楽しみにした最終回だけど、ちょっと惜しかった。
物理空間での戦闘とはいっても、メンタルモデルのもつ人外的能力を駆使した、サイバーっぽい戦闘、しかも、ほとんとイオナとコンゴウの戦いになってしまった。
なんていうか、魔法戦みたいで。
それも、最終回の今回、本格的に魔法戦になってしまったので、正直なところ、手に汗握るというよりも、ポカン、だった。要するに、イオナにせよ、コンゴウにせよ、手札としてどんな技を持っているかが事前にわからなかったから、なんか今ひとつピンとこない。
しかも、ボッチになって引きこもってしまったコンゴウを救い出すために、戦闘中にもか係わらず、いろいろと「意志」とか「変化」とか、抽象的な概念語を交わし合っての戦闘になってしまった。
要するに、ガンダムとエヴァを足して2で割ったような展開。
あと、戦闘行為そのものは、Fate/Zeroと超電磁砲を足して2で割ったような展開。
そのため、この物語の魅力であった、戦艦戦という、物理戦闘における戦術の展開とそれによるカタルシスがほとんどないものになってしまった。
つまり、今までの、おお!そう来るか、という展開がほとんどなかった、ってこと。
まぁ、これは、メンタルモデルが中心の話になっていたから、仕方のないことなのだろうけど。
でも、もう少し、尺があったら、つまり、2クールが前提だったら、こういうまとめ方はしなかっただろうな、きっと、という意味で、残念。
でも、それを除けば、綺麗にまとめた感じ。
あっさり、振動弾頭がサンディエゴに届けられてしまったのはちょっと拍子抜けだったけど。
この12話で物語的には一応完結させなきゃいけなくて、駆け足になってるところも惜しかったかな。
もっとも、ここまで盛り上がるとは、多分、制作側も想定できなかっただろうから、やむなきかなー、と。
裏返すと、これだけ評判がよければ、このまま「アルス・ノヴァ」の流れで二期製作、って流れもあると期待したい。
それにしても、タカオ、最後の最後でメンタルモデルが再生出来てよかったね~。
ようやく、群像に飛びつくことが出来たw
既に、新生401として共に航海をしてきたわけだから、心情的に随分近くなったと感じていたのだろうけど、その分、フィジカルに感じることが出来なくて苦しかったのではないかと思うので、そりゃ、飛びつくよね。
ただ、10話のことを思うと、もう少し尺があったら、ちゃんとその場面も描けるとよかったのだけど。つまりは、あと15分くらい欲しかった。
しかし、キリシマ、もう、キリクマであることがアイデンティティとなってしまったのだろうか?
メンタルモデルの面々が一堂に会する、冒頭の、コンゴウとの概念伝達の場面でもキリクマのままで登場。振動弾頭をアメリカに届けた場面でも、キリクマのまま参列。他の面々に比べて一生懸命歩いているのに笑った。アンダーからのショットがそれを強調していたのも面白い。
で、結局、キリシマ、ハルナ、蒔絵は、アメリカに残ったのかな?あの椰子の実の海岸はサンディエゴ?
そうすると、ナノマテリアルを新規に獲得できないこともあったのだろうか。。。
まぁ、蒔絵との友情を優先した、ってことかな。
「面倒な思考ルーチンになっちまったな」
といいながら、そのくせ、この面倒くさい思考ルーチンが最も気に入ってしまったのがキリシマで、それを受け入れるにはキリクマの外見をそのまま選択したのかも。
まぁ、キャラ的にはちょっとタカオと被るからね、って事情もあったのかもしれない。
・・・と、最終回を振り返ったわけだが、
あー、しかし、終わってしまったか。。。
やっぱり、この物語は、このままもっと見たかったなー。
もう1クールあるなら、今回のメンタルモデル戦も、なるほど、そういう戦い方もあるのか、ってことで、とっても納得できたんだけどね。
どうやら原作だとヤマトも登場するみたいだから、それらの設定を活かして、是非、二期をお願いしたいところ。
その場合は、401のクルーには、メンタルモデルの面々もそのまま、是非参加して欲しいところ。できれば、ハルナ、キリシマ、蒔絵、も参加してほしいなぁ。
もちろん、ピンチになったら、友軍コンゴウの登場も含めてw
それにしても、ホント、完全なるダークホース。
当初は全く気にかけていなかったけど、きちんとドラマを埋め込んだ良作だった。
勝因は、メンタルモデルの物語にしたところだろうね。
なんていうのかな、人間と出会った戦闘女神(バルキリーとかアマゾネスとか)が、人間と接触し、どうやって人間と交流し相互に信頼を得ていくのか、その結果、生じた女神の間の歪をどうやって解消していくのか、・・・、という感じで、叙事詩や神話のような構成になってしまったところがよかった。
期せずして、その、人外としてのメンタルモデルを描く上で、フルCGという手法も逆に生きていたし。
不思議なのは、途中から、きちんと人間?ドラマが脚本的に作られていたから、見ている側も、もうこれがフルCGとか気にならなくなってしまって。だから、これは、感情移入をさせる上でヒューマンな物語に作りこんでいったところが上手かったのだろうな、と思う。
裏返すと、つくづく物語が大事なんだな、と思った。
久しぶりの快作、傑作。
物語的にも、表現的にも。
是非とも、二期をお願いしたい!
物理空間での戦闘とはいっても、メンタルモデルのもつ人外的能力を駆使した、サイバーっぽい戦闘、しかも、ほとんとイオナとコンゴウの戦いになってしまった。
なんていうか、魔法戦みたいで。
それも、最終回の今回、本格的に魔法戦になってしまったので、正直なところ、手に汗握るというよりも、ポカン、だった。要するに、イオナにせよ、コンゴウにせよ、手札としてどんな技を持っているかが事前にわからなかったから、なんか今ひとつピンとこない。
しかも、ボッチになって引きこもってしまったコンゴウを救い出すために、戦闘中にもか係わらず、いろいろと「意志」とか「変化」とか、抽象的な概念語を交わし合っての戦闘になってしまった。
要するに、ガンダムとエヴァを足して2で割ったような展開。
あと、戦闘行為そのものは、Fate/Zeroと超電磁砲を足して2で割ったような展開。
そのため、この物語の魅力であった、戦艦戦という、物理戦闘における戦術の展開とそれによるカタルシスがほとんどないものになってしまった。
つまり、今までの、おお!そう来るか、という展開がほとんどなかった、ってこと。
まぁ、これは、メンタルモデルが中心の話になっていたから、仕方のないことなのだろうけど。
でも、もう少し、尺があったら、つまり、2クールが前提だったら、こういうまとめ方はしなかっただろうな、きっと、という意味で、残念。
でも、それを除けば、綺麗にまとめた感じ。
あっさり、振動弾頭がサンディエゴに届けられてしまったのはちょっと拍子抜けだったけど。
この12話で物語的には一応完結させなきゃいけなくて、駆け足になってるところも惜しかったかな。
もっとも、ここまで盛り上がるとは、多分、制作側も想定できなかっただろうから、やむなきかなー、と。
裏返すと、これだけ評判がよければ、このまま「アルス・ノヴァ」の流れで二期製作、って流れもあると期待したい。
それにしても、タカオ、最後の最後でメンタルモデルが再生出来てよかったね~。
ようやく、群像に飛びつくことが出来たw
既に、新生401として共に航海をしてきたわけだから、心情的に随分近くなったと感じていたのだろうけど、その分、フィジカルに感じることが出来なくて苦しかったのではないかと思うので、そりゃ、飛びつくよね。
ただ、10話のことを思うと、もう少し尺があったら、ちゃんとその場面も描けるとよかったのだけど。つまりは、あと15分くらい欲しかった。
しかし、キリシマ、もう、キリクマであることがアイデンティティとなってしまったのだろうか?
メンタルモデルの面々が一堂に会する、冒頭の、コンゴウとの概念伝達の場面でもキリクマのままで登場。振動弾頭をアメリカに届けた場面でも、キリクマのまま参列。他の面々に比べて一生懸命歩いているのに笑った。アンダーからのショットがそれを強調していたのも面白い。
で、結局、キリシマ、ハルナ、蒔絵は、アメリカに残ったのかな?あの椰子の実の海岸はサンディエゴ?
そうすると、ナノマテリアルを新規に獲得できないこともあったのだろうか。。。
まぁ、蒔絵との友情を優先した、ってことかな。
「面倒な思考ルーチンになっちまったな」
といいながら、そのくせ、この面倒くさい思考ルーチンが最も気に入ってしまったのがキリシマで、それを受け入れるにはキリクマの外見をそのまま選択したのかも。
まぁ、キャラ的にはちょっとタカオと被るからね、って事情もあったのかもしれない。
・・・と、最終回を振り返ったわけだが、
あー、しかし、終わってしまったか。。。
やっぱり、この物語は、このままもっと見たかったなー。
もう1クールあるなら、今回のメンタルモデル戦も、なるほど、そういう戦い方もあるのか、ってことで、とっても納得できたんだけどね。
どうやら原作だとヤマトも登場するみたいだから、それらの設定を活かして、是非、二期をお願いしたいところ。
その場合は、401のクルーには、メンタルモデルの面々もそのまま、是非参加して欲しいところ。できれば、ハルナ、キリシマ、蒔絵、も参加してほしいなぁ。
もちろん、ピンチになったら、友軍コンゴウの登場も含めてw
それにしても、ホント、完全なるダークホース。
当初は全く気にかけていなかったけど、きちんとドラマを埋め込んだ良作だった。
勝因は、メンタルモデルの物語にしたところだろうね。
なんていうのかな、人間と出会った戦闘女神(バルキリーとかアマゾネスとか)が、人間と接触し、どうやって人間と交流し相互に信頼を得ていくのか、その結果、生じた女神の間の歪をどうやって解消していくのか、・・・、という感じで、叙事詩や神話のような構成になってしまったところがよかった。
期せずして、その、人外としてのメンタルモデルを描く上で、フルCGという手法も逆に生きていたし。
不思議なのは、途中から、きちんと人間?ドラマが脚本的に作られていたから、見ている側も、もうこれがフルCGとか気にならなくなってしまって。だから、これは、感情移入をさせる上でヒューマンな物語に作りこんでいったところが上手かったのだろうな、と思う。
裏返すと、つくづく物語が大事なんだな、と思った。
久しぶりの快作、傑作。
物語的にも、表現的にも。
是非とも、二期をお願いしたい!