6月29日 「Colorful」

暑い、暑すぎる。
金曜より気温は低いはずなのに　
蒸し暑いからですかねえ。
節電と思って　エアコン入れてないんですが
限界かも・・・・


森絵都の「Colorful」読みました。

死んだはずの魂に　天使が言う。
「おめでとうございます。抽選に当たりました。」

大きな過ちを犯して死んだ罪な魂である　「僕」は
本来なら生まれ変われないはずなのに　抽選に当たり　
誰かの代わりとして再挑戦のチャンスを　与えられる。

下界での「修行」をこなすと　前世の記憶がよみがえり
己の犯したあやまちの大きさを自覚できた時点で
輪廻のサイクルにもどることができる。

ところが　「僕」の与えられた体　小林真は
最悪な人生を送っていた。
はたして　修行は成功するのか。
「僕」の犯したあやまちとはなんなのか。　


読みやすく　するっと入ってくる感じです。
途中からは「僕」に感情移入してしまい

「頑張れ　”僕”！！」

と　思わず応援してしまいます。
そして　ラストは・・・

なんか生きていることがつまらない。
自分の人生なんてこんなものか。

と下向きになっているとき　これを読むと
違った見方ができるようになるかもしれません。

お時間のあるとき　ご一読ください。