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新機動戦記ガンダムW OPERATION3 故郷 原作=矢立肇・富野由悠季 著=神代創 1996年11月1日 角川書店

2017-01-02 07:36:58 | ガンダムW
OZの懐柔策による宇宙進攻で、ガンダムのパイロットたちは孤立へと追い込まれていく。「戻りましょう、宇宙へ!」反攻を期してコロニーへ帰還する5人。だが彼らはあまりに記憶と隔たってしまった故郷の姿を見る・・・・・・。一方、ゼクス離反後のOZもまた次第に不協和音を奏ではじめる。宇宙に満ちる狂気は、禁断のWガンダム0を闇から呼び起こすが!?人気TVシリーズ、白熱展開の第3巻登場!!
裏表紙より。
「禁断のガンダム」とか「封印されたガンダム」の方がよさげ。



第一章 裏切りの遠き故郷

1 故郷へ還る


「これがガンダムなのか? 地球のOZの基地を破壊している・・・・・・」
 これまで連合やOZからコロニーが送り込んだ破壊活動用モビルスーツの存在を示唆されていたが、その存在を確認した事はなかったのである。
コロニーの代表者たち暢気すぎ笑えない。


コロニーに『懐柔策』を取り始めたOZに対抗しようと、
宇宙へ帰還するため4機のガンダムは戦っていました。
ガンダムはコロニーの希望だよね応援しよう
「いえ、今はコロニーにとって迷惑です。OZに不信感を持たれる前に我々の態度をはっきりすべきです」
「愛するが故、誰よりもコロニーを愛するが故、戦う道を選んだのだ、彼らは。わずかな力で戦う。そのガンダムをなぜ守ってやれん!」
 名誉顧問のいらだちに満ちた叫びは、若い代表者たちだけでなく、自分自身にも向けられているようだった。
しかし、既に遅かった。


なおガンダムが1機少ないのは
「俺の任務はOZの組織壊滅だ。OZが宇宙に昇るならそれも叩く」
 つぶやきが、人混みにまぎれて消える。
「しかし、ウイングは宇宙では使えない。ならば、俺はこの手でOZをやる」
邪魔なのでガンダムを地球に置いていくという。
支援者に預けるんじゃなく海中に置き去りて。
が、この判断は正しかったことが後々証明されることに。


OZはガンダムを開発した5人を全員捕まえました!
「ま、しばらくはOZの出方をうかがうとするか」
 ドクターJを含む五人は虜囚という身分に何の不安もないように、どっかりとベッドに腰を下ろした。
全員60代?
それぞれが地下運動を続けていただけに図太い。


この開発者たちは、OZが今後の主戦力として考えている
M『無人戦闘システム』搭載のMS『モビルドール』が大嫌い。
「若い者は合理的に考えたがる。ならば戦争こそ合理的ではないのだがな」
 巨漢の老視Oはがっしりした体格をそびやかし、低い声で諭すように言う。
それな。


レディ・アンは5人にガンダム越えの新機体製作を要求。
『ゲーム盤』の手伝いはお断りしていたものの、
宇宙に上がったガンダムパイロットが1人OZに探知されたため、
その身の安全と引き換えに止むを得ず了承。
取引直後にパイロット抹殺指示を出すレディ・アン鬼やわー


地球でガンダムを失った(敵排除に自爆)カトル\(^o^)/
と思いきや、偶然先にカトルを発見した連合残党に助けられ。
どうにかOZの手からは逃れたのでした。
 自分たちを裏切った故郷に還ってきた五人のガンダムパイロットたちは、送られてくる任務も情報もなく、自らの考えで戦う敵を求めるしかなくなったのである。
さらに孤独な戦いが始まる。





2 ゼクス・マーキス死す


「な!? 貴様たち! や、止めろ!!」
 蒼白になったツバロフが後ずさりする。
「トレーズ特佐の命令により、ここであなたを射殺します」
 実験場ではトレーズがモビルドール五機をビームサーベルで斬り捨てていた。
「我々の勝利だ。命令を解除する」
トレーズ様はモビルドールの開発責任者ツバロフに対し、
モビルドールの意外な(?)弱点を実演で証明。
トレーズ様もモビルドールのことはお好きでないご様子。


ロームフェラ財団に逆らったゼクスは反省の色無し。
でも裁判をやられるとOZ的には大変よろしくないので、
ゼクスは1人で連合の残党共と戦わされることになりました。
たった1人で戦って散るなんて『伝説』ダナー
 月明かりが人気のない浜辺を白く、静かに包み込むような柔らかい光で照らし出していた。
グッバイゼクス永久にーーー


デュオの乗るHLVがOZに見つかった!
「新型もお出迎えとはありがたいね」
 コクピットでデュオは苦しげに吐き捨てた。ここまでの数日間、十分な食糧もないままに漂流してきたため、体力が削り取られていたのである。
しかも宇宙用の新型トーラスに対しデスサイズは地上用。
まー勝てないよね\(^o^)/
OZはガンダム02とガンダムのパイロットを手に入れた!



 恐怖である。
 恐怖が武器を取る事をためらわせたのである。それがヒイロ・ユイの武器放棄の平和思想を生み出す源にもなっていた。
コロニーが武力を持とうとしなかった理由。
ビーム1発でヘタすりゃ数百万人が・・・・・・という、
まーとてもドンパチできる環境じゃない。


そんなコロニーに対し、OZの懐柔策は順調に進んでいました。
 コロニーにとって本当の味方は誰か。
 それすらわからぬ状況にコロニーの市民たちはいつの間にか置かれていたのである。
そもそもガンダムを知らなかったっていう。
一部のコロニー居住者によるテロってのは嘘ではない話。


捕まえたガンダム02とパイロットを公開処刑すれば
危険な連中からコロニーを守るOZというイメージは完璧に。
 現在の状況は俺たちに不利だ。これ以上不利な要因は取り除く。
 ヒイロはもう一度デュオとデスサイズの映像に鋭い目を送ると、ロビーを立ち去った。
戦友を助けに行くんだね!ね!


ヒイロはOZの宇宙における『本拠地』要塞バルジに潜入。
見つけ出したデュオに銃を向けるも、
とりあえずデュオはまだ動けたので一緒に脱出。
動けないほどの怪我をしていたら・・・・・・(;`・ω・)

偶然にも、同じタイミングで五飛さんがバルジを襲撃!
間の悪い事に指揮官のレディ・アンは外出するところ。
慌てて副官のニコルがMS部隊に迎撃を指示。
 しかし、緊急発進ではモビルドールシステムにターゲットをインプットする余裕がないため、有人機ばかりになった。宇宙用に改造されていないシェンロンでも、友人トーラス相手なら何とか戦える。
非常に高性能かつ産廃なモビルドール。
今後何度もこういった場面があるのは、
モビルドールイクナイ(・A・)を強調したかったってことかな。

なおバルジの主砲でガンダム05にダメージを与えたものの、
突如レディ・アンが平和モードになり追撃の機を逃すことに。
コロニー懐柔と対ガンダム戦との切り替えが大分混乱してる。




3 OZ特士トロワ・バートン


「レディ・アンに任せた形になったが、どうやらコロニー市民からこのモビルスーツのパイロットを選抜するらしい」
「ひょっとすると、おもしろい事になるな」
 何か思いついたのか、ドクトルSがニヤリと笑みを浮かべた。その考えを読んだか、隣でプロフェッサーGは苦笑いを浮かべる。
「幾ら何でもそう上手くはいかんだろう」
「まあ、ヒイロはそんな回りくどい手はとらんな。もっとこう、一気に片をつけるタイプだ」
どんな手かな?(すっとぼけ)


~パイロット大募集!!~
未経験者歓迎!
一緒にコロニーの未来を守ろう!
基本給××円危険任務手当有(妄想)
OZはトロワ・バートンという優秀なパイロットを採用しました。
「特佐、トロワ・バートンは異常です。幾らシミュレーションをこなしたからといって、初めての実戦であんな回避行動ができるはずありません」
確かに怪しいですなぁ。


「経歴は完全にチェックしたのだろう?」
「はい、それは間違いありません」
「ならば彼には秘めた才能があったのだ。これまで発揮する場のなかった才能がな」
レディ・アン楽観的すぎワロタ
まー一応「ガンダムのパイロット」の可能性も考えて、
ちょっとしたテストは用意していたけれども。


コロニーの街を歩いたデュオの感想は――
 ニュースペーパー、ショーウィンドウのTV、パイロットの募集ポスター、宣伝用モニター――ありとあらゆる所にOZという言葉があった。
 どうしてみんなこうも簡単にOZにだまされるんだ?
支配者が代わるのって、結局市民には関係無いのかもしれない。
関係無いってか、日常に影響が出るまでのラグがある。


トロワ・バートン、第二演習に入るであります
 モニターの中でガンダムが鉄くずと化していく。
 共にコロニーのために戦ったガンダムがコロニー市民の憎しみを受けて崩壊していく。
 トロワの目には一瞬、デスサイズの姿にヘビーアームズがダブって見えた。
・・・・・・(´・ω・)
実は感情の試練が1番多いのはトロワなんじゃないか。
そういう場面に追い込まれやすいというか。


トロワ・バートン、新型パイロットに決定であります
大型ビームキャノンを持つ攻めの機体ヴァイエイトと、
ビームを防ぐバリア発生装置を持つ守りの機体メリクリウス。
今日はメリクリウスのバリアをテストするよ・・・・・・
なんかヴァイエイトが動いてんですけどー!?
「伏せるんじゃ!」
 ドクターJの叫び。
 次の瞬間、ヴァイエイトのビームキャノンからエネルギーの束が発射され、メリクリウスの防護フィールドに飲み込まれた。
とても過激なテスト、じゃなくて侵入者だ!


一体何者なん
「どうじゃ、ワシの兵器は優秀じゃろう?」
「まったくなぁ。OZに採用される奴もなかなかだが、ワシたちの命を狙いに来るなんざ、最高だな」
 プロフェッサーGはトロワに銃を突きつけられて歩いてくるヒイロを見て、
いかにもおもしろそうに答えた。
みんなイカレてるでござる


○ガンダムのパイロットたちの現状
ヒイロ
 ガンダム開発者たちの抹殺を狙うも失敗、OZに捕われる
デュオ
 OZに捕われるもヒイロの助力で脱出、コロニーに潜伏
トロワ
 新人パイロットとしてOZに潜入
カトル
 OZの襲撃から逃れた後は不明
五飛さん
 要塞バルジを襲撃するも失敗、逃走後は不明

うーんトロワが1番優秀で、失敗したヒイロは努力賞かな。
他3人、特にカトルはもう少しがんばりましょう
・・・・・・と思ったら、頑張り過ぎちゃうんだなこれが。


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