近年の7MHzでは1kHzや2kHzお隣の混信なんて滅多に無いですが、拡張される前なんてそんなの当たり前で、雑踏や居酒屋の中でCQ叫ぶ感じでした。
とてもお強い電波の方に呼ばれると少し長めのQSOに持ち込んで虎の威を借りて上下の混信の発信源を除去したりしました。
自分の無線機の方ではIF-shiftで高音のかぶりを切ったり低音のかぶりを切ったりします。
これを2つ搭載して高い音、低い音を同時にカットできるのがTWIN-PBT、ICOMのお得意のやつです。
八重洲はシフトとワイズ(幅)の組み合わせでカットします。
IFでカットするのが良いのですが、AFでカットする(つまりTONEコントロール)手段もありました、それをデジタル処理したAF-DSPとかも。
IFもDSP化してメカニカルフィルターを買い足す必要は無くなりました(とは言え価値はある)が、今ではもうSDRになってどこがDSPなんて概念無いかも知れませんね。
それはそうと、突然被ってきた隣の局を、サッとカットしたい。車でいうところの眩しい太陽をカットするサンバイザー。
この重要な操作に手間取るようではその無線機はダメです。
FT-817それほど手間取りません。ただアナログ回路のためLSBとUSBでは逆に効いてしまうので7MHzで効かせてそのままハイバンドや50MHzにQSYすると残念なことに。その点DSPの無線機では高い音をカットする設定はUSBでもLSBでも同じ働きをします。
でも991酷かったなぁ。shiftとwidthのツマミがあれば問題無いんだけと専用ツマミは無いしメニューはどこをどうしたら出てくるの状態。
登場時はFT-847の代わりになる無線機かと期待したのですが実機を操作してこの一点で買うのをやめました。
ICOMのTWIN-PBTツマミはたいてい専用ツマミがすごく使いやすいところにある。IC-705には無いけれどすぐに使えるようになっている。家中ICOMだらけになるべくしてなりました。
混信除去(と言っても同じ周波数の混信は除去できませんよ)機能、使いこなしてますか?。本当はすごく使う機能です。