にわとりのにわ a hen's little garden

歌うたい時々クラリネット吹きの日高由貴のblog。
ちいさなこころのにわの風景をすこしずつ書きとめていきたいです。

なんとなくな日々

2009年04月13日 | 日々のこと
ついこのあいだまで、花冷えだったのに、あっというまに桜に新緑が混じりはじめました。桜のピンク色も、新緑の若草色も、大好きな色です。

春は、いろいろなものごとが一気に動き出すからか、わくわくと不安が一緒に押し寄せるからか、周りの環境にこころとからだがついていけなくて、浮き沈みが激しくなる季節でもあります。

以前、漢方の先生に、春は大好きなのだけれど気分が落ち込むことが多くてつらいと相談したとき、自然に浮き上がるまで、あせらずにゆっくりこころと身体を休めればいいんですよ、といっていただいたことがありました。

その言葉を胸に、のんびり過ごそうと思っています。

こころがざわざわしたとき、川上弘美さんの本は、いつ読んでもほっとした気持ちにさせてくれます。

***川上弘美『なんとなくな日々』新潮文庫、2009年(岩波書店、2001年)***