BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

鬼滅の刃 第194話 『灼熱の傷』 感想: 手負いの伊黒すら瞬殺できないほど老人化が進んだ無惨様、哀れ。

2020-02-17 15:03:15 | 鬼滅の刃
うん、地味に、無惨様がしょぼくなってきているのがすごい。

ヒノカミ神楽にならって、日の呼吸の連続技たる「13の型」を繰り出す炭治郎だけど、やはり、彼の鍛錬のレベルでは、まだ身体が追いつかない。

そのため、あ、これはやられたか?と思ったところで、間一髪、炭治郎を救ったのが、両目を潰された伊黒だった、という展開。

実は、この場面、自然とジーンと来た。

ちょっと蛇柱、かっこいいじゃん!と思ったよ。

それもこれも、日頃は気に入らないといっては、炭治郎を足蹴にしていた伊黒が、身を挺して守りに入る、という展開だからなんだけど。

あと、やはり、柱=先輩としての矜持、ということだよね。

こういう、コテコテのゆるいブロマンス的協働って、やっぱり女性漫画家だから書けるのかな、と思ってしまった。

要は、炭治郎や伊黒、という個人のキャラ属性の詳細に走るのではなく、両者の関係性の機微を描くところ。

でも、この流れだと、悲鳴嶼や不死川、富岡も、欠損ありの身体でも、気がついたら、痛みを押して、なんとか参戦を果たそうとするのだろうな。

まさに、炭治郎にワンチャン、もたらすために。

けれども、その柱たちの最後の努力もやっぱり無惨には届かないということかね。

あるいは、今回、最後に無惨の身体に浮かんできた、500年前の縁壱による「灼熱の傷」跡に対する攻略法を、悲鳴嶼あたりが指南しそうな気もする。

しかし、禰豆子は、今どこにいるのだろう?

いい加減、駆けつけないと、鬼化とは別の意味で、炭治郎の命が尽きそうなんだけど。

流れ的には、炭治郎がパワーアップしたのなら、禰豆子もパワーアップしそうな気がするのだけどw

無惨に盛った薬に、人間に戻すことができなかったときは、加齢を加速させるというプランBが隠されていたように、禰豆子の場合も、プランBの処方が隠されているように思うのだけど。

むしろ、鬼化を促す方向で。

そのあたりは、珠世としのぶが、どれだけ同性に対して容赦がないか、を示すものになるような気がする。

いや、女の人は、女の人に厳しいんだよw

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぼくたちは勉強ができない 第147話 『泡沫の人魚姫は約束の[x]に濡つ⑥』 感想: うわぁ、文乃も理珠もまとめて滑り台ですか?

2020-02-17 14:41:22 | ぼく勉
へぇ、ほんとに、うるかエンドにするんだ。

それはちょっとびっくりだな。

アニメの終わり方とは変えてくると踏んでたんだけど、意外。

文乃は、よくも悪くも、登場時に理珠とセットにされたのが災いしたんだろうなぁ。

どうみても、理珠を滑らすなら文乃も一緒に、という扱いを作者が選択したようにしか見えない。

名前や設定の通り、もともと二人で一人、という二卵性の双子みたいな位置づけだったんだろうなぁ、きっと。

それに対して、うるかは、もともと付き合いのあった元気っ子だった、ということで。


それにしても、成幸、ヘタレだよなぁ。

文乃と理珠に背中押されないと、一歩を踏み出せないから。

これ、全く、『五等分の花嫁』の風太郎と同じ構図で。

風太郎も、結局、五つ子がお膳立てしてくれたフレームの中で、半ば誘導されて四葉を選んだ、という構図で。

いやー、どうして、こうも、最近のラブコメ主人公は、主体性がないの?

というか、ここまで揃いも揃ってヘタレ、ってどういうこと?

勉強できる子は、ヘタレじゃないといけないわけ?

いや、さすがに、これだけ、終盤のたたみ方が似てくると、これ、作者世代の共通の問題点じゃないのか?と思えてくる。

単純に、作者に、大した恋愛経験がない、ってことが露呈しているだけなんじゃないの?

でも、それにしたって、もう少し工夫すべきでしょ。

だって、『ぼく勉』にしても『五等分』にしても、どちらも、幼馴染エンドなんだぜ。

要は、最初に会ったあなたに運命を感じていました!、それ以外に理由はありません!、って感じなんだぜ。

いや、それ、いくらなんでも、おかしいだろ?

主人公って、成長したようでなんにも成長してないじゃん?

しいていえば、せいぜいコミュ障がなんとかなったくらいで。

でもまぁ、まだ、『ぼく勉』の方は、コメディだから、いいんだけどね。

それに、別に、うるかが未来の妻、というわけでもないから。

あくまでも、初恋、として終えればいいので。


あ、でもさ、もう一つ気になったのは、これ、文乃と理珠が、事実上、自分の気持ちを成幸には告げずに飲み込んだことになるじゃん。

ということは、文乃と理珠の中では、失恋が成立してしまうわけだけど、その情緒に成幸は無関心でいい、ということでしょ。

なんか、そのあたりの、失恋した側をちゃんと描かない、というか。

要は、主人公がふった相手の女子とちゃんと会話しないのって、これ、どうしてなのだろう。

これもまったく風太郎のケースでも同じで。

いくらなんでも、お前ら男子として、それはヘタレを越えて、鬼畜だろ!と思いたくなってくる。

ケジメをつける、ということを、最近の漫画家は知らないのだろうか?

そういうところは、経験のある(はずの)漫画編集者がちゃんと仕込めよ、と思いたい。

なんかねぇ。

高校生なんだから、もうちょっと男子が自分の意志を示せよ。

何でもかんでも、女子のお膳立てのままでいいのか?

それ、お気軽すぎだろう?

まぁ、この不満はほとんど『ぼく勉』に向けたもの、というよりも、『五等分』の方に向けたものなのだけど。

でも、あまりに物語のたたみ方が同じなので、呆れてしまった。

ラブコメって、別に、恋愛の機微をなめてもいいものなんじゃないんだぜ。

失恋の側もきちんと描いてなんぼ、でしょ。


ともあれ、次回は、アニメのときと同じように、先輩と真冬先生が、空港まで成幸を届けるの尽力する回なんだろうな。

もっとも、これで、うるかは、ありがとう!枠で終わったら、傑作になるかもしれないと思い始めたけど。

でもまぁ、このノリで、まさかの真冬先生エンドはないよねぇ(苦笑

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする