今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

新機動戦記ガンダムW OPERATION3 故郷 原作=矢立肇・富野由悠季 著=神代創 1996年11月1日 角川書店(2回目)

2017-01-03 09:11:13 | ガンダムW
かーえるあーいをしーんじてー→1回目



○ここまでのあらすじ
コロニーは OZのおかげで 平和です



第二章 哀しき宇宙

1 カトル咆哮


 二時間前に探知された未確認の飛行物体を追って、リーオー部隊がバルジから発進した。大きさから考えてシャトルではない。かといって、モビルスーツ単体とすれば大きすぎる。しかも、識別信号を発していない事から味方であるとは到底思えなかった。
「確認できたところではトールギスではないかとの報告が入っています」
バルジにせま~る白い影~
一体誰が乗っているんだ(すっとぼけ)


どうせゴミ掃除をするなら有効利用しよう(提案)
という訳で、2機の新型MSのテストを行うことに。
パイロットはトロワと、先日捕まえた01のパイロットです。
トロワ側からヒイロの機体を自爆させられるといっても、
よくもまぁと思わずにいられない人選。
レディ・アン、トロワのこと信用しすぎじゃね?


モビルドールも引き連れて出撃。
お掃除の時間よー。
 奴ら、私との戦いでモビルドールを倒しているのだ。宇宙でこんな事をやってのけるパイロットなどそうざらにいない。
トロワ&ヒイロ「誤爆しちゃった」テヘペロ
お掃除が終わったので、『地球からの親善大使』(自称)
ミリアルド・ピースクラフトを連行するであります。
ゼクス・マーキス?誰それ?


 宇宙に住む人々の大半は技術者や労働者である。安定した地球よりも劣悪な環境に耐え、さらに向上しようとするその気概が新たな力を生んできた。それを支援する財団のひとつに中東のウィナー家があった。
『劣悪な環境に耐え』は戦後の日本に通じるものがあるやも。
『向上しようと』した結果の今ならお前らせきにおっと誰かきた


実家に帰ったカトルだけど、
ウィナー氏は息子がガンダムしたことにご機嫌ナナメ。
「おまえに何ができる? 子供のおまえに何ができる!? 跡取りというのはな、親の言う事も聞くものだ。そこをもう少し考えろ」
 前半の決めつけるような物言いに対して、後半は微妙に口調が変わった。聞き分けのない息子にわかってくれと訴えるようにも聞こえる。
『親の言う事も』・・・・・・『も』だよ(重量)
まーよりによって息子がやらかしたのは怒鳴りたくもなる。
ただ、ウィナー氏は『平和的思想』を貫いてはいるものの、
その限界を薄々感じてはいるっぽいんだよなぁ。


「市民は自らの手で安全を確保したいのです」
「安全!? これがか!? おまえたちが勝手に武装したこの武器を見て安全とか平和とかいう言葉が浮かんでくるのか!?」
OZのせいでビーム砲の『ヤマアラシ』と化したコロニー。
しかし、L4コロニーの議会の連中は、
ウィナー家所有の資源衛星をOZに提供するべきで賛成多数。
市民もウィナー家のことを『独裁』とまで言い出す始末。
OZ否定派のウィナー氏は孤立していました。


OZを、武力を、そして戦争を断固否定したウィナー氏。
最期まで「とうそう」を続けました・・・・・・(´・ω・)
「誰もわかってくれないんだね、優しい人の涙を。これでコロニーは満足なんだ。あなたたちは満足なんだ! 僕は決して忘れない。そして、決して忘れさせないよ、この日の事を!!」
 カトルの哀しみの咆哮は重く、そして、どこまでも暗く響く。叫びが消えた後にはくぐもった笑いが漏れるだけとなった。
( ゚∀゚)アハハハハハ八八八/ヽ/ヽ/ヽ




2 武装する宇宙


「閣下が宇宙にみえられない以上、世界に正しい秩序は生まれません。私の仕事も終わりましたね」
 肩を落とし、イスに沈み込むレディ・アン。その姿には目的のためには手段を択ばない冷徹さもなければ、平和の使者として戦う事を否定する愛らしさもなかった。生きる目的を失った屍のような姿であった。

トレーズ様のために二重人格化までしたからな・・・・・・。
副官ニコルはロームフェラ財団のデルマイユに指示を仰ぎ、
旧連合派及び生きていたゼクスの抹殺に向け動き出す。


「不安を抱き続ける宇宙は地球を攻める。安定した大地を得るまでな」
 クラレンスが確信を込めて断言した。
 つまり、宇宙は武器を持たない世界を造るか、さもなくば地球以上の軍事力を持つしかないという事か。
ゼクス、旧連合派のコロニーと接触。
コロニーというものがミサイル1発でオダブツである限り、
この世から全てのミサイルが消えるか、
アンチミサイルを大量配備するかしかないと。
前者は・・・・・・うん。


話を聞いたゼクスがゆーうつになっていると、
ニコルの指揮の下OZがコロニーに攻撃を仕掛けてきました!
暴走したニコルは屍化中のレディ・アンを前線に送り、
態度が気に入らないトロワの身柄を拘束。
「兵士は多くの考えを持つ必要はない。平和など考えるのは上層部だけで良いのだ。我々が求めるのは勝利だけだ!」
 連行されていくトロワに向かって、ニコルは言い放った。
うん、まぁ、その、ガンバレな。


モビルドール相手に奮戦していたゼクスに、
トレーズ様から通信が入りました。
 トレーズはゼクスに訴えかけるような視線を投げかけた。
「一番身近な者を不安に陥れてしまう。こんな私に未来を語る資格はない。頼む、ミリアルド。彼女を救ってくれ」
 トレーズの声はゼクスが、いや、ミリアルドが幼かった頃から聞いたどんな声よりも感情をさらけ出していた。表情こそいつものトレーズだったが、淡々とした語りではなかった。
レディ・アンのこと、ちゃんと大事に思ってるんだよ。


勝利、勝利、勝利!
ニコルはコロニーに対してバルジビーム発射!
コロニーもレディ・アンも\(^o^)/
 トロワは壁を背にしたまま、冷静につぶやいた。
「コロニーへの攻撃はあのレディ・アンなら阻止するはずだ。コロニーのもろさをあいつは学んでいる」
 レディ・アンのふたつの顔、どちらでもそう考えるはずだという思いからだった。
トロワGJ
「コロニーの平和」という部分は共感できるからこそ
怪しいパイロットのことを信用しているのかもしれない。


レディ・アンはゼクスがギリギリで救出セフセフ
なお戦場でぼけーっとしたのがよかったのか、
レディ・アンはトレーズ様の真の理想に思い至りました。
 その目にはかつての力強さだけではない何かが宿っていた。
レディ・アン、復活。
10代の柔軟性があったからこその復活かなぁ。
もっと上だったら暴走戦死の流れだったかも。


突然ですが「今日の五飛さん」のお時間です。
「モビルドールの技師長の抹殺か。俺には小さい目標だな」
 つぶやき、シェンロンのバーニアを噴射させる。
ひゃっはーぶちころすぜー


7行後↓
「弾もなく、燃料もなく、おまけにろくな推進機能も残っていない」
バカなのしぬの・・・・・・えっ、ガチ死亡じゃね!?


しかし技師長ツバロフが捕獲のチャンスと見て生け捕り。
「ありがとうよ、お優しい技師長殿。哪吒、俺たちは強くなれるぞ。工場があるな。そこで強くしてもらえるかな」
そんなウマい話があるワケ・・・・・・あるのだな、これが。


突然ですが「今日のデュオ」のお時間です。
OZの月面基地を破壊しよう(閃き)
リーオーをゲットしたところまではよかったものの、
最近OZに志願した少女兵士・ヒルデと戦うことに。
「コロニーの平和のために!」
 その言葉にデュオは愕然とした。
 俺もコロニーのために戦ってるんだけどなァ。
なんだかなァ。


「俺たち馬鹿なんだぜ、きっと」
 そう言ってデュオは笑う。悲しいような虚しいような、そんな笑みだった。
「兵士はいつ死んでもおかしくない。コロニーの仲間たちがこれから何人も死んでいく。お互い自分の信じられる道で精一杯生きようぜ。そうでなけりゃ兵士なんかになれやしないよな」
デュオの言葉がヒルデの心を動かした結果、
デュオは月面基地に潜入成功!


そして――
「任務失敗か。基地も破壊できず、ドクターたちも殺せずじまいとはな」
ヒイロ、五飛さんとルームメイトになりましたとさ\(^o^)/
博士たちがこっそりガンダムを改良してるから(震え声)





3 ゼロと呼ばれたガンダム


 何もかもがなくなった空間を見て、新たなガンダムのコクピットではクスクスとパイロットの小さな笑い声が響いていた。
『新たなガンダム』さんがログインしました。


突如現れた謎のガンダムのパイロットは、
OZに対して民間コロニーを破壊すると通告。
ついでにガンダム04の設計図も送って来たらしいよ。
一体何者ラバーバ・ウィナーなんだ

とにかく放ってはおけない。
バルジの最高戦力、ヴァイエイト&メリクリウス出撃せよ!
 なぜだ?
 ツバロフは去っていくレディ・アンの背を見て内心でつぶやいた。
 確かに理屈ではトーラスよりヴァイエイトとメリクリウスの方が火力が上だ。しかし、レディ・アンの反応はそれだけではなかった。明らかにモビルドールを使いたくないのだ。なぜ今までモビルドール導入に積極的だったレディ・アンが急に使用をためらうようになったのだ?
エレガントになったからです。
老人にはエレガントな心意気がわからんのですよ。


謎のガンダムはカトルが乗っているに違いない――
そこまではガンダムパイロット4人の意見は一致。
しかし、それが反OZの味方なのかは2対2で割れました。
トロワとデュオは味方キタ派、ヒイロと五飛は敵かも派。


実際どうなんだろうね?
 コロニーの歴史が始まって以来、初めてコロニーは完全に破壊されたのである。
えっ


謎のガンダム、次のコロニーへ向けて移動開始。
トロワとヒイロも目的地をそちらに変更。
 「奴はコロニーを破壊した」
 ヒイロの声に含まれたかすかな感情を感じ取り、トロワは緊張する。
 それは怒りだった。
 ガンダムはコロニーのために戦う――。
 新たなガンダムにはその大前提が通用しなかったのである。
なんということを・・・・・・
CBの斬れたナイフせっちゃん、言ってやれ!
刹那「貴様はガンダムではない!」


ガンダム発見!
先行したリーオー部隊は壊滅。
超火力はもちろん対MSの戦闘力もバッチグー。
こいつがいればOZを叩くのなんて楽勝だな!
「それ以上近づかないで・・・・・・」
 トロワはそれでもカトルを信じていた。何があったのか知らないが、ガンダムを造り、戦っている以上、自分たちと同じ気持ちを持っているものだと。だが、ヴァイエイトをガンダムに接近させたトロワは己の間違いを悟らされた。
「駄目なんだよ! それ以上近づかないでっ!!」
えっ


ヴァイエイト、大破・・・・・・!
カトルは以前のカトルではなかったのです。
おーけー、まず話し合お
「カトル、お前を殺す!」
 ヒイロは言い放った。
この即決即断の行動力は尊敬に値する。


メリクリウス対『新型ガンダム』、ファイッ!
『バスターライフルより強力なビーム』の連射は、
守りのメリクリウスであっても耐え切れるものでは・・・・・・!
「死ぬよ、ヒイロ。でも僕は仲間を倒したくない。お願い、逃げて、ヒイロ。ねえ、聞いてるの、ヒイロ?」
「カトル、俺は逃げない。俺の後ろにはコロニーがある」
 ヒイロはメリクリウスのプラネイトディフェンサーを最大出力で展開し、コロニーとカトルの間に立ちはだかった。
何という主人公・・・・・・!



「ヒイロ、僕はそのコロニーが大嫌いになったんだ!」
 カトルの叫びはバスターライフルの攻撃となってヒイロに襲いかかった。
魔 王 降 臨


ヒイロとコロニーは絶体絶命\(^o^)/
 切れ切れの通信が不意にぶつりと切れた。
 コロニーの外周部で閃光がきらめく。ヴァイエイトの爆発。
魔王の怒りを鎮めるため、トロワは命懸けで
11行に及ぶ長台詞を言ってのけたのであります・・・・・・。


魔王が戦闘を停止した頃、OZでは大きな動きが。
ロームフェラ財団のデルマイユが軍事力での支配を宣言。
従わなかったトレーズ様はOZ総帥から降ろされ、
財団本部に幽閉されることとなりました。
 トレーズは思う。
 戦う事を忘れ、着飾った銃ではたとえ敵の胸板を打ち抜いたとしても私に感動を与えはしない。戦い続ける無垢なる者は無軌道なのではない。自由なのだ、心が。
この世界で1番自由な人が何か言ってる


財団派ツバロフの月面基地対レディ・アンの要塞バルジ!
「レディ・アン嬢、あなたは甘すぎた」
 ツバロフは別れの言葉の代わりにそう言うと、トリガーをぎこちなく引いた。
ツバロフが目論んだガンダムパイロット抹殺を阻止し、
レディ・アンは・・・・・・(´;ω;)




4 燃え尽きない流星


「以上が現在の状況だ。わかったな、ヒイロ?」
 そうドクターJが問う。
「了解した」
OZは財団派とトレーズ派に割れて内乱中。
ヴァイエイトの残骸は回収されたものの、トロワは生死不明。
月面基地にてレディ・アンも生死不明。
ぐだぐだですなぁ。

ヒイロとカトル、5人の博士はトレーズ派に匿われるも、
あっさり財団派に見付かってしまいました。
しかし即処刑にはならず、
ヒイロは新ガンダムのデータ取りに協力させられることに。
博士たちは人質かな?
「妥当なところだ。しかし、そんな事はヒイロには通用せん」
 ドクターJはにやりと意味ありげな笑みを浮かべた。
どんな状況でも信じる心が大切なんだぁ


そうは言ってもあなた、ヒイロだって人の子ですよ、
一応は世話になったドクターJが人質となれば
「俺の敵は俺の命を狙う者、そして、俺の命を弄ぶ者・・・・・・」
 こいつらを殺す!
ぜ、ゼロシステムのせいだから(震え声)
暴走した後、ガンダム・・・・・・ウイングゼロを放棄して、
ヒイロとカトルは基地を脱出し地球へ向かうのでありました。
理由?なんか宇宙の心が導いたんじゃない?(てきとう)


 確信を胸にサンクキングダムの海辺に立ち、リリーナは叫びを上げた。
「ヒイロ! 早く私のところに戻っていらっしゃい!!」
こっちも宇宙の心を感じているのか・・・・・・?((;゚д゚))


今回も締めはリリーナかと思わておいてー
「次なる時代にはそれにふさわしい力が必要となる」
 微笑みを浮かべ、モニターを見るトレーズ。
 そこにはウイングゼロのコクピットシステムと、新たなモビルスーツの設計図が映し出されていた。
エレガントに締め。



エレガントに古本売ってくるわノシ
1年の最初に大掃除をすることは過去との決別を意味し


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