にわとりのにわ a hen's little garden

歌うたい時々クラリネット吹きの日高由貴のblog。
ちいさなこころのにわの風景をすこしずつ書きとめていきたいです。

マディソン滞在記5

2013年05月21日 | 2013 マディソン滞在記
2013年5月20日(月)晴れ

とても気持ちのいい風が吹いている一日。
半袖のTシャツで過ごしました。

リチャードさんのお宅の窓の外には、ウィンドチャイムが吊り下げられていて、風が吹くたびに柔らかい音が鳴ります。

耳を澄まさないと聴こえないくらいのかすかな音なのですが、この音を聴くと、いつも優しい気持ちになります。

夕方、リチャードさんの友人と3人で、ダライ・ラマと、ダライ・ラマの友人でウィスコンシン大学で教鞭をとっている神経科学者のリチャード・デビッドソン氏を特集したドキュメンタリー映画”Free the Mind”を観に行きました。

英語力の問題もあって、全部理解できたわけではないのですが、イラクやアフガニスタンからの帰還兵やこどもたちのPTSD(心的外傷後ストレス障害)に対して、瞑想と呼吸法がどのように脳や精神状態に影響を与えるかについての研究結果をまとめたものでした。

結論としては、精神的に安定する傾向がみられ、効果があるということでした。

わたし自身、ヨガや呼吸法に関心を持っているので、瞑想や呼吸法の重要性を思うと同時に、一見のどかで平和に見えるウィスコンシンにも、戦争の記憶に苦しんでいる人がたくさんいることを思いました。

”Change your mind, Change the world(ひとりひとりの考えを変え、世界を変えよう)゛というパネルディスカッションのスローガンに共感しつつも、「瞑想や呼吸法が重要だ」という話だけにまとめてしまってはいけないように思いました。

その後食事をしながら、映画の感想や、わたしの修士論文のテーマだった隠れキリシタンのことなど、たくさんお話をして、ご一緒したリチャードさんの友人の方と仲良くなりました。

とても素敵な方で、いい友達ができて嬉しいです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。