毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「菏澤学院初の日本語コーナー始まる」No.1495

2015-10-30 20:32:01 | 中国事情

昨日・今日の菏澤の天気

10/29(木)p.m.2.5指数129(軽度汚染) 気温5-18℃ 晴れ時々曇り

10/30(金)p.m.2.5指数65(良好) 気温4-16℃ 晴れ時々曇り

毎日朝夕着実に冷え込んできた菏澤ですが、

蚊だけはいつまでも元気に睡眠妨害してきますよ。

学生の一人が「蚊は菏澤の特産品です」と言っていましたが、

言い得て妙だと感心しています。

北海道では雪虫が飛び交う季節でしょう。

ここのキャンパスではあちこちで乱舞する蚊の群に突っ込んでしまいます。

 

さて、私のここでの暮らしも2か月が過ぎましたが、

ただ布団や蚊の文句ばかり言って暮らしていたわけではありません。

この大学日本語学科では今だかつて一度もやったことがないという「日本語コーナー」を、

10月初めの国慶節明けから毎週金曜の午後4時半から6時まで、

英語クラブの部屋を借りていよいよ始めたんですよ。

今日は3回目でした。

初回10月16日は物見遊山のお客さんみたいな参加者も多く、

総勢63人しかいない日本語学科の学生の半数以上の38人も来ましたが、

翌週は21人、今回は28人と、落ち着いてきました。

 

↓左は3年の李倩さん(日本語コーナーの世話役の一人)。

一生懸命日本のアニメ「トーキョーグール」の主人公の説明をしていますが、

「彼は他人のさらを飲みました。」で、みんな(?_?)。

よくよく聞くと「血を飲みました」の間違いでした……。

 

 

先週から、話し合ったことを各グル―プごとに発表してもらっています。

今日はほとんど3年生が発表しました。

こんな場で日本語の発表をしたことのない人ばかりです。

今日のトピックは「自分の好きなアニメ」でしたが、

『話したことを羅列するだけでなく、まとめ方を工夫すること』

という私の注文を受けて、先週より確実に上手にまとめていました。

正直、最初はどうなることかと案じたスタートでしたが、

これから楽しみになってきましたよ。

 

↓3年生の宇蕾さん。メモもほとんど見ないでの発表は頼もしい限り!

 ↓アルバイトの傍ら駆け付けた王天華さん。

「まだ発表していないから、今日は天華さんが発表してね」と言われ、

とっても困った顔をしましたが、嫌と言わず、がんばりました。

 

↓2年生の袁宏宇さんは、アニメが好きでたまらない様子が言葉の端端に。

流暢な日本語はアニメのお蔭でしょう。

「おねえ」とか「ロリ」とか、私にはよく分からない単語を実に楽しそうに紹介していました。

 

↓授業では後ろの席にひっそり座っている3年の朱子鵬さんも、

話せば話すほど上手になるだろうと思える子です。

朱さんの左隣りに座っているのは、

「1年生は来なくていい」と言っているのに参加し続けている1年生、

朱子鵬さんと同じ広西チワン族自治区出身の韋彤さん。

もう、ちゃんと会話の中に入っています(好きなアニメは「殺人教室」。わたしゃ知らんがな)。

↓3年の葛琛さんもメモなしで話しています。

彼の好きな作品は「名探偵コナン」、特に音楽が好きなんだそうです。

コナンの他には「ドラえもん」「犬夜叉」「夏目友人帳」などの名前が多くあがっていました。

「NARUTO」はたった一人、「ワン・ピース」や宮崎アニメについては

誰も挙げていなかったのが意外です。

↓中国のアニメと日本のアニメを比較し、

中国のは幼稚で作品数も少ないというのが学生たちの見解でした。

日本のアニメは情趣がある、新鮮な感覚がする、とも。

↓ピンボケですが、3年の滕康さんはナント!「らんま1/2」

作者の「高橋留美子」、主人公の「早乙女乱馬」という具体名まで述べて推薦したので、

嬉しくなりここに掲載するものです。

その左に座っている4年の張燕さんは「ちはやぶる」が好きだと。

アニメの歴史にまで言及したこのグループは濃い!

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