にわとりのにわ a hen's little garden

歌うたい時々クラリネット吹きの日高由貴のblog。
ちいさなこころのにわの風景をすこしずつ書きとめていきたいです。

音楽を成りたたせているもの

2006年01月11日 | 日々のこと
きのうは、年が明けてからはじめての練習でした。

アルバイトが終わってから、ピアニスト嬢のお宅へお邪魔して、
この次にやる曲の選曲会議。

いろいろ探すうちに、彼女の部屋から
昔のカセットテープが次々出てきて、
思い出話に花を咲かせながら何度も涙が出るほど大笑いしました。
(彼女のセンスはほんとうに秀逸です。
いつものことながらアニメソングの奥深さを垣間見せてもらいました。)

音楽は、その曲を聴いていたころの感情や、世界の色、
まわりにいてくれたともだちなんかを、一瞬で鮮やかに蘇らせてしまう。



最近よく思うのは、音楽は音楽だけで存在するのではないのだなあということ。

毎日の生活の、ささやかなやりとりだったり、笑いだったり、
一緒に食べるごはんやあったかいお茶だったり。

人と人との間に生まれる何かが、
無数にいろいろな形で織り合わさってできている、
とても繊細なものなのだと思うのです。

それは、研究にしても、他の芸術にしても、
人が生み出し、人にかかわるものである以上は同じなのだと思う。


あたりまえのことなのかもしれませんが、
いままで、そのことが言葉の上では理解できていても、
本当の意味ではわかっていなかったなあ、と思います。



今日から、しばらく休んでいた練習を少しずつ再開する予定です。

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2 コメント

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Unknown (タケ)
2006-01-16 23:02:03
ほんとうに同感です。



ユキ様の言われていることよりは

些細なことですが、



長くやってるバンドの「マジック」。

お客様の反応で演奏の出来が変わること。

音楽を描いた漫画に感動させられること。

いいダンサーが踊ると曲がグルーブ

しているように聴こえること。



どれも音だけで説明のつくことでは

ありませんよね。



ぼくもこのように考えているので

(某ymzk氏の日記にも書きましたが)

音楽のよさを脳波の波形に

還元しようとする心理主義には

うんざりさせられます。

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Unknown (ゆき)
2006-01-16 23:03:01
タケさんコメントありがとう。



タケさんの言うとおり、

音楽を音だけで説明しようとするのは

何か違う気がする。

あと、どれだけ音楽が好きでも、

音楽に必死になるあまり、

毎日の生活や自分の周りの人たちのことを粗末にするのは、絶対違うと思う。



もちろんこれは私の個人的な考えだから、

他の人に強制するつもりはないけど、

おんなじようなこと考えてる人がいるのは

嬉しいものですね。



これからもどうぞよろしくね。

また一緒にやろうね~♪

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