先日、とあるコンテストで見つけた局長さん、オペレートが見事でした。
最後に、ありがとうございました、でマイクを離しません。すぐに続けて「こちらは○○、△△コンテスト」と次の応答待ちへと進みます。
これがスムーズで素晴らしく、他の方の倍のペースで流れるように交信していく姿は素敵でした。
皆さん、あ、もう一言交わしたかった、と思ったことでしょう。でもコンテストとしては最高のオペレートです。
個人的にベストオペレーター賞を贈りたいと思いました。hi
恐らく日頃からコンテストが好きで自己訓練を積まれたり、社団局で修行を積んだ方なのでしょう。
お手本となるオペレートでした。
ありがとうございました。で一旦マイクを離してしまうとどうなるか。
交信していた相手もまた、ありがとうございました、や、73を言うかも知れませんし、大勢の局はその間を待たねばなりません。
ここでまたCQが出るかな?、すぐ呼んでもいいのかな?、はたしてこの局のコールサインは?など聞いている局に迷いを生じさせます。
フライング局だけが拾われていくというアンバランスも生じます。
なんだか味気ないと思う方も居ると思いますが、多くの方に呼ばれている限りはこれをすべきです。
そして必ず毎交信後(せめて2回に1度は)に自局のコールサインを言うこと。
コンテストは呼びまわる局がうようよしているわけで、1交信ごとにコールサインを示さないと、すでに交信した局かどうかわからない、コールサイン言うまで待ち続けなければならない、ということになってしまうからです。
コンテストは人の時間を使わせてもらうもの。マイペースでやりすぎてしまうと、他局への競技妨害(言い過ぎ)になりかねません。
参加者全員がなるべく全速で交信して成り立つものです。
なので、拾ってもらった局も余計な事は言わないのがマナーです。(余計なことをCQ側から振られたら返してもいいでしょう。)
例えば、「今回ファーストですのでカード交換お願いします。」みたいなお願いはCQ側が言ってくれば言ってもいいでしょうが、拾われた側からは言うべきではありません。CQ側は、次の方どうぞ、が出来ず、「はい、カードはJARLに送ります」と言わなければならなくなり、3秒その人の時間を奪います。「お名前お願いします」も余計です。それを聞いて復唱するのも時間の無駄です。全く競技と関係のない電文です。次に交信した時の楽しみか、カードが届いてから確認すればよいのです。ハムログユーザーなら画面に出ますしQRZ.comで調べてもいい。本人から直接聞かなければ意味がない、というのならコンテストでは無い時に聞けばいい。コンテスト中に聞くのはわがままでしかありません。
コールサインが聞き取れていもいないのに呼ぶというのはもってのほかで、その聞き返しが相手の時間を奪い、多くの局に迷惑をかけます。
重複交信を指摘された局が、すみません、と一言で引っ込めばいいものを、2~3回マイクを返しているのもいただけません。
それらのやりとりで1交信分の時間を食われてしまい、100局交信できたはずなのに50局も出来なかった、となってしまうからです。
コールサインを毎回頭とケツに言っていてはロスも甚だしいです。
ジュリエット○○△、✕✕✕、□□□、◎◎◎◎~、こちらは、ジュリエット◎◎✕、△△△△△、□□、☆☆☆☆
言ってみてください。何秒要しましたか?8秒~12秒? これ、前後に、さらに毎回言うとどうでしょう。1分以上使います。あなたはいいかも知れませんが相手と他の競技者の時間を奪うことになります。
コンテストの交信ですから1交信でマイクは2回、多くて3回握る程度でしょう。コールサインは最初の1回で十分、取れているかな、どうも心配だ、でせいぜい2回です。
とはいえ今回参加したコンテストは パーティー でもありましたら、軽い挨拶は許容すべきです。
でも4回くらいマイクを握る、その送信時に、コールサインを毎回前後に付ける、ファイナルのときにもまた言う、なんて局が多過ぎて、しかも当局は弱小なので待たされてまくりなので辟易しました。
どうも、ステキ!と思われたいのか、格好つけて丁寧になってしまうようですが、マイクを早く返すほどあなたは 格好いい局 になれます。
そして、ステキ!と思われます。
電鍵ならすぐ離すのに、マイクだとなかなか離さない、握ると離せない、私も普段の交信はそうだけど、コンテストでは離しましょう。
マイク握っている間は人の時間を使わせてもらっているんです。
どうか皆さん、格好いい局 になってください。
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