毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「冷蔵庫修理はまだ途上」No.1741

2016-08-31 10:08:36 | 中国事情

さて、昨日もあたふたと時間が過ぎました。

3日前28日午後7時半ごろ宿舎に戻って冷蔵庫が壊れているのに気を取られ、

実は、いつから授業が始まるかの確認をしていませんでしたが、

授業は翌29日から開始でした(笑)。

29日、冷蔵庫のことをオフィスのMr.張にメールと携帯メッセージで訴えて、

(早く返事をくれないかな)と待っていた午前10時10分のこと、

携帯が鳴るので出たら懐かしい新2年の韋彤さんからでした。

「先生、教室が変わりました。知っていますか。」

と言うので私は新しい教室の番号を聞き、

久しぶりだから11時半ごろ昼ごはんを一緒に食べようと誘いました。

韋彤さんは冷静な声で

「もちろん嬉しいです。でもその時間は授業中です。」

と言います。

「あ、そう。何の授業?」

と聞くと

「先生の『日本国家概況』です。先生は今どこにいますか?」

と言うじゃありませんか。

その時、私は髪も解かず、パジャマ姿で部屋のエアコンでチーズとマーガリンを

冷やすのに余念がなかったのですが、授業は10時10分から始まっている…。

しかし、臨機応変力に優れた私は約15分後、既に教壇に立っていました。

3分で着替えして顔を洗い、30秒で日焼け止めクリームを塗りたくり、

後は教科書を鞄に詰め込んで、ぶっ飛んでいくだけです(道のり約10分)。

ああ、キャンパスの中に宿舎があるのって、便利~~。

取りあえず「夏休みの体験発表の準備をしておいてください。」

と言っておいたので、2年生諸君は練習しながらニコニコと出迎えてくれました。

そこに、新しいメンバーが座っていました。

経済学部から転部して日本語学科に入った学生です。

日本語は全く初めてで、夏休み自分で五十音を書く練習しただけです。

私は即座にチュータリングしなければならないと決意し、

早速昨日から放課後特訓を開始しました。

冷蔵庫問題ばかり考えていられなくなったのです。

 

で、昨夕特訓を終えて宿舎に戻り、パソコンやらマナーモードの携帯やら

チェックすると、Mr.張からの膨大な量の電話とメッセージが……。

彼は私の授業時間割を知っているので、

4時20分には授業が終わるから5時には宿舎に帰るはずだ、と判断し、

電気修理屋さんに5時に私の宿舎に行くように伝えていました。

同時に私にも電話やメッセージを送り続けていたのですが、

あいにくその時私はすでに授業中で、

携帯をマナーモードにして鞄に放り込んでいたので気づくはずがありません。

放課後はすぐに転入生に特訓です。もちろん、マナーモードはそのままで。

 

Mr.張の電話の嵐に対して、

(だいたい、わたしゃ午前中が都合がいいと伝えておいたのに

何で勝手に午後5時なんかに設定すんねん。

しかも、「1時間も待った」とか私が悪いのかよ!

きちんと約束時刻設定しろや)とむかつきましたが、

そうです。これが地元の時間設定感覚なんでした。

私はMr.張に自分の事情をメールで説明し、携帯でメッセージも送り、

13回も電話をくれたのにマナーモードで気づかなかったことを詫び、

改めて午前中に来てくれるように言ったのでした。

 

今朝7時50分、Mr.張から、

「リペアマンたちが今そちらに向かっているから

ビルのドアのカギを開けておいて。」と電話がありましたよ。

全て時間間隔の違いです。

7時50分から他人に電話するのも、

ギリギリ間際に時間設定するのも、この地元方式です。

ここでは、ずけずけとまではいかなくても、

自分の事情を遠慮せず言いあうことは、決して相手に悪い感情を与えません。

日本では(主張しすぎ)と取られかねない言い方でなければ通じないのが、

ここの感覚です。

私の前の日本人教師も、半年間ともに働いた日本人の先生も、

直接相手(オフィス)に言うことをとても遠慮していました。

それが一般的な日本人感覚なのか、

日本の「地の果て」北海道知床出身の私には分かりませんが、

次第にここの方式に染まってきている自分を感じます。

ていうか、慣れたら気が楽ですよ。この方式は。

 

 

 

 

 

 

 

 

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1 コメント

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自分のことは棚にあげて (田中実)
2016-09-02 01:16:37
自分のことは棚にあげて、たいそう他人、いや他民族の悪口を言うんでね。
自分の遅刻も「知らせなかった中国人が悪い」と言いそうですね。
そして、「事情も知らないで」と私も罵られる。
中国に長く住んる人なら、それなりにトラブル回避の術を身に付けているはずですがね。
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