毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「カレーとトンカツとケーキでさよならパーティー」No.2003

2017-07-10 23:07:27 | 中国事情

午前は市内中心部の中国銀行まで出かけて人民元を日本円に両替し、

午後は宿舎に帰ってカレーとトンカツを作り、

夕方6時からの2年生「さよならパーティー」と、

最近では最もバタバタした一日でした。

下は、試験の合間を縫って両替について行ってくれた3年の鄭秋燕さんです。

ありがたいことです。

日本人だと約5万円しか両替してくれないので、

いつも学生に頼んで、両替してもらっているのです。

中国銀行の支店は市内にいくつもありますが日本円に両替してくれるのは

菏澤市ではここだけです。

さて、帰るや冷凍しておいた豚肉を解凍し、

夕方の支度開始です。

最近、まともな料理を作っていないのでやや緊張気味(;^_^A

これぐらいで足りるかどうか……。

夕方、早めに来た班長唐瀾さんと学習係韋彤さんはすっかり意気もあって、

トンカツ用のパン粉作り、豚肉に小麦粉、卵、パン粉をまぶすのを

手伝ってくれました。おかげで迅速に揚げられました。

そうこうしているうちに、11人が勢ぞろい。

皆、何をどうするか慣れていて、てきぱきテーブルの準備が整いました。

思えば1年半前、初めてこの宿舎に遊びに来たときに、

恥かしくてトイレを借りることができず、

さようならした後、思いっきり走って寮まで帰った子もいるのです。

今、その話は伝説化しています(笑)。

教師の家に招待されるなんて、生まれて初めてだという子がほとんどでした。

さあて、カレーとトンカツにみんなが持ち寄ったものを加えて、

豪華な食事会が始まりました。まず、写真。

直径30cmぐらいの大きいケーキです。

これもネットで買ったのだそうです。

チョコカードは「いつも傍にいられたら最高!」みたいな感じかな。

実は、2年間ともに励ましながらやって来たメンバーの一人が

去っていくのです。

 

班長の唐瀾さんは、もう、来学期ここに居ません。

青島大学の交流生として一年間青島に行くのです。

クラスに寄与するところの多かった彼女が去るのを寂しがりながら、

他のみんなは(自分たちはここで頑張る!)と決意しています。

別れが、一人ひとりの心にじわじわ沁み込んでいくような時間でした。


ちょうど日本僑報社から園丁賞が届いていたので、

記念撮影するため、箱から出しました。

左から二番目が唐瀾さんです。

ほとんどの人が1500字~1600字の作文を3種類(テーマが3種類あったので)

全て書きました。この園丁賞は二年生の頑張りがあってこそです。

 

 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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かわいい! (こきおばさん)
2017-07-11 06:39:02
こんなに笑顔の素敵な可愛い生徒さん達に囲まれて、良い時間を過ごせましたね。

長男も次男も、高校時代に部活でお世話になった恩師に可愛がっていただき、恩師亡き後、今もその奥様と親しくさせていただいています。
バーベキューやお餅つきに毎年お招きいただき、家族を連れてい邪魔していました。恩師とのこんな交流は今、日本では皆無状態です。
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教師もたいへん (ブルーはーと)
2017-07-12 11:23:14
こきおばさん様
はい、この子たちは私の宝物です。でも、日頃授業ではそんなことは噯にも出さず、「これで本当に勉強しているんですか、ええ?」とか言っているんですけどね(笑)。
中国では老師は授業外でも偉そうにして、学生と親しくしないそうです(若い老師はそうでもない感じですが)。
一方、日本では、先生の家に遊びに行く途中事故に巻き込まれたりしたら先生の責任が問われるので、招くに招けない世知辛い社会になってしまったようです。私の知っている日本の教師たちはとても熱心で、昼夜問わず子どものことを考えている人が多いんですけど……。残念ですねえ……。
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