まんじゅうのつぶやき

まんじゅうです。読んだ本の感想や日々のできごとの忘備録です。最近栖が変わりました。

「フーガはユーガ」伊坂幸太郎

2019-03-06 19:04:46 | 本のこと
今日は日差しは弱かったですが
穏やかに晴れていました。
少し 散歩に行ってきました。

さて 伊坂幸太郎の「フーガはユーガ」を読みました。

フーガはユーガ
伊坂 幸太郎
実業之日本社


うーーん。
待ちに待った伊坂幸太郎の新作なのですが
今回 「読書のすすめ」カテゴリからも外しました。

本屋さんで見かけるたびに
もう買っちゃおうかな?と思っていたのですが
買わなくて正解でした。
多分 読み返すこともない。

普段 いまひとつと思った本の感想は書かないのですが
期待していた分 あまりにもがっかりしたので 一言。

あらすじは

風我と優我と言う名の双子がいて
親に日常的に虐待を受けている。
二人には自分たちの誕生日に体が入れ替わるという現象が起こっていた。

と言うような感じなのですが
まず 虐待の描写がつらくて
何度も「読むの止めようかな?」と思いました。
その後も いじめや虐待や犯罪で
苦しむ子供や女性が登場し続ける。

本当に救いがない。
最後は犯罪者の一人に双子が一矢報いたようにも見える。

が とてもそれで帳消しになるとは思えない。
(もちろん帳消しにならないのが現実ですが)
そして悲惨さを書きたかったのなら
あまりにも内容が軽すぎる。

そして 極めつけは 
主役の双子に魅力がなく 全く共感できない。

これまでの伊坂作品は結構読んでいる。
そう言えば こういう一面を持った作家さんなのだなと痛感した。

これを面白いと言える人もいるのかもしれないが
自分はそうではありませんでした。
最近 耳をふさぎ目を閉じたくなるような事件が続いているので
そういう内容をポップ調で描こうとする神経を疑いました。

もし もっと訴えたい なにかがあったのなら ごめんなさい。
鶏頭だから分からなかったのかもしれません。

宮部みゆきの「模倣犯」
貴志祐介の「悪の教典」
に次ぐがっかりさ。

どちらの作家さんも とても魅力ある作品を書かれる。
しかし この2作品は 映画化など話題になった作品だが 
自分としては 心底がっかりし
出たら必ず買う!から
距離を置くきっかけになった。

伊坂さんもそうなりそうで 本当に残念です。

あくまで個人の主観です!
一言とか言っておいて
滅茶苦茶 批判してしまった。

あとで 削除するかもしれません。


いがぐりおは 
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