time goes by

機内持ち込みサイズのスーツケースひとつで、気ままにひとり旅。
日付変更線を越えて、さて、次は何処へ・・・。

Dublin 1990 / ダブリン城

2008-01-09 | Ireland

ダブリン城 [Dublin Castle] のエントランス部分で、内側から撮った写真です。
左側が18世紀に建てらたベッドフォード・タワーで、右側の屋根の上にある彫像は “正義の女神” と呼ばれています。
写真では小さくてわかりませんが、この正義の女神は左手に天秤を持っていて、それが正義を表しています。
実は、この女神像は内側を向いています。故に、「正義は城の中にしか存在しない」 と言われています。
アイルランドは、1938年にアイルランド共和国としてイギリスから独立し、イギリス連邦内の共和国となる前は、アイルランド自由国という立憲君主制国家でした。
1922年にアイルランド自由国に渡されるまで、700年以上に渡ってイギリス支配の象徴的な存在であったため、何度も襲撃の対象となっていました。
そういう歴史があり、この女神像の意味する “城の中” というのは英国を指しているという意味合いもあり、批判されているそうです。