新井素子「星へ行く船」

あの39℃近かった日が嘘のように涼しい日が続いていますね。
涼しいのに　エアコンが手放せません。

さて　新井素子の「星へ行く船」第1巻～第3巻を読みました。

今年になって　新井素子の｢星へ行く船」シリーズが　大型本になって再発行されています。

	星へ行く船シリーズ1星へ行く船
	新井素子
	出版芸術社

	星へ行く船２　通りすがりのレイディ 星へ行く船シリーズ
	新井素子
	出版芸術社

	星へ行く船シリーズ3カレンダー・ガール
	新井素子
	出版芸術社

実は中学高校時代　文学少女だった私は　読んだこともなかったくせに
コバルト文庫を心底馬鹿にしており
よくあんなもの読むわね～くらいの　高飛車ちゃんだったのでした。

大学に入ってから　友人に新井素子をはじめとするコバルトシリーズを
「だまされたと思って読んでみ！」
と言われ　読んだら　滅茶苦茶面白く
「コバルト文庫　侮りがたし」
と尊敬の念を抱いたのでした。

そんな学生時代　借りていた文庫本の中で
抱腹絶倒のシリーズがあり　もう電車の中で読んでいたら変な人？と思われるくらい
おかしく　ともかく笑えるシリーズだったのですが
それが　一体　誰の　なんという作品なのかが分からない。

なんか　宇宙ものだったきはするんだが　新井素子のテイストとも違うし・・・
吸血鬼ものだったか？（それは新井素子か・・・）
ともかく　その抱腹絶倒品をさがすべく旅に出るのだが
どんなに頑張っても　グーグル先生はもちろんのこと
コバルト過去の目録的なものを見ても載っていないんだか　ピンとこない。

そこで　とりあえずこの「星へ行く船」を読んでみることにしました。

未来。
そこは地球に住むのは主にエリートやお金持ち。
人々はゴールドラッシュのように地球の外へ外へと飛び出して行った。
そんななか森村君は　普通席の十倍はする特別席を買って宇宙へ飛び出そうとしていた。
宇宙旅行が決まっていた兄のパスポートを借用して・・・

ところが特別室には先役がおり　お金を返すと言っても
譲ってくれない。
森村君には　どうしても普通席ではダメな事情があるが
対する太一郎さんにも事情がある様子。

ダブルブッキングにもかかわらず
「それじゃあ　どちらも譲らないようなので　そのままご一緒に」
と客席乗務員に言われてしまう。

実は森村君は　地球有数のお金持ち森村財閥のお嬢様。
一方　太一郎さんは　ある星の王子様を内緒で匿っていた。
王子様は命を狙われているらしい。

森村君ことあゆみちゃんピーンチ！




というわけで　懐かしいお話でしたが
思っていた抱腹絶倒話とは異なることが判明いたしました。
うーーん。誰の作品だったんだろう。

それとは別に　これを機会に「星へ行く船」いかがですか？

現在第4巻　逆恨みのネメシスを読んでいるところです。

	星へ行く船シリーズ4逆恨みのネメシス
	大槻香奈
	出版芸術社

いがぐりおは　あゆみちゃんを守ることができる？
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