毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「菏澤のグルメラーメンを食べた」No.2679

2019-11-10 15:01:38 | 中国事情

アニメ映画「天気の子」を観たあと、

皆で、日本語学部2年生のクラスメート韓璐さんがアルバイトしている

近くの食堂へラーメンを食べに行きました。

これはこの店の一押しラーメンです(14元=約220円)。

油菜(ヨーツイ)、香菜(シャンツイ)とともに麺の上に載っているのは

実は、豚の脳みそです。

皆さんはどうお感じになるでしょうか。

(わざわざ食べなくても他に食べるものがあるだろうに・・・・・・)

と思われるかもしれませんね。

店で聞かされたとき、私の脳裏にも一瞬、

(これ、豚に失礼では?豚権無視では?)という感覚が過ぎったのですが、 

数秒で(食べよう)と決意しました。

豚は肉のために既に殺されています。

それならば、その一頭の豚の肉だけでなく、骨も、脳もいただくのが

豚の命を粗末にしないことですからね。

象牙のために象を殺すこと、

リビングに頭を飾るためにライオンを殺すこととは違います。

・・・・・・・・・

豚の脳は、魚の白子とよく似た淡白な味でした。


キャンパス内を通って帰る途中、

正門のモニュメント「夢が始まる場所」で合唱クラブが練習していました。

人々の声が集合してしか出せない厚みと幅のある音声が

柔らかい暗がりを通じて静かに胸に入ってきました。

 

コメント (2)
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「中国の映画館で日本のアニメ映画を観た」No.2678

2019-11-10 13:14:11 | 中国事情

  

 図書館前の銀杏がすっかり黄色になり、もうすぐ各家庭に暖房が入ります。

しかし石炭燃料なので、その分一気に空気が悪くなります。

 

さて、金曜の夕方二年生の王征さんたち3人と一緒に

キャンパス横の映画館に日本のアニメ映画を観に行きました。

花金ですがそれほど混んでいなかったのは、

王征さん曰く、

「みんな、他のオシャレで大きい映画館に観に行っています。金持ちですから」

とのこと。

中国語字幕があるので、

日本語学部以外の学生達も(と言うか私たち4人以外は全部他学部の学生達)

総勢50人ぐらい観に来ていました。

下は映画上映前の注意表示です。

「公共の場では大声で騒がず、静かにしましょう」

日本では実に多くの注意が具体的に並べられ、それだけで何分もかかりますが、

ここではこれだけです。

ここにも大雑把なお国柄が表れていますね。

前から二番目の席でストロボを使わず

ひっそり撮るので問題ないと判断しました。

中国で「東宝」のマークを見たのは、

昨年4年生だった韋彤さんたちと観た「鎌倉ものがたり」以来二回目です。

今回観たのは、

中国でも爆発的にヒットした「君の名は」の新海誠監督の「天気の子」です。

先日、二年生の王征さんが、

「先生、『天気の子』観てきましたよ~!」と言うので聞くと、

すぐ近くの映画館でやっているとのこと、

早速ネットでチケットを買ってもらいました(21元=約330円、安い!)。

王征さんは恐らく私に気を使って、もう一度観に行きました。

「『天気の子』はすばらしいので何度でも観たいですから」と言って。

遠慮しながら撮った写真はこれだけ、あとは映画に集中しました。

実は私は、新海誠監督作品を観るのはこれが初めてです。

私の頑迷な性癖の一つに、人気が出たらすぐ飛びつくことはせず、

ブームが去った頃おもむろにアプローチするというものがあります。

これで何回チャンスを見送ったことか(笑)。

新海監督は長野県生まれだとか、

作品から何かしら長野県民らしさが滲み出ているように感じたのは

私だけでしょう、ぜったい(笑)。

ちなみに私は、以前長野県に引っ越そうかなと思ったほど

長野が好きなんです。

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