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にわとりのにわ a hen's little garden

歌うたい時々クラリネット吹きの日高由貴のblog。
ちいさなこころのにわの風景をすこしずつ書きとめていきたいです。

抵抗を縫うーチリのキルトにおける触覚の物語

2010年10月13日 | 日々のこと



大阪大学総合学術博物館で、きのうから南米チリのキルトの一種の展示が行われています。

ご興味のある方はご覧ください↓
http://www.museum.osaka-u.ac.jp/jp/event_content/arpillera/index.html


以下、紹介文の抜粋です。

***

開催趣旨
 本展覧会は、南米チリのキルトの一種、アルピジェラ arpillera の運動を紹介するものです。ピノチェト政権下のチリでは、拡大する貧富の格差に苦しみ、また夫や息子が行方不明となった女性たちが、身近にある布切れを縫い合わせてメッセージ・アートを作り、自分たちの生の実態を国内外に伝える活動をおこなっていきました。このキルト製作のムーブメントは、日常生活のなかで経験される政治問題や、女たちの抵抗、およびアートを通じた社会メッセージの発信など、こんにち関心を集めるトピックの数々に多くの示唆を与えてくれるものです。
 本展は、世界各地でアルピジェラ展を開いてきたロベルタ・バシックさんをゲスト・キュレーターに迎え、1970年代~1980年代に作られた作品を中心に、約40点を展示します。日本では触れる機会の少ないアルピジェラをじっさいに目にする貴重な機会となるでしょう。

***

ちなみに、博物館内のカフェは、店員さんの感じがよくて、リーズナブルでおすすめです。(HPに、このカフェの紹介もあればいいのになあと思います。そういう場所や、そこで働いているひとたちの果たしている役割の大きさが、もっと評価されてもいいのになあ。)

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5 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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むかし (chikageh)
2010-10-14 22:42:12
ピノチェト政権下のチリに潜入撮影した『戒厳令下のチリ潜入記』という映画を観たことがあります。たしか表向きはCM撮影のためチリの自然を撮影するという名目で、許可を得て撮影したものでしたが、ブログを拝見して、何十年かぶりに思い出しました。今日、チリで33人全員救出されたというニュースを世界中が注目してみていましたが、隔世の感があります。
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ありがとうございます (niwatori)
2010-10-15 20:30:38
コメント、ありがとうございます。
ちょうど今日、chikagehさんのことをふと思い出して、またごはんを食べに行きたいなーと思っていたところでした。
また連絡しますね。

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は~い! (chikageh)
2010-10-16 18:41:22
ご連絡、お待ちしてま~す!
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お久しぶりでございます。 (ヒロボン)
2010-10-16 22:06:45
北九州のヒロボンでございます。
結果として地理的には非常にタイムリーな
展示になりましたね!
自らの気持ちを布で伝える。
その力が、世界を動かす。
アボリジニの砂絵もまだまだ読まれていない
メッセージがあるのかもしれないと考えて
しまいます。

展示是非ともいきたいですが。北九州からだと
ちょっと遠いですかね。
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アボリジニの砂絵 (にわとり)
2010-10-17 20:17:05
どんな砂絵なんでしょう。いつかみてみたいです。
ヒロボンさま、コメントありがとうございます。
気軽にコメントしていただけたらうれしいです。

ざんねんながら、わたしもアルバイトで展示はみにいけなかったのですけれど、でも、写真をみるだけでなんだかしあわせなきもちになります。

ものをつくるということは、それだけで愛のこもった行為だからかもしれませんね。

そういえば、来年1月25日に、火曜会という会で、ものづくりについてのご発表があります。韓国の手刺繍である、ポシャギに関連したご発表で、アートにかかわるものになるとお聞きしています。

会場は大阪大学ですので、北九州からは遠いと思いますが、もしそのあたりに関西におられる予定でしたら、ぜひご参加ください。

わたしもお休みがとれたら参加したいなと思っています。
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