Mavic Air に偏光フィルターを装着してみました。
購入時からついている保護用フィルターを回して外し、付け替えるだけです。
上から載せるのかと思っていましたが、最初からついている保護フィルターを外して付け替える形でした。
偏光フィルターなのでレンズの回転機能がついていて、装着後に水面等の反射がよく消える適切な角度にしなければなりません。
これが難しい。モニター越しに水面の反射の変化を確認しなければ・・・というのはドローンを持ちながらモニターも見て、何ていうのは大変なのでやめて、
一旦偏光フィルターを手に持って、肉眼で覗きながら水面等の反射を見ながら回し、反射が消える角度になったら、フィルターの枠の真上か真横に印をつけ、ドローン装着後も、印を真上、真横、真下などに合わせる、なんてことをやってみました。
(-ω-;)ウーン、それも面倒。
自分自身に偏光のサングラスをかけてドローンを真横に倒してレンズを見たときに、真っ黒に見える角度にフィルターを回転させる。これが一番簡単ですね。
偏光フィルターは、ある偏波面の光を通し、それと直交する偏波面の光を通しません。
液晶画面も偏波があるので、偏光レンズで液晶を見ると真っ黒になる角度があります。(試してみてください)
これを利用して、水平を通さないつまり垂直偏波のサングラスで、他の偏光レンズ回転させながら観察すれば、真っ黒に向こうが見えなくなる角度が直交状態なわけです。
そこから90度倒せば同じ偏光面になっているということ。
偏光、偏光と言ってましたが、電波には偏波、というのがあって、ほぼ同じことです。
垂直偏波を水平偏波のアンテナで受信すると真っ黒状態、とても信号が弱く聞こえます。逆もしかり。特に垂直と水平は直交状態なので最も相性が悪い状態です。
混在するHF~50MHzでは、電離層反射などで乱れれば影響は少なくなるものの、乱れる要素の少ないロケーションがお互いいい環境では影響が顕著に出ます。
垂直要素、水平要素が混ざった、変な形のアンテナのほうが両方と交信出来て都合がいいこともしばしば。
山岳運用では釣り竿を垂直から斜めにしてみたらRS55→59+10dbなんてことも良くあるので、試してみてください。
昔は144MHzで遠距離を目指す人の間で水平偏波を使う、という取り組みがありましたが、今は居ませんね。
衛星通信をやる人は無法トラックのFMを避ける意味でも、水平系の八木を上空に向ける、なんてことは行われています。俄然快適になるようですね。
仰角ローテーターでブームを回し、偏波面を変化させる、というアンテナがあってもいいかもしれません。
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