Wien 2008 / オイゲン公の冬の館 2008-12-22 | Austria ウィーンの旧市街の中心にある、オイゲン公の冬の館です。 オイゲン公は、フランス出身のハプスブルク家に仕える軍人で、プリンツ・オイゲンの名で知られています。 入口もさることながら、窓も美しく装飾されていて、ウィーンを代表するバロックの建築家、フィッシャー・フォン・エアラッハらの手によって建てられました。 中も一流の芸術家たちによる贅沢な装飾がなされているそうですが、現在は財務省として使用されているので、見学はできません。 ★旅行記はこちら。
Wien - Heiligenstadt 2008 / ベートーヴェンの遺書の家 2008-12-11 | Austria ウィーンの郊外にあるハイリゲンシュタット [Heiligenstadt] は、大作曲家ベートーヴェンが晩年を過ごしたところで、ベートーヴェンゆかりの地です。 交響曲第6番 『田園』 は、ここで生まれました。 この家は、ベートーヴェンが遺書を書いたことで知られる “ハイリゲンシュタットの遺書の家” です。 現在は博物館になっていて、遺書はもちろん、ベートーヴェンが弾いていたピアノや手書きの楽譜、手紙などが展示されています。 ★旅行記はこちら。
Durnstein 2008 / ぶどう畑 2008-12-08 | Austria メルクと並んで、ヴァッハウ渓谷 [Wachau] にあるドナウ河沿いの街、デュルンシュタインのぶどう畑です。 夏の間は、メルクからドナウ河を観光船で下るクルージングで、デュルンシュタインに行くというのが定番のルートですが、11月には既に船の運航は終っていたので、メルクからバスと列車を乗り継いで行きました。 この街は、オーストリアの最高級ワインの産地として有名で、辺り一面にぶどう畑が広がっています。 ★正式なスペルは、Dürnsteinです。 ★旅行記はこちら。
Melk 2008 / 丘の上の修道院 2008-12-06 | Austria ウィーンから列車で約1時間半、ドナウ河の美しい景勝地のひとつ、ヴァッハウ渓谷 [Wachau] にあるメルクという小さな街を訪れました。 この街には、ドナウ河に面した丘の上にそびえる、美しく壮大なメルク修道院 [Stift Melk / Melk Abbey] があります。 ここはマリー・アントワネットがフランス国王ルイ16世のもとに嫁ぐため、ウィーンからパリへの移動の途中滞在したした修道院で、モーツァルトも滞在したことがあります。 そしてこの建物の色は、ウィーンのシェーンブルン宮殿のマリア・テレジアン・イエローです。 冬の間、修道院の見学はドイツ語のガイド・ツアーのみで、私が訪れた日が通常オープンの最終日でした。 ★旅行記はこちら。
Wien 2008 / シェーンブルン宮殿 2008-11-29 | Austria ウィーンのシェーンブルン宮殿 [Schloss Schönbrunn / Schönbrunn Palace] です。 ハプスブルク家の歴代君主が主に離宮として使用し、とりわけ女帝マリア・テレジアが居城として大改築を行ない、この美しいクリーム・イエローの宮殿が生まれました。 この色は、“マリア・テレジアン・イエロー” と呼ばれています。 マリー・アントワネットもここで生まれ、フランスに嫁ぐまでここで育ちました。 宮殿入口では、石柱の上で黄金に輝くハプスブルク家の紋章、双頭の鷲が出迎えます。 この宮殿は、現在2階部分が観光用として見学できますが、なんとその他の部分は賃貸住宅として一般に貸し出しされていて、居住者がいます。 宮殿に住むのってとってもステキだと思うのですが、今の時代では住むのには不便なことが多く、あまり人気はないそうです。 [関連記事] ・Wien 2008 / シェーンブルン宮殿の庭 [2008-11-18]
Wien 2008 / ベルヴェデーレ宮殿 2008-11-25 | Austria この美しい建物は、ウィーンのベルヴェデーレ宮殿 [Schloss Belvedere / Belvedere Palace] の上宮 [Oberes Belvedere / Upper Belvedere] です。 ベルヴェデーレ宮殿は、ハプスブルク家に仕えたオイゲン公(プリンツ・オイゲン)が、夏の離宮として造らせたものです。 現在は、オーストリア絵画館として一般公開されていて、クリムトが残した最高傑作 『接吻』 などが展示されています。 この日はとてもいいお天気で、雲ひとつない目の覚めるような青空が池に映ってとても綺麗だったのですが、ものすごく風が強かったので、池に映る宮殿が波立ってしまっていました。 水面が穏やかな時は、まるで鏡のように宮殿の美しい姿を映し出します。
Wien 2008 / シェーンブルン宮殿の庭 2008-11-18 | Austria 例えば、京都の三十三間堂に行くと、その広さに少なからずとも驚きます。 しかし、海外の名所・旧跡は、そんな驚きでは済まないくらいのとてつもない広さです。 この写真で、そのもの凄さが想像できるでしょうか? かつてハプスブルク家の君主達が離宮として使用したシェーンブルン宮殿 [Schloss Schönbrunn / Schönbrunn Palace] のバルコニーから見た、裏に広がる大庭園です。 ズームを殆んど使わずに撮るとこんな感じで、人の大きさでいかに広いかがわかると思います。 この両側に、先日紹介した並木が広がっています。 奥に見える丘の上の建物は、グロリエッテ [Gloriette] と呼ばれるハプスブルク帝国の栄光を表す記念建造物です。 もちろんそこまで歩いて行きました。左右に広がる並木をゆっくり散策しながらだったので、1時間くらいかかったと思います。 この写真は戻って来てから撮ったのですが、改めて “あそこまで行ったんだぁ・・・” と感慨深くなりました。 [関連記事] ・Wien 2008 / シェーンブルン宮殿の庭 [2008-11-11]
Wien 2008 / 国立歌劇場オペラ座 2008-11-17 | Austria 「音楽の都ウィーン」 という形容があまりにも有名なこの街は、やはり音楽とは切っても切り離せない場所がたくさんあります。 ウィーンの中心部は、リンクシュトラーセ [Ringstraße] という環状道路で囲まれています。 都市計画でかつての市壁と堀の趾を、道路や構築物で環状に囲んだ状態を、そう呼んでいます。 ウィーンに着いた夜、そのリンクを辿って夜の風景を楽しむことにしました。 出発点はここ、ウィーン国立歌劇場(通称オペラ座)[Wiener Staatsoper / Vienna State Opera] です。 街中の教会や路地のライトアップは暗いのですが、リンク沿いの建造物のライトアップはとても綺麗で、オペラ座はキラキラと輝いていました。
Wien 2008 / シェーンブルン宮殿の庭 2008-11-11 | Austria プラハ滞在のあと、国際列車で約4時間半、ウィーンに移動しました。 ウィーンにもたくさんの名所がありますが、今日はこの季節にふさわしい写真を選びました。 ヨーロッパには赤く色づく葉があまりなく、紅葉ならぬ黄葉が今がいちばん綺麗な時で、黄金色に輝いていました。 こちらは、マリー・アントワネットが生まれ育ち、その母であるマリア・テレジアが生涯愛したシェーンブルン宮殿 [Schloss Schönbrunn / Schönbrunn Palace] の庭です。 それはそれは広い敷地で、宮殿の周りに広がる庭がとても素晴らしかったです。 どのくらい広いのか・・・、東京ドーム約36個分と言えば想像できるでしょうか・・・。 朝早くから出かけ、とってもいいお天気だったので、いろいろ散策しながら丘にも登りました。 落ち葉の上を歩くとザクザクといい音がして、とても気持ちの良いいい運動をし、午前中いっぱいそこで過ごしました。 庭は市民に開放されているので、地元の人たちがジョギングしていて、ストック・ウォーキングをする年配の方たちもたくさん居ました。