BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

五等分の花嫁 第122話 感想6: 改めて『ネギま!』の最終回にそっくりでビックリ!

2020-02-20 18:23:20 | 五等分の花嫁
ちょっと気になったので、昔、書いた『ネギま!』の最終回の感想を読み直してみたのだけど、『五等分の花嫁』の最終回と似たような感想を述べていて、びっくり。

ついでに、憤っているところまでそっくりw

ということで、ご参考まで、以下にリンク残しておきます。

******

【最終回・感想】

魔法先生ネギま! 355時間目 『3-Aよ永遠に』

魔法先生ネギま! 355時間目 感想追加

魔法先生ネギま! 355時間目 再開予想

で、ついでに、

【単行本最終巻・感想】

魔法先生ネギま! 第38巻 感想

******

で、この作品の読者の一人が、後にマンガ家になって『五等分の花嫁』を描いたのだから、いろいろと思うところはあるよねw

そういえば、『ネギま!』の主人公のネギくんは、もともとは「風魔法」が得意だったはずなので、風太郎の名前は、そこから取ったのかもね。

四葉については、前にも書いたように『君の名は。』の三葉からヒントを得ていると思っているけどね。

ついでにいえば、『五等分の花嫁』という女子攻略?のプロットは、これも前に書いたように『ネギま!』と同じ頃に連載していた『神のみぞ知るセカイ』の影響も受けていると思う。

神のみぞ知るセカイ 最終回 FLAG 268 感想

風太郎の人物造形も『神のみ』の主人公である桂馬のキャラに、少なくとも初期は習っているように思えるし。


しかし、夢オチかぁ。

結局、誰がゴールになったかは、ぼんやりとしたまま、とりあえず、一旦は着地した、という感じだよなぁ、やっぱり。

問題は、この終わり方が、作者が望んだものだったかかどうか、というところだよなぁ。

作者が『ネギま!』のファンだったことを考えれば、実は本人もその気になっていた、と言う気もなくはない。

ちなみに『神のみ』の最終章は、なんともメタな展開で、主人公の桂馬自身が、過去に戻って、それまで自分が関わってきた本編の物語を、いわばゲームとしてプログラムし、再び現在に戻ってくるという、思い切り「自作自演」の終わり方だったw

なので、ラブコメをもう一度、リスタートポイントにもどってやり直す、というアイデアは、もしかしたら『神のみ』の影響も受けているのかもしれない。

まぁ、ゲームシナリオの流儀なんだけど。


ということで、『ネギま!』の終わりにそっくりだったね!ということでした!

『ネギま!』の卒業式にあたるのが、『五等分の花嫁』の結婚式だったわけだ。

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五等分の花嫁 第122話 感想5: 結局、最終話の夢オチの夢はいつ始まったのか?

2020-02-20 12:25:47 | 五等分の花嫁
最終話の最後で、今回描かれた四葉との結婚式は、風太郎の見た夢だったことが明かされたわけだけど、

じゃあ、具体的に、その夢はいつから始まっていたのか?

が気になってくる。

で、構成的に考えると、やっぱり日の出祭からなんだろうなぁ、と。

あのあたりから、明らかに風太郎の言動がちょっとおかしくなり始めてきたから。

で、具体的には、多分、風太郎が、お前たち5人が好きだ、と告げて、その後に、一人を選ぶゲームが始まった99話なんだろうね。

なにより、あのときの一花が思わず口にしたように「いきなりだね」と読んでた方もおもわずにはいられないくらい、唐突だったから。

そこから、風太郎なりの、夢の形をとったシミュレーションがはじまった、ということだったのだろうなぁ、と。

よく言われるように、あの頃から風太郎の「俺様」性が徐々に減って、代わりにとても受動的な、されるがままの感じになってしまったわけだけどw

それに、あの回には、二乃が変な100円玉が描かれた謎解きにぶつかっていて。

あの絵もよく考えると、

100円玉 → 「100」が「輪」に囲まれている → 100話?

「20 0月0日」はちょっと変だけど、
数字はまとめて「2000日」
「20 0月」は「20」と「0月」の間のスペースを「空=から」として、
「月」の下をつなげると「目」と同じになるから、
ちょっと入れ替えをして、「から2000日目」とすることができるかな、と。

とすると、あの謎解き全体で

「100話から2000日目に進め」

となって、このマンガで「2000日目」といえば「結びの伝説2000日目」のことと思ってよく、それはまた「結婚式」を意味するから、

「100話から結婚式に進め」、すなわち、「100話から最終2話に進め」

ということになると解釈していいと思う。

となると、100話から122話までが全て風太郎の見た「長い夢」と思ってもいいのかもしれない。

ということで、この99話が一番大きな分岐点、ということね。

もっとも、この作品の中では、しばしば風太郎が眠っている場面が描かれているので、「夢見の開始」、すなわち「ストーリーの分岐点」は、これだけに限るわけではないけれど。

でも、100話の後に続く、五つ子ごとの「最後の祭りが…」のエピソードの並びを考えると、この100話が、五つ子ごとのルートの分岐点になっている可能性は高いと思う。


とはいえ、改めて日の出祭のエピソードが、基本的に全部、風太郎の見た夢だとすると、彼は、自分から、一花、二乃、三玖、そして四葉とのキスを望んだことになる。

いやー、恥ずかしいねぇw

ただ、それ以上に、彼は、それでも、五月とのキスは望まなかったことになる。

このことがなにを意味するのか

つまり、五月との距離のとり方を、風太郎自身も考えあぐねているということで。

このあたりが、大きな意味で、この物語の肝になるのかもしれない。

何が言いたいかと言うと、マルチエンディングを考えてもよくなった以上、今度は、

それぞれのルートが、全部、均等な価値をもつものなのか、

それとも、

ルートには、一種のステージのレベルがあって、つまり、5番目に明かされるルートが「真エンド」に向かうルートなのか?

という問いが生じる。

つまり、Fateの桜ルートのような、真エンドのルートがあるのかどうか、そして、あるとすれば、それは誰のルートになるのか?、ということ。

この点で、五月にだけ、風太郎は自分の見た夢の中でもキスをしなかった、というのが、あとで効いてくるのかもしれない。

そして、もしも、そうした「真エンド」をたどる物語がこのあと展開されるとすれば、もうしばらくの間、この『五等分の花嫁』を楽しめるのかもしれないw

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痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。第7話『防御特化と強化。』 感想: あっという間に天使の第2形態w

2020-02-20 10:27:46 | 防振り
いやー、ほんとに呑気なギャグ枠になってきた。

シルリンのプリズマイリヤっぽい作画もいい感じに馴染んできてw

動きがあるところはとことん動かすけど、ギャグのパートはとことんボヤーっとした雰囲気を徹底するw

ギャグ枠のSAOって感じ。

にしても、ヒドラのあとは、天使ですか。「見捧ぐ慈愛w」ですか。

黒い悪食から、白い守護天使、って、キャラのあり方も極端から極端に移るのが、いやはやなんともw

確かに、こういう天然の異常枠に、多くの攻略を経てガチで強くなったプレイヤーがぶつかって負けたりしたら、思い切り、トラウマ化するんだろうなぁ。

ギルドどうしの争いが迫ってきたってことは、そういう「えー!?」って展開が待ってるからでしょ?

きっと、ペインって人が、不幸にも「勇者(笑)」みたいな枠に収められることになるのだろうなぁ。

ともあれ、久しぶりに、大沼心が監督らしいバランスの良さで素晴らしい。

大沼心ってともすれば、ちょっと過剰な方向にギャグをもっていってしまう傾向があって、それがここのところ、ちょっとしんどかったのだけど、この『防ふり』について、メイプルの天然もあってか、そのあたりがトーンダウンしているのがいい感じ。

まぁ、でもきっとサリーがバーサーカー的にやばくなるところで、本来の大沼心らしさが発揮されるのかもしれないけれど。

ということで、ギルド戦、はよ!

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五等分の花嫁 第122話 感想4: キャラマンガの1ルートとしてアニメ第2期は五月エンドになるのか?それとも三玖エンド?

2020-02-20 00:00:10 | 五等分の花嫁
どうやら、将来のマルチエンディングを可能にするための落とし所として、四葉エンドが採用されたようだけど、その結果、ラブコメとか花嫁当てミステリーとしてはとうてい成功作とはいえないものになったものの、キャラマンガとしては延命できたのかもしれない。

この作品にとって大切なのは、物語よりもキャラ。

その場合、キャラクターは、複数の物語の間を飛び回る、一種の俳優のような存在になる。

その点では、『五等分の花嫁』には女優・一花がいるし、もともと五つ子ゲームを行うくらい、誰かに化ける訓練は、皆、幼少期の頃からこなしてきている。

だから、今回の(とりあえずの)終幕にしても、まさに「第1幕」を演じましたよ!、という感じが強い。

だってさ、なんで、最終話なのに、風太郎は、

五月と痴話喧嘩してるわけ? 

三玖に抱きつかれてるわけ?

二乃を口説いているわけ?

一花をいじってるわけ?

四葉が主役の結婚式でこれ、どう考えてもおかしいじゃん?


でも、このそれぞれに掛けた言葉は、きっとこの先の第2幕、第3幕で、彼女たちをヒロインにした物語のティザーなんだよ。

そういうマンガシステムを構築する、ということなんだよ、きっと。

実際、ツイッターをみると、多くの人が「推し」のストーリーを求めている。

面白いのは、「推し」の読者って、一度は思いっきり四葉エンドに毒ついているのに、しばらくしたら、ケロッとして、『五等分の花嫁』がすきでした、ねぎ先生、ありがとう、とか、平気で言ってるのだもの。

だったら、一度、「推し」をもっている人たちの期待を思い切り裏切って、

でもね、大丈夫、第2幕があるからね、そっちも見に来てね!

と煽ったほうがいいに決まってる。

『五等分の花嫁』劇場の興業的にはw

ということで、キャラマンガとしては成功だったと思うのだよ。


で、そうしたキャラマンガ化としての道を模索していたからこそ、あえて、ヒロインとしては、魅力の一番低い四葉をあえて本命にし、むしろ、いやいや四葉よりも他の五つ子のほうが魅力があったと「推し」の人たちに勝手にバズらせて、それで落ちかかっていた人気を再びアゲアゲにするw

でなければ、こんな終盤のタイミングで、キャラブックなんて、売らないでしょ?

五月のキャラブックなんてまだ、売り出されてないんだぜ。

つまり、キャラカードの売れ行きを見るのと同じように、キャラブックの売れ行きをみながら、この先の、第2幕、第3幕のヒロインを決めていく、という商業的判断からなんじゃないかな。

そういう商売っ気をひしひしと感じるよ。

そして、それが最終話をもってあからさまに伝わってきたので、なんか、まぁ、これはこれでいいかなー、という気にもなってくる。

いや、四葉エンドはできればやめてほしかったし、伏線丸投げにも腹は立ったけど。

でもまぁ、作者というか「運営」の狙いはそこにはなかったわけだから。

ラブコメを読んでると思っていたら、実はソシャゲの第1ステージを見せられていた、という感じなので。

まぁ、しかし、そうすると、アニメ第2期は、最初から別エンドになる可能性もあるかと。

というか、そうでもしないと、いまさら見ないよねw

そういう、マルチストーリーの作品として売り出すプロトタイプにしようとしているのだと思う。

ということで、アニメは、五月エンドとか三玖エンドでいいんじゃない?

もちろん、一花でも二乃でもいいけど。

そうして、二次創作的妄想力も、本家がちゃんと刈り込んでいく。

きっとそれがこれからの正しいマンガ商法なんだろうな。

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