アマチュア無線局 JO1KVS

運用やグッズ、その他思いついたことを書き込んでいます。役に立たない独り言ですがよろしくお願いします。

MP-1 さらにグレードアップして 1.9MHz対応に!!

2011年11月06日 12時51分42秒 | アマチュア無線

改造を重ねているスーパーアンテナ社のMP-1ですが、昨晩ふと思いついたアイデアを実践してみました。

それは・・・

あのコイルの中にフェライトバーを入れてしまうこと。

空芯コイルにフェライトバーを入れて芯入りにするとコイルのインダクタンス値が飛躍的に上がります。

同じ巻数のコイルでも値がとても大きくなりますから、より低い周波数に対応できるということになります。

とりあえずフェライトバーを養生テープで絶縁して落とし込んでみました。コイル全長の半分くらいの長さのフェライトバーですが、これを入れてコイル全長の状態で、なんと、2.4MHzあたりに同調点が下がっています。

(ちなみにロッドアンテナを2.6mの長いものにした状態ですのでノーマルのロッドだともう少し高い周波数になると思います。)

これは凄い、余裕で3.5MHz以下になっています。

コイルを上から2/3くらい隠れるようにすると・・・ちょうど3.5MHzに同調しました。

なんと、オプションコイルを追加することなく、200円程度の部品一つで3.5MHz対応に変身させることに成功しました!!。

さらにこいつにオプションコイルを追加するとどうなるでしょう。

やってみました・・・。結果1.9MHz、送信OKです。

これでうちのMP-1は、なんと1.9MHz~430MHzまでオールバンド対応になりました。

ワ━(゜∀゜)━イ!!

今回使用したフェライトバーは、東京ラジオデパート3階、シオヤ無線電機商会さんで100円か200円くらいで買ったものです。

送信時に熱を発生する可能性はありますが、実験大成功でした。

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50MHzのキュビカルクワッド デビュー

2011年11月05日 21時14分07秒 | アマチュア無線

今日は城山湖で50MHzのキュビカルクワッドをデビューさせました。

キュビカルクワッドは日本では一般的ではありませんが台風の来ない国ではアマチュア無線の象徴的なアンテナです。

当局も一番好きなアンテナで、いつかはキュビカルクワッド、と思っていました。

アパマンだし、タワーもローテーターも無理なのでこのアンテナを使う機会は無いかも、と思っていました。

最近、移動運用で使える分解組み立て簡単な50MHzのキュビカルクワッドをゲット。

夢のキュビカルクワッドです。

城山湖で組み立ててみました。


アンテナの調子は上々。モービルホイップとは格段にシグナルが上がります。サイドもバッサリ切れるので最初にサイドを見つけて90度回して方向を合わせたり、ビームアンテナの楽しさを味わいました。

ローカルの自作リグに接続して、埼玉や栃木の移動局との交信に使用。500mWでも59のレポートをいただいていました。

さすが、良く飛びます。

きっと面積、体積があるからだと・・・

このアンテナはコンディションのピークでは多素子の八木に負けますが、コンディションの開始直後や終了直前で特に威力を発揮するそうです。

車での移動運用の時は常用アンテナになりそうです。

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2011入間航空祭に行って来ました

2011年11月03日 22時31分16秒 | アマチュア無線

今年はずっと曇り空で、ブルーの演技が終わる頃に少し青空が出た程度。

演技の迫力はいつも通りで素晴らしかったのですが、写真となると絵になりにくい・・・。

どなたも特に加工しない限りはこんな写真になったのではないでしょうか。

 

 

曇り空をバックに、オートで撮ると飛行機が真っ黒に映るので、カメラは+2.0補正しています。

してみると青空っていいもんですね。

今日は電車で行きました。珍しく八高線を使って。初乗車です。

ケイタイトラッカーというAPRSのサービスを利用して、携帯電話から位置情報を登録しました。

その様子は右のリンクから是非どうぞ。

無線ネタとしては、航空無線を傍受してきたこと、特小で会場内の方と交信できたこと、入間基地からは430で4ヶ所のレピーターが良好にアクセスできたこと、家に帰ってから21MHzで8エリアの局長さんと交信できたことがニュースです。

 

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11月3日は入間航空祭

2011年11月02日 19時04分31秒 | アマチュア無線

毎年恒例の入間航空祭に行ってきます。

 

 

うちからですと、多摩センターからモノレールで玉川上水、西武線を乗り継いで乗り継いで稲荷山公園駅とか、

八王子廻りで西国分寺から武蔵野線で秋津で西武池袋線に乗り換えたり、

稲田堤廻りで南武線、武蔵野線、秋津から西武池袋線とか、

いっそのこと新宿、池袋、西武池袋線という手もあったり、

中には裏技の八高線にちょっと乗って飯能を回っていくプランもあったりします。

たくさんルートは引けるのですが、どれも煩雑又は距離が長く、お値段も時間も大差が無い。

明日は電車でいこうかな。車の場合はどこかの駅近くまで行って、そこから電車ですが・・・。

無線の運用は基地内なのでほとんどやりませんが、ハンディ機と特小、広帯域受信機を持っていく予定です。

 

 

 

 

 

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電圧給電アンテナの構造と調整時のSWRの変化

2011年11月01日 21時38分01秒 | アマチュア無線

まず構造です。


上にエレメントがついています。50MHzの場合は2.6~2.8m程度になればいい感じです。

赤いコイルはエレメントとつながっていて、上から下へ巻いていき、最後に真ん中を通って上に戻します。

戻ってきたところにとエレメントとの間に同軸ケーブル製のコンデンサーをつなぎます。

同軸の被覆側を戻ってきた方につなぎました。このほうがエレメントへの影響が少ないと思われたからです。

下のコイルは給電線がつながります。同軸の芯線がコイルの下側、網線を上側から真ん中を通して引っ張ってきたところにつなぎます。

上の赤いコイルと下の水色のコイルは、あたかも一本のコイルのように並べるのですが、直流的にはつながっていません。

ヘアカーラーにポリウレタン線を巻いた場合、50MHzなら赤いコイルは4.5巻~5.5巻、密度は線の間隔が1.5~2mm程度空いた感じ。

水色の方は1.5巻で作りました。

同軸ケーブルを利用したコンデンサーは1.5D-2Vを20センチくらい。

適当に作っても調整でなんとかなりますが、コイルの巻数、間隔は各自実験して、もっといい組み合わせを探してみてください。(計算でもできるのでしょうが)


続いて先日の調整過程のSWRの変化を示します。


赤が最初の状態。うんと下の方のオフバンドでディップ点が見えました。

黄はコンデンサーを若干切り詰めた状態。ディップポイントは高い周波数へシフト。と共に、ディップが浅くなりました。

黄緑はさらに切り詰めた状態。シフトしていたディップポイントはさらに浅くもう消えそう。と同時に2MHzほど上にあたらしいディップポイントが発生。

青はさらに切り詰めた状態。新しく見えてきたディップポイントが右にシフトしつつ、一気にSWRが下がりました。最初にあった左のディップポイントは消えてしまいました。

紫はさらに切り詰めた状態。右にシフトし、SWRがストンと1.0近くに落ちました。

ここからさらに右にシフトさせるのは簡単。エレメントとコンデンサーを少しずつ、SWRの最下点をキープしながら双方を詰めていきます。

エレメントの長さによってシフトとディップの様子も変化します。こちらはブロードです。コンデンサーは非常にクリチカルなので気をつけましょう。

コンデンサーを切りすぎた時はコイルの間隔が狭くなるように指で巻線の位置を動かしてみてください。

左にシフトさせたい時はコンデンサーを並列に足すという手もありますが、コイルを密に圧縮したほうが簡単です。

今回はコイルの間隔が狭いほうが良い感じに仕上がりましたので、あまり広々とコイルを巻かないことが成功の秘訣です。


このアンテナは末端で給電したダイポールとみなすことが出来ます。垂直に張ればほぼ打ち上げ角0のアンテナですから、1/4波長の垂直アンテナよりもいい飛びをするはず。長さも倍ありますしね。製作経費は500円程度。遊んでみる価値ありだと思います。

ちなみにこのアンテナはインピーダンスが非常に高い=給電部の電圧が異常に高いので、感電に注意ということと、オーバーパワーでコンデンサーやコイルがスパークする可能性が高いので、控え目の出力で使うようにしてください。

 

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