毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「2年生の会話特訓」No.1487

2015-10-19 22:11:07 | 日本語

毎週月曜日は授業がありません。

そこで夕方4時半から6時まで2年生のペア会話特訓をしています。

一人が軍人になって抜けてしまい、現在総勢21人の2年生クラスは、

語彙量、聴解力にきわめてすぐれた2人の男子と、

とんでもなく上手くないその他の子たちで成り立っています。

今日は、その他の子たちです(笑)。

しかし、1年での練習量が極端に少なかったことが主な原因で、

このように個別特訓をすれば、あきらかに上達します。

時間が許す限り、放課後特訓を続けるつもりです。

学生たちも嫌がっていないしね。

今日は、授業で発表するペア会話の発音、アクセント、抑揚などの練習でした。

会話内容は自分たちで考えたものです。

今日の二人はスポーツ好きなだけあって次のような原稿を作りました。

(私の添削済みです。例えば「大阪隊」を「大阪チーム」にするとか)

―――――――――――――――――――――

(月曜日の朝)

A:ああ、呉さん おはよう。調子はどうですか。

B:おはよう、はい、元気です。 梁さんは?

A:もちろんいいですよ。ところで週末サッカーの試合を見ましたか。

B:もちろん! 大阪チームは強いね。彼らはきっと今年度の優勝者ですよ。

A:そうですよね。ぼくもそうだと思うよ。 

B:ああ、サッカーがしたい!今日の午後、いっしょにどうですか。 

A: する、する、するよ。  授業が終わったらすぐ行くわ。

B: ああ!ついにサッカーができるんだ!嬉しいな!!!

 

(運動場でサッカーの後)

A: 吴さん、一緒にカラオケに行きましょうか。

B: 行きたいんですが、精読の宿題をしないと……。

A:なに? 精読の宿題?

B:ああ、梁さんは病気だったので分からないですね。

A:そうですか?何の宿題ですか?

 

B:「一番好きな映画」のについて 作文にを書くことですよ。

A: よし、分かった!それじゃあねえ!

 

B:バ―イ!

―――――――――――――――――――――――

どうです、皆さん。

内容がメチャ可愛らしいでしょう。

まず、丁寧体(です・ます体)を習うので、

友達同士の会話でもたいへん礼儀正しいです。

これが知ったかぶりして普通体をどんどん使いだすやいなや、

失礼も極まりなくなってしまうので、

普通体って、本当に難しいなと感じています。

文末に「ね・さ・よ・わ」を適切に使ったり、

さらにイントネーションを言い分けるのは、

アニメやドラマで研究してもらうしか方法はありません。

私へのメールや電話で普通体を連発するのには、

逐一取り立てて対処しています。 

それが親切だと信じて。


特訓後、6時前に教室を出ると、

夕暮れの中、学生たちが続々と新食堂を目指して移動中でした。

そこは2元から8元ぐらいまで、予算に合わせてかなり幅広い選択ができます。

私は昨日は8.5元と贅沢したので、今日は3元のご飯・おかず2種セットを食べました。

1元は約20円ですので、60円ということになりますね。

とにかく安くて、嬉しいですよ。


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