毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「大晦日、カツカレーと巻き寿司の食事会」No.2152

2017-12-31 21:42:56 | 中国事情

  

昨年の12月31日は

翌日の新年会に向けて夜遅くまでカレーを作っていました。

今年は、今日大晦日の昼に、

日本語学科一年・三年の総勢13名+私で日本料理の食事会をしました。

(カレー作りは昨夜のうちに)。

 

日本風に言うと忘年会でしょうけど、この「忘年会」の名前に違和感覚えて、

ちょっと使い辛くなってきました。

今の感覚を強調して言えば、

「『一年間の嫌なこと、辛かったことを忘れる』って、忘れてどーする!

まっさらな気持ちで『明けましておめでとう』って、健忘症かい。」

・・・・・・・・・

こんな悪態をつきたくなるほど、

近年日本人はあまりにも次々と重大なこと

(例えば3・11とか、オリンピックは当初「復興」オリンピックだったとか)

を、ガンガン忘れていっていると感じる今日この頃です。

これ以上忘れてはただのアホでは?ということです。

 

おっと、話を食事会に戻しましょう。

定番のチキンカレー(鶏がらスープからとるので、

自分で言うのもおこがましいんですが美味しいんですよ~)は、

昨夜、今学期初めてのワインを飲みながら作っておきましたが、

今日は人数が多いのでカレーだけでは足りないと、今朝はっと気がつき、

急遽、巻き寿司を各自が作って食べてから、カレーに進むことにしました。

メンバーは入学して日本語歴3ヶ月の一年生10人(一人英語学科が混入)と、

3人の三年生でした。

本当は三年生もどっと来る予定でしたが、1年・3年合同となったので

人数が多くてたいへんだろうと皆遠慮して(明後日テストということもあり)、

3名が代表派遣で一年生の面倒を見たり、

台所で私の手伝いをしたり、と先輩役を全うしてくれました。


私の体験した2つの中国の大学では両校とも初め、

日本語学科の異学年交流はほぼない状態でした。

コンパもなんもしていなかったんです。

伝統的に、そんなものはないのだそうです。

先輩が後輩の面倒を見るのは、

日本型「タテ社会の仲間意識」かも知れませんが、

身分制度とは全く別次元の話であり、

先輩の知恵と経験を後輩にパスすることは単に後輩のためだけでなく、

彼らが所属しているグループ全体の仲間意識が強まり、

グループ相互の助け合いが自然にできるようになるという利点があります。

そういうわけで(笑)今日、一年生の脳裏には、

ただカレーライスを食べた、寿司の作り方が分かった、というだけでなく、

日本語学科というグループイメージが微妙にプラス形成されたはずです(ニヤリ)。

 

明日は元旦で休みですが、明後日から本格的なテスト週間に突入です。

こちらではお正月気分は春節までおあずけです。

 そうは言っても二階の共産党書記の部屋ではカラオケ大会やってて、超煩い

   

   ↑↓ 一昨日のキャンパス。冬になり空気は次第に悪くなっていますが太陽が出て気持ちよかったです。

  


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2 コメント

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今年もよろしく・・・ (こきおばさん)
2018-01-01 13:51:33
 昨年は、あまりいい年とは言えませんでしたが、ブルーはーとさまとお知り合いになったことが、一番の収穫でした。今年もよろしくお願いいたします。

午後少し風が出てきましたが、晴れ渡ってとても穏やかな元旦です。この辺では元旦にはお吸い物を頂くことになっていますので、我が家もお吸い物から新年の膳を囲みました。
今年1年こんな風に穏やかであるといいのですが、そうはならない予感ですね。
今年もいろいろなことを教えて頂きながら、後をついていけたらなぁと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。
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よろしくお願いいたします (ブルーはーと)
2018-01-03 21:45:47
こきおばさん様のおうちでは、ご家族そろって新年の食卓をかこんでいらっしゃるのですね。そのような家族は日本では年々少なくなってきているようです(かく言う私も2人の子どもが自立して以来、一人で好き勝手に羽ばたいているので新年も何もあったものではありません(笑))。日常的な家族の形態は変わっても、親が子を大切に思う気持ちは全く変わり無いと思っていますが、やっぱりあるかな(笑)?
今年も何だかでこぼこ道が続きそうですが、亡くなった人、この世に現存している人を問わず、大切な人との繋がりを思いつつ、ボチボチ歩いていこうと思っております。
今年もよろしくお願いいたします。
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