BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

五等分の花嫁 第120話 感想2: 『五等分の花嫁』は『魔法先生ネギま!』への完全なトリビュート!

2020-02-05 18:59:30 | 五等分の花嫁
120話の前の感想でも書いたとおり、この『五等分の花嫁』は、作者である春場ねぎ先生がかつて大ファンだったと公言している『魔法先生ネギま!』の完全なトリビュートであるとみなすと、いろいろと腑に落ちるところが多くて、困ってしまうくらいw

多分、キャラ造形もそうで、たとえば、

風太郎  ネギ・スプリングフィールド
四葉  神楽坂明日菜
五月  長谷川千雨

風太郎もネギくんも努力する天才だしw


その上で、四葉が『ネギま!』における明日奈で、五月が千雨である、と考えると、全部スッキリする。

明日奈は、出会ってそうそう主人公のネギ君のサポート役になり、物語の間中、ずっとその役割を引き受けることになるのだけど、四葉も全く同じように、出会ってからすぐ、風太郎のサポート役になる。

陰日向で、明日奈/四葉は、ネギ/風太郎を支えていく。

ネギ/風太郎もそんな明日奈/四葉に対して、早くから信頼を寄せるようになるし、実際、大変感謝もする。


けれども、それ以上に、五月と千雨のマッチングの良さにもびっくりする。

だってね、千雨も、最後の最後まで、ネギ先生の相手は明日奈・一択だろ!、って言い続けて、自分の気持ちをひた隠しにしてきていたのだから。

これ、もう、なかば狂信的に、風太郎に四葉のことを伝えよう、風太郎が追うべきは四葉だと、風太郎に面と向かって言ってきた五月ともろかぶりなんだよね。

その一方で、なにかあれば、千雨/五月は、必ずネギ/風太郎に対して、苦言を呈すことも辞さずに、陰ながら支え続けていた。

千雨が最終的にデレたことを思えば、五月のデレも必至だよねw


で、この三人にならって、他の姉妹に当てはまるネギま!ヒロインを考えると、

三玖  宮崎のどか
二乃  エヴァ(エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル)、和泉亜子
一花  綾瀬夕映、雪広あやか

あたりかな。

三玖が「のどか」というのも、歴女と本屋ということで、ものすごくしっくり来る。

二乃がエヴァというのは、女王様気質なのと、もともとエヴァがネギの父であるナギに惹かれていたあたりが、風太郎父のイメージと重なるキンタローを、当初、二乃が好きだったのとも被るなぁ、と。

アコもナギに化けたネギくんが好きだったので、一応加えておく。

そういう意味では、意外と一花に該当する娘がいないなぁ、と感じて、一応、むりやり、夕映とあやかを足しておいた。

夕映にしたのは、親友ののどかが好きなネギくんを横恋慕してしまったところが、一花に重なるかな、と。

風太郎を好きになった三玖の傍らで、同じく風太郎を好きになってしまったところね。

あやか(=委員長)は、単純にネギ君ラブのお姉さんキャラということでw


ちなみに、今これを書いている人は、『ネギま!』の終盤では千雨が選ばれることを望んでいた一人w

なので、今まで誰エンドとかにはあまり関心をもっていないと書いてきたけれど、改めて、この『五等分の花嫁』では、五月エンドを希望したくなった。

というか、もはや五月が千雨にしか見えなくなってきた。

あ、そういえば、ふたりとも、実はメガネっ娘だなw


で、この五月=千雨説に気づいた結果、なんで自分自身が『五等分の花嫁』に、今更ながら惹かれたのがわかったので。

要は、千雨を応援したかった時の心境と同じものを、五月に対して感じていたからなんだろうな、と。

『五等分の花嫁』の物語のキャラ配置や構図が、『ネギま!』そっくりだったからなんだな、と。

そもそも、風太郎も、ネギ君同様、五つ子の家庭教師=先生、だからね。

そうやって仔細に見ていけば、多分、もっと二つのマンガが被るところを見つけることができると思う。

あ、そうそう、『ネギま!』は、最後、それまで振りまいてきた伏線や疑問のほとんどに対して、誰がネギの意中の人か?を含めて、なんら解答を示さないまま、放り出して終わっているので。

多分、『五等分の花嫁』もそうなるのだと思うw

てか、むしろ、この2作の類似性に気づいてしまった以上、期待しても無駄、ということがよくわかったw


となると、最終2話を残したところで作者の腕の見せ所は、どうやって、物語的には、「誰も選ばない」ことで終えるかだな。

うん、日の出祭初日の風太郎の発言は、メタ的には正しかった。

ネギ君も最後、そのあたりをゴニョゴニョさせたまま、終わってからw


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五等分の花嫁 第120話 『五年前のとある日』 感想: 結局、五つ子ゲームの『ネギま!』エンドなのか!

2020-02-05 12:48:25 | 五等分の花嫁
いきなり、前回のプロポーズはやっぱり夢オチだったかぁ、と思わせるような、風太郎の目覚めから始まった今回。

この導入だったら、真面目に115話から119話までが、風太郎の夢だった、という解釈もまんざらではなかったりして。。。w


ともあれ、タイトル通り、すでに(誰かははっきりしないけど)物語の語り部の意識は、結婚式当日に飛びつつある。

で、残り2回で結婚式をやって終わり!、ってこと。

はーあ。

なんか、ホントに茶番になっちゃったね。

これ、マジで、終了直後大炎上した『ネギま!』エンドじゃん。

さすがは「ねぎ」先生、そこまで『ネギま!』にトリビュートするか!

だって、今回の話を見る限り、高校在籍中の話では、結局のところ、誰が花嫁だったか、決まりませんでした、ってことだからね。

四葉が選ばれたのは、暫定的に、今、五つ子に風太郎が順位をつけるとしたら誰?、というだけのことで。

つまり、一花が、鐘キスは誰だったら嬉しかった?、と聞いたことと大して変わらない。

で、今回におけるやり取りを見る限り、風太郎と四葉については、要するに、京都に最初に出会った時の「精神年齢」での、オコチャマどうしのオママゴトを再現するにとどまった、ということで。

しかも、風太郎は大学で上京して、卒業以後は、四葉にしても、遠距離恋愛になるわけで。

つまりはさ、四葉が114話で選ばれたのは、風太郎、というよりも、ねぎ先生からの「ご褒美」ということでしょ。

功労賞。

いや、ごめんね、君だけ、お話の都合で、いろいろと我慢させちゃって、という。


これもまた、『ネギま!』を参照すれば、要するに、魔法世界編になって以降の貢献からすれば、どう見てもネギくんの好きな子は千雨だろ?、って思って当然だったけど。

でも、明日菜が100年(だっけ?)の眠りについて、この先、物語世界の人身御供になってしまうから、やっぱりネギ君の意中の人ははっきりさせないまま終わってしまった。

加えて、ナギ救済編をすっ飛ばしての、いきなりの超ハッピーエンドで、まるで「打ち切り」のような終わり方をしてしまった。

あの終わり方と似たような展開にする、ということなのだと思う。

だって、『ネギま!』だって、『五等分の花嫁』の五つ子の5人以上に、ネギ君ラブの娘たちがいたのだから、全く状況は同じ、というかもっと大変だったw

多分、それと同じ終わり方をするのは必至。


ということで、とりあえず、高校編は、暫定的に四葉エンドにしておいて、そこから5年経ってから、まぁ、当然、その間、気持ちが離れたり、東京で、風太郎は別の女の子とつきあったり、ぶっちゃけ童貞も捨てたりとか、修羅場を経験したりとか、すったもんだあったところで、再び、五つ子の「誰か」に会って、そのまま電撃ゴールイン!ってことなんじゃない?

その間の、高校卒業から結婚式までの間は、ご自由にご想像下さい、ということで。

そういう意味では、この120話の時点では、将来の花嫁が誰になるかは、思い切り白紙に戻ってしまった。

四葉とは限らず、
五月であるかもしれないし、
三玖かもしれないし、
一花かもしれないし、
もちろん、二乃かもしれない。

文字通り、「五等分」の可能性に、(むりやり)引き戻された感じ。


ということで、結婚式会場で、五つ子ゲームをするのは必至だろうし、『ネギま!』の終了の仕方をふりかえれば、そこでも「誰を選ぶか」は決まらず、オープンエンドのままで終わるのだろうね。


で、後日、五つ子それぞれのバージョンのエンドが「外伝」的に描かれるんじゃない?


あるいは、これも『ネギま!』にならうなら、『UQ Holder!』のような外伝的続編を作る感じじゃない。

ちなみにこの『UQ Holder!』では、『ネギま!』の正編エンドでネギ君が選んだ相手は、やっぱり、物語後半、徹底的にネギ君を叱咤激励した千雨だった。

なので、それにならえば、『五等分の花嫁』の正編エンドの相手も、同じく、風太郎を叱咤激励してきた五月になる、ってことなのだと思う。


そして、こういう、まぁ、ぶっちゃけ美少女ゲーム的マルチエンディングのTrue Root的発想を踏まえれば、114話で四葉が選ばれたのは、さしあたって選ばれた後も、四葉が相変わらず五つ子への忠誠心を捨てずに、自己犠牲的に、風太郎と五つ子をつなぎとめることに徹しててもらうためだった、ということになる。

それこそ、『ネギま!』の明日奈のような人柱の役を引き受けた、というkと。

メタ読みだけどね。

で、千雨の役を五月が引き受けるのだとすれば、この数話で、駆け足のように、五月に風太郎に対する恋心を自覚させたのも理解できる。

実際、今回、一花を除く、二乃、三玖、四葉、とともに、五月も、風太郎を見送るとき、自然に涙を流していたからね。

今回をもって、ようやく、五月が、他の四姉妹にちゃんと肩を並べるようになった、ということで。

母に対してといえ、「ですます」ではない、自分の口調を取り戻してもいたし。


ということで、すべては『ネギま!』へのねぎ先生のラブを加味したことだけど、それによれば、True Endは五月で、でも、本編最終回では、そのことは明瞭にされずに終わる、ということだと思う。


もっと書きたいことはあるけれど、続きはまた後でw

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