多分Signalingだ、でも送信機能でもあるからTX/RXかも、とここまで悩まないといけない。トーンのオンオフボタン、その長押しがトーン周波数を変える機能にしているIC7600はここまで悩まない。
VX3は結構手間取る。奥に進んでいくキー、戻っていくキー、これを的確に操作できないと戻りたくないのに戻ってしまったりと苦労する。
おっと話がそれてしまった。Signaling機能の中は、カタカナのメニューもあるけれど英語にするとアルファベット順になっていた。
海外仕様と同じ並び順なのだろう。そういう順番だということが明確ならばたどりつけるからそれでいい。
だとしたらセットメニューの最初の画面や、Fキーで呼び出すメニューの順番はなんだ?。英語表記なのに順番めちゃくちゃ。
これ、全部アルファベット順にしたほうがいいんじゃないかな。
それにしてもiphoneやandroidの操作性は説明書要らずで今更ながら感心する。
そのうち無線機のインターフェースはアンドロイドか何かになっているかもしれないですね。