まんじゅうのつぶやき

まんじゅうです。読んだ本の感想や日々のできごとの忘備録です。最近栖が変わりました。

「宮廷神官物語」榎田ユウリ

2014-05-03 22:27:03 | 読書のすすめ
今日は30℃に迫る気温だったみたいですね。
ああ・・・・35℃を普通に超える日々がまたやってくるんですね。TT


さて 榎田ユウリの「宮廷神官物語」第1巻を読みました。

宮廷神官物語―選ばれし瞳の少年 (角川ビーンズ文庫)
カトーナオ
角川書店



時は春。
眉目秀麗な青年がぬかるんだ道で固まっていた。
氏は瑛、名は鶏冠。
年は数えの二十一。宮中にて神事に携わる神官である。
彼の視線の先、
鞋の上には蝦蟇ガエルが乗っており、何をしても微動だにしない。

ってな感じで始まる本書。
鶏冠は、王の命を受け伝説の「慧眼児」を探し田舎町へやってきていた。
慧眼児とは、慧眼を持って生まれた子供。
額に第三の目を持ち、人の善悪を見抜くとされている。

鶏冠が見つけた慧眼児、天青(てんせい)は
慧眼児の伝説とは程遠い、元気だが口の悪いみなしごの少年だった。

すったもんだの末、鶏冠と天青は都を目指す旅に出るが・・・


書評サイトにて先輩にご紹介いただいた本ですが、さすが!
角川ビーンズ文庫は、以前より別作品の出版で高い評価なのですが
ますます株が上がったわ。ほほほほ。

何が良いって、ストーリーがまず面白い。
ファンタジーの王道といえば王道なんですが
榎田ユウリは語りが上手い!

何より、王子様的な人がいっぱい出てくるぅではありませんか。
若干一名、ほんまものの王子が混じってます。
最後は、一番王子様っぽくなかった天青までも、王子の風格が・・・・

挿絵(カトーナオ)も麗しい。
最初のうち、読みながら時々表紙をがん見。
あ・・これが鶏冠ね・・で・・・これが天青。
といちいち確認し脳内イメージ作りに励んでいました。

はたから見ると不穏なオバサンだったのですが
途中でハタと気付いた。
挿絵ある。この本・・・^^;

読み終わってから、じっくり挿絵も堪能させていただきました。
(う・・・やっぱりへんなオバサン?^^;)

ちなみに私の一押しは、天青の同郷出身で彼を守る曹鉄。
え・・誰も聞いてないって?
やっぱり男は無口で、(私を!)守ってくれる人がいいわあ。

wikipediaによると全11巻。
今後の展開と曹鉄(のかっこよさ)が楽しみです。

いがぐりおの好みの女の子は・・・・蜂?
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