にわとりのにわ a hen's little garden

歌うたい時々クラリネット吹きの日高由貴のblog。
ちいさなこころのにわの風景をすこしずつ書きとめていきたいです。

報道について

2007年07月17日 | 日々のこと
テレビをつけると、新潟の地震の報道が流れている。
いつも思うのだけれど、災害時の報道って、あれでいいのだろうか。

何年か前に福岡に帰省しているときに地震に遭ったとき、
テレビで繰り返し繰り返し流される地震直後の映像や、インタビューなどを見ること自体が、耐え難い痛みをともなう経験だったことを思い出す。

地震後、あっという間に「西方沖地震」という名前がつけられ、原因の「説明」がされているのを見ることも、苦痛だった。

同時に、いままで自分がさまざまな出来事に対して、いかに「他人事」だと思って暮らしてきたのかを痛感させられた。

余震の只中にいたり、大切な人の安否を気遣うひとにとっては、報道自体が第二の暴力となることだってあるのではないかと思う。