軽量なワイヤーアンテナを作ってみましょう。
材料
細めのビニールコード
BNCコネクタ(シャーシ用 角座 メス)
BNCコネクタのついた50Ωの同軸ケーブル(秋月電子で、10m、5m、その他、安く売ってます)
適当な紐
ねじとナット
作り方
ビニールコードを2本切り出します。
長さは波長の1/4ジャスト、折り返したりはんだ付けしたりする分を少し加えておくといいでしょう。
実際は少し短かめでSWRが下がります。
300÷周波数(MHz)で1波長。その1/4です。
50MHzなら1.5m強です。
BNCコネクタの角台座には4つ穴が開いているので切り出した電線を通して結びます。
結び目のすぐ近くの先端を、一つはコネクタの芯線に、一つは空いている角台座の穴にねじ止めします。
使い方
BNCコネクタに同軸ケーブルをつないで、無線機と接続します。
エレメント両側をある程度折り返してねじって一体化して、紐で適当に引っ張ります。
給電部を高く、エレメント先端を低く、逆Vに張るのもいいです。
SWRを測定します。
アンテナアナライザがベストですが、実際に電波を発射して測定するときはパワーを絞りましょう。
おそらく同調周波数は低い方にずれているでしょうから、同調周波数が運用周波数になるように徐々に折り返しを多くしていきます。
念のため、バンドエッジのどちらが低いか見て、長くするか短くするか判断してください。周波数の低い方がSWRが低い場合はまだ長い、逆ならまだ短い、ということです。
あえて片方のエレメントだけ短くしていくと良好な結果になることがあります。
いずれにしても十分な高さ、周辺の建物、金属、樹木等から離すことが良好な結果につながります。
SWR、2は切りたいところですね。最下点が運用周波数に合っていればとりあえずOKです。
このアンテナは平衡型で、同軸ケーブルは不平衡型、なので給電部にバランを入れるのが正しい使い方です。
気になる方はバランを入れてください。
入れなくても移動運用ならほとんど問題は感じないと思います。
7MHzだと10mを二本張るような大きなアンテナになりますが、このサイズのアンテナを使えば10Wでも結構な確率で応答が得られるようになります。ぐっと楽しくなりますので是非試してみてください。
7MHzの場合、経験的に地上高4mは無いと、SWRは落ちにくいです。実際は高さが低すぎるくらいなのですが、国内近距離(隣のエリア程度の距離)にはむしろ向いています。
基本のダイポール、以前はどんな無線の教科書にも、竹のマストに卵碍子、波型碍子を使ったダイポールアンテナが載っていました。今は見ませんね~。
まだ作ったことのない方は是非やってみてください。
430MHzなら17cm2本で出来ます。作ったら垂直ダイポールにして窓ガラスに貼り付けてみましょう。
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