BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

プリコネ(プリンセスコネクト!Re:Dive)の世界ってSAOみたいなゲームの中の世界だったのね

2020-04-30 12:18:33 | プリコネ
原作ゲームを知らなかったので、聞いてびっくりしたけど、プリコネの世界って、SAOのようにゲームキャラからなる世界だったのね。

要は『防振り』と同じ設定。

素朴にびっくりだな。

だって、SAOや『防振り』の場合は、あくまでもVRMMOを素材にした「お話」だけど、

プリコネの場合は、実際、プレイヤーもゲームに参加するわけでしょ?

つまり、一応、目の前に出てきているゲームキャラにも、それをプレイしている中の人がいる、という設定なわけだよね。

まぁ、だから何だ?といわれそうでもあるけれど、でも、ゲーム開発側としては、意図的に、プレイヤー自身もその世界にダイブしているような錯覚を与えるための一種のギミックとしてそんな設定を仕込んだ、というわけだよね。

で、Re:Diveだから、これは失敗したルートの2周目だと。


しかし、なんていうか、こういう設定増えたね。

やり直し、や、2周目。

当然、このプレイの前には、1周目があって、しかし、その結果には直接、アクセスできない。

ユウキの記憶がないのも、そのせいだし、

ちょっと話は違うけど『グレイプニル』の修一やクレアに記憶がないのもそれでしょ?

というか、記憶がないこと自体が、逆に、今がやり直しの2周目かもしれない、ということを暗示してしまうわけだし。

もちろん、嫌いではないけどね、失われた記憶を探すことで、物語の「真の結末」にも同時にたどりつける……、という展開w


しかし、そうなると、今後、プリコネは、そういう中の人の現実世界にも触れることになるのかな?

というか、むしろ、そのあたりは、せっかくゲームではないアニメの世界なのだから、この際、別シナリオにしてくれてもいいんだけどね。

その方が話が広がっていいと思うのだけど。。。

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プリンセスコネクト!Re:Dive 第4話『ようこそ美食殿 ~宵のとばりにビーフシチュー~』感想: なんかホームづくりだけで終わった回だった

2020-04-28 17:28:02 | プリコネ
ギルドホームへの引っ越しという、他愛もない話。

その、他愛もない話の中で、一応、キャルたちは大変、というのをユウキが、気を失った時に、なんとなくアメスから知らされた、ということで。

といっても、その情報はユウキの記憶には残らないようなので、ぶっちゃけ視聴者にそのことを伝えた、というのでいいのかな。

あとは、よくわからないけどリマが出てきたw

一応、今回はため回ということでいいのかな。

なんかOPにあるような冒険に、ぼちぼちでかけてほしいのだが。

てか、2話の竜との戦いのような動きのあるシーンがまた見たいかな。

とはいえ、これ、どうやったらお話が動き始めるのだろう?

またコッコロが、なにか託宣を受けて、あちらに向かいましよう!とか、言い出すのかな?

このすば的雰囲気やキャラの雰囲気も嫌いではないので、なんとなく見ちゃってはいるけれど、そろそろ、これからどこに向かうのか、はっきりさせてほしいところ。

でもまぁ、ソシャゲだからなぁ…と、ちょっと期待値を下げたほうがいいかも、というささやき声も聞こえてくる。

さてさて、どうなることやらw

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グレイプニル 第53話 『完全なる合体』 感想: 一体クレアは記憶を失う前に何をしでかしていたのだろう?

2020-04-27 17:13:09 | グレイプニル
いや、53話の内容だけで言えば、単純に千尋の発言から、失った記憶を修一が求めて、改めて千尋に自分の着ぐるみの中に入ってくれ、と頼んだことに尽きるのだけど。

もっとも実際には、なぜか、千尋の代わりに勇が名乗りを上げて着ぐるみの修一の中に入る、という、まぁ、この物語の描写からすれば、ホモどうしの性行為を思わせるような、しかしちょっと滑稽な描写で終わっているのだけど。

でも、改めて物語全体の流れでいえば、修一と、そしてクレアが失われた記憶の中でそれぞれ何をしていたのか?ということで。

記憶を失う前の二人は、別行動を取っていたことを考えると、普通に考えれば、記憶を取り戻すことで、修一とクレアの間に決定的な溝が生じ、その結果、離別する、というのが、よくあるパタンだよね。

実際、そうなりそうな気もする。

というのも、海斗がクレアにぶちまけた「お前がすべてを壊した」という言葉からすれば、クレアが、いまある海斗の不幸の元凶だ、ということになるのだけど。

でも、だとすると、これも普通に考えれば、クレアが愛子の自殺に関わっている、ということになりそうなのだけど。。。

だって、今の不幸の発端は、

最初にとにかく愛子が自殺をし、

その愛子の自殺を知ったほのかが、宇宙人の力で死んだ愛子になりすましていたところを、

その(ほのかがなりすました)愛子と付き合っていた直人がおかしさに気づき、

その直人の疑問を聞いた海斗が調査に乗り出した結果、たしかにほのかが愛子に成り代わっていることに気づき、

その上で、愛子になりすますためにほのかが自分の意志で愛子を殺したと考えた海斗が、愛子になりすましたほのかを自分の手で殺したのだけど、

その後、宇宙人から、実は愛子の死因は自殺であって、ほのかが殺したわけではなく、

ただ、ほのかは、自分の不幸な現状から抜け出すために、皆から愛されていた「愛子」の場所を占めたいと思っていただけのことだったわけで、

その事実に驚愕した海斗は、コインを100枚集めて、死者を生き返らせる「転生」の能力を得て、

その力で、ほのかを生き返らせたのだけど、

しかし、生き返ったほのかは、記憶のない化け物として蘇ってしまい、

記憶を失う前の修一はエレナとともに、化け物となったほのかを止めようとしたのだけど、

どうやらその過程で甚大な危機に陥り、エレナは修一の記憶を奪って?修一を戦線から離脱させ、

修一の代わりに、同じきぐるみの能力を(海斗への復讐?憎しみ?をもつ)直人に付与させて、ともに海斗とほのかの化け物コンビの討伐に向かうことになった・・・

・・・という流れのはずなんだよね。

つまり、基本的に、現在の物語の幹は、「海斗&ほのか vs エレナ&直人」という2陣営の闘いになっていて、その間を、第3勢力として修一&クレアが関わる、という形になっている。

もっとも、この一種の三つ巴の状況があるからこそ、『あの花』的な幼馴染の内輪もめ、という閉塞感を覚えてしまうわけだけど。

ただ、そんな「はじまりの6人」の争いのはずであるにもかかわらず、海斗はクレアが全ての元凶と言い切っているわけで。。。

つまり、不幸の連鎖の「最初の一撃」を与えたのがクレア、ということだよね。

ただ、そこで改めて気になるのが、この物語が「はじまりの6人」の内輪もめの話だという基本構造。

で、海斗の話からすれば、クレアはきっと愛子の死に関わっている。

そして、クレアはなぜか、記憶を奪われている。


いや、何が言いたいかと言うと、クレアって、もしかして「愛子の蘇り」なり「転生」なんじゃないの?ってこと。

あるいは、愛子が、ほのかがそうしたように、クレアの身体を奪おうとしたのかもしれない、ということ。

だから、もっと直接的に言えば、クレアは愛子である、ということ。

そういう意味では、クレアの記憶を消したのは、必ずしもエレナとは限らないのかもしれない。


なんで、こんなことを思ったかというと、まさにアニメの第4話の「変身願望」の説明に触発されたから。

つまり、宇宙人の世界では、魂と身体を完全に分離することできて、極論すれば、魂は身体をいくつも乗り換えることができるということ。

まさに着ぐるみのように。

だとすれば、クレアはさておき、愛子にそのような意志がなかったとか、愛子は宇宙人とは接触していなかったから、という記述はどこにもまだないんだよね。

で、その手の隠されたエピソードが、修一の記憶を取り戻す過程で明らかになってくるんじゃないかな、と。

もしかしたら、修一は、真相を全部、知って、完全に絶望して、エレナに自分の記憶を消してくれ、と懇願したのかもしれない。

あるいは、自殺しようとした修一を楽にしてあげるために、エレナがそう動いたのかもしれない。

ともあれ、修一の記憶の中に、真相に至るカギがあり、その情報は多分、クレアがどう、この「なかよし6人組」の悲劇の引き金になってしまったかを示すものになると思うのだよね。


ということで、まずは54話以降描かれる、修一の記憶のサルベージに期待。

結構、エグい過去が待っているように思うのだよね。。。

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ぼくたちは勉強ができない 第156話 『[x]=機械仕掛けの親指姫編⑥』 感想:ホントに関城ルートになったのだけど、これでいいの?

2020-04-27 16:10:37 | ぼく勉
マジで、関城ルートなんですけど。

それで理珠はいいの?ってくらい、あれれ?なんだけど。

こうなってくると、この理珠編タイトルの「[x]=機械仕掛けの親指姫編」ですら、意味不明なタイトルになってきているのだけど。

成幸と協力して、関城を不幸ループから救い出して、その共同作業から理珠と成幸が互いに互いの存在の重要さに気づいてゴールイン!って展開なの?

さすがに展開が雑すぎるんですけど。

しかも、なんか理珠のやる気自体、幽霊の子のブーストも入っているように見えて、もうこうなると「機械仕掛け」というよりも、ただのマリオネットじゃん!としか思えないかなぁ。

いい加減、消化試合めいてきたので(←いや最初からそうなのだけど)、こうなってくると、とっとと関城の問題を解決して理珠ルート自体を終わらせてほしいと思ってしまうくらい。

てか、これ、全然、ラブコメしてないよね?

ラブもコメディも、どちらもないよね?

なんか『鬼滅』の方もそうだったけど、もしかして漫画家もコロナ疲れで、アイデアが枯渇してきているのか? なんて心配になってきたりする。

このままの展開だと、マジでキツイなぁ。

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鬼滅の刃 第203話 『数多の呼び水』 感想: 意外とあっさり炭治郎が人間として戻ってきたのだが…

2020-04-27 15:59:38 | 鬼滅の刃
えーと、これで終わり?

炭治郎、あっさり、右目の変な肉塊もとれて、ツルッとした爽やかな顔になって帰還したのだけど。

要するに、しのぶの「藤の花」の薬が効いた、ということで。

炭治郎に寄生しようとした無惨も、どうやら消えてしまったようなのだけど。。。

えーと、ホントにこれで終わりなのかな?

無惨の成敗は終わったのかな?

柱の何人かは死んで終わったのかな?

逆に、カナヲも死なずにすんだ、ということ?

ちょっと、いずれも斜め上を行くと言ってもいいくらい、なんの抗いもなく、解決してしまっているようなのだけど。

ホントに、これで決着なのかな?

いくらなんでもあっさりすぎない?

無惨は死んで、禰豆子は人間に戻って、炭治郎も人間に戻った。

日の呼吸の極意は、炭治郎が、縁壱の記憶から引き出して習得したけど、はたして、それが、無惨討伐の決定打になったかは、ちょっと微妙。

うーん、このまま、本当に終わりなのかな?

それとも何か、逆転がある?

むしろ、この流れだと、生き残ったと思われたカナヲの中で、無惨の血が反乱を起こして、彼女が鬼になって、真のラスボスwになる!、という展開くらいしか思いつかないのだけど。。。

どうなるんだろうねぇ。。。

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グレイプニル 第4話 『変身願望』 感想: エレナが前の修一のパートナーとしたら、クレアはその時どうしていたのだろう?

2020-04-27 15:45:12 | グレイプニル
原作53話まで読んだ後で、改めてこの回を見ると、わりとこの4話が、この物語の転機だったことがわかる。

というか、なんだかんだ言って前半で一番情報量の多い回じゃないかな、きっと。

宇宙人の話、コインの話、あと、変身の話。

特に変身のところ。

原作では、多分、読み流してしまって気が付かなかったのだけど、多分、あの自販機から出てくるドリンク、多分、一種のナノマシンの塊なんだろうね。

で、それがそのドリンクを飲んだ本人の意志や願望を汲んで、その人の望んだ「力」を実現できるボディを与える。

で、修一の場合は、記憶を失う前の一周目の世界で、自分の意志で「人が自分の体を使って力を伸ばす」ことを願った結果が、着ぐるみという形で具体化した、ということなんだろうな。

そして、一周目の世界では、多分、修一のパートナーは、本当にエレナで、その時、一体化して戦った際に、修一になにかヤバいことが起こった可能性がある。

あー、うん、ちょっと思いついたことがあるけど、それは、53話まで読んだところでうかんできたことだから、ちょっと場所を変えて、原作の感想として記すことにする。

ともあれ、やっぱり、この作品はいいね。

宇宙人に行ったところでの、修一、クレア、宇宙人の3人でのやり取りのところなんか、やっぱり中のCVの人たちがみな、中堅以上の人だと、安心して芝居を堪能できるところがいい。

ある意味で、そのCVらしいキャラなのだけど、それがまた、ちゃんと物語に奥行きを与えるので。

このあたりは確かに原作にはないところ。

ということで、いまのところ、いい意味で、原作をうまく映像化していると思う。

とういうことで、次回が楽しみ。

まぁ、しばらく山ごもりになってしまうのだけど。

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『グレイプニル』の第4話が待ちきれず、原作の最新53話(『完全なる合体』)まで読んでしまったのだけれど、予想の斜め上を行く面白さ!

2020-04-26 19:10:12 | グレイプニル
表題の通り、アニメ第4話まで待ちきれず、原作を読み始めたら、あれよあれよという間に、最新の53話まで読み進んでしまった!

いや、これは、素直に面白い!

おおざっぱにいえば、雰囲気としては『まどマギ』と『ハンター×ハンター』と『進撃の巨人』を足して3で割ったような感じ。 

で、物語構造はどうか、というと意外なことに『あの花』に近い。


まず、『まどマギ』というのは、〈宇宙人〉から異能を授かるところ。

つまり、〈宇宙人〉が、なんだかんだいってキューベーみたいだな、と。

ちなみに〈宇宙人〉ってカギカッコでくくったのは、これ、一般名ではなく、一応、個体名だから(櫻井ボイスのキャラね)。

一応、〈宇宙人〉との約束のもとでは、コインを見つけてきた報酬として異能が与えられるのだけど、問題は、報酬といいながら、それが事実上、コイン100枚を集めるゲームへの参加の入口になっていること。

もちろん、異能だけをもらってそのままゲームには参加しないという方向も無くはないのだけど、なかなか、他の異能者たちがそれを許さない。

つまり、一度、異能を授かったら、異能者の「社会」の一員になって、その中で、人間社会らしい「玉突き」が起こって、結局、100枚コイン集めゲームに巻き込まれてしまう。

そのため、異能を宇宙人から授かった人は、コインを集める人という意味で「収奪者」と呼ばれることになる。

で、このあたりの、あー、ヤバいシマに巻き込まれちゃったなぁ、というのが、『まどマギ』っぽいなぁ、と感じたところ。

なんというか、とにかく宇宙人にうまく騙されちゃったなぁ、という感じ。

消費者金融の利用を勧誘されて一度借りてしまったら、それがきっかけで多重債務への道にまっしぐら、に近い。

問題は、自分はやらない、と言い放っても、周りが、あの手この手で引き込もうとしている来るメンドくさ。

で、そうしていつの間にか、異能バトルになっているところが、『ハンター×ハンター』っぽいところ。

しかも、力技だけでなく知略戦も必要なところが、なおさら『ハンター×ハンター』っぽいかな、特に蟻編。

ついでにいえば、後に登場人物として「海斗」という奴が現れるのだけど、よみは「カイト」でなんか、『ハンター×ハンター』っぽいなぁ、と思ったのとw、

あと、修一とクレアのペアが、なんかゴンとキルアのペアに近い印象があるからなんだけど。

この修一&クレア組のあり方からは、『進撃の巨人』のイメージもあって、なぜなら、修一が着ぐるみになって、それをまとってクレアが戦う、というのが、なんというか、エレの巨人化に似ているな、と。

エレンの場合は、巨人としての身体は、本来の自分の身体の周りに自然発生して、事実上、エレン本人が巨人という有機ロボを操縦しているようなものだから。

この有機ロボに相当するのが、修一の着ぐるみ。

でも、割とこの二人の関係は、この物語の異能の本質をついているように思えて。

というのも、そもそもこの作品の中で登場する〈宇宙人〉が集めているコインって、彼の同胞たる宇宙人たちの魂の記録媒体のことなので。

一つ一つのコインのなかに、一人ひとりの宇宙人の魂が入っている。

つまり、この作品の宇宙人の世界では、いわゆる心身2元論が、徹底されていて、彼ら宇宙人は、魂を身体から取り出すことができている。

要するに、精神のアップロードができる世界。

裏返すと、物理的身体をおいていける技術力を持った異星人、ということ。


で、最後に『あの花』と言っているのは、もちろん『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』のこと。

というのも、この『グレイプニル』、物語が進んでいくと、いつの間にか、修一と、クレアの姉のエレナを含む6人が、ストーリーの中心になってしまうから。

その6人というのは、加賀谷修一、青木江麗奈(エレナ)、海斗(かいと)、ほのか、直人、そして、愛子の6人。

彼らは、かつて「山田塾」という合宿制なのかな?の塾で学んでいた縁がある。

で、『あの花』というのは、この6人のうちで死亡者が出てしまい、その子を巡ってまた悲劇が連鎖してしまうこと。

そして、この6人のうちの1人が〈宇宙人〉とともに、コイン集めのゲームを始めてしまった。

要するに、この6人がいわゆる「はじめの6人」とでもいう人にどうやらなってしまっていること。

でも、そうであるにもかかわらず、修一はエリナの記憶をなくしてしまっていること。

さらにいえば、どうやらクレアも記憶をなくしてしまっているということ。

で、その記憶を奪った張本人が、どうやらエリナだったこと。

・・・ということで、どうやら修一&クレアが、物語当初、つまり第1話で直面している世界はすでに彼らの記憶が消された世界で、しかし、彼ら2人ともが、記憶を消される前に、「はじまりの6人」のいざこざ、というか、多分、異能対決に組み込まれていた。

つまり、修一とクレアにとっては、今の世界は、ゲーム的に言えば2周めの世界のようなものということで。

だから、最新の53話の時点では、二人の記憶を探るところにフェーズが移っている。


・・・というのが、この物語の基本構造。

ぜんぜん、53話の話になっていないけれど、それは、頭の整理のために、ここまでの物語の流れを振り返ってしまったためだからなのだけど。

ちょっと、53話そのものについては、機会を改めて書こうかな。

でも、とにかく、この『グレイプニル』、ミステリーやホラーの要素もふんだんに盛り込まれいて、面白い。

強いて難点をあげるとすれば、早い段階で物語が「はじまりの6人」に焦点が集まってしまって結果、なんか、ものすごく狭い世界の話、有り体に言えば「内輪もめ」とか「痴話喧嘩」のレベルにまで世界が縮んでしまったこと。

『あの花』っぽい、というのは、あの物語につきまとっていたどうにもいえないような「閉塞感」が、この『グレイプニル』にも漂っているように思うから。

あと、「コインになった魂」の話からも想像がつくように、あと『あの花』と言っていることからもわかるように、死者の復活、という話が絡んできて(まぁ、だからホラーなんだけど)、そのからみで、仏教の「転生」概念がでてきて、その分、物語がちょっと説教臭くなってきているところ。

要は、『進撃の巨人』がその基本プロットのトンデモ要素や教訓要素を北欧神話から切り貼りしているのと同じように、この『グレイプニル』では、仏教説話が、宇宙観や死生観、あるいは道徳観のネタ元になっていて、ちょっと先が読めてしまうところ。

ともあれ、面白いことには間違いない。

さっき「はじまりの6人」と言ったけれど、もちろん、それぞれ「現在の仲間(基本的に能力者)」を引き連れて争い合っているので、その点で、世界は広がる要素はもちろん担保されている。

多分、物語的には、クレアが、どのような意味で、ジョーカーというか、ワイルドカードになるのか、というところかな。

もちろん、ただの修一の相棒枠でもいいのだけど。

でも、それだけでは終わらない気がする。

ということで、また、ちょっと書くかも。

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『とある科学の超電磁砲T』の第13話は延期になったわけだけど、今期はもうちょっとコロナのせいで無理なのかもね。

2020-04-25 05:39:25 | 超電磁砲/禁書目録
先週、とてもいいところで終わって、また延期、というのはやっぱり辛いなぁ。

食蜂はチート爺・幻生にやられたままなのか?

黒子は警策に一矢報いるのか?

上条&削板のタッグは、鬼化美琴を抑えることができるのか?

とりあえず、次回を待つしかないのだけどね。
でも、この鬼化美琴編?は、どうやらあと2話くらいということだから、とりあえずは、なんとか14話までは、だましだまし続けてもらうことを願うばかり。


にしても、SAO・WoU2期にしても、リゼロ2期にしても、はまち3期にしても、全部、延期になってしまうと、さすがにちょっと気が抜けてしまう。。。

どれもシリーズ的に山場を抱えているものだから、やっぱり楽しみは楽しみだったんだよね。

あ、でも、はまち以外は、原作を読んでるから、展開はもうわかっているだけど。

なので、それがどう映像でアレンジされるかに期待していた。

とりあえずは7月まで待つしかないねぇ。

で、その玉突きで、お兄様の「来訪者編」も10月へ。

正直、『魔法科高校の劣等生』の中では、この来訪者編が一番面白いと思っていただけに、こちらも延期はちょっとねー、という感じ。

でもまぁ、しかし、たまには、こういう時期も必要かもね。

最近は、ほんと、原作を売るための半端な原作ものの映像化ばかりだったから。

いい機会だから、一定以上の人気があるものを、決まったサイクルで続編を作りつつ、完結まで作る、という方向に業界の構造を変えていったほうがいいと思うけどね。

そういう意味では、SAOにしてもリゼロにしてもはまちにしてもお兄様にしても、とにかく間を空け過ぎだよ。

その間に、どうでもいいようなものばかり作っているから、いざ2期でまあ勝負、という段になって、今回のように肩透かしを食らうことになってしまう。

鉄は熱いうちに打て、でさ。

人気が出たら、とっとと続きも作る、というのがいいと思う。

幸い、今は配信ベースになってきたから、むしろ人気のある作品のストックをちゃんと作っていくことで、長く繰り返し見られるシリーズを増やしていく、という方向に企画の性格が変わっていくんじゃないかな、と期待していたりする。

これを機に、袋小路から抜け出してくれるといいのだけど。

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『五等分の花嫁』については、もう14巻の結末で評価を定めればいいだけじゃない?

2020-04-24 12:35:17 | 五等分の花嫁
最終巻の14巻も出て、単行本組もあの終幕を確認したわけだから、『五等分の花嫁』については、あの14巻の結末で「完結」ってことで、作品の出来を評価しても、もういい時期なんじゃないかな?

なんで、こんなことを言っているかというと、ときどき、いまだに、マルチエンドで他のシナリオを!とか、続編を!とか、言ってる人たちを見かけるから。

でもさ、あの結末を見たら、この作品が、単に、雰囲気としてミスリードを使っていることははっきりしたわけで。

しかも、連載の時に最後の場面を見たところで、「あれ、夢オチ?」と思わせておいて、それなりの読者から(もちろんこのブログもそうだけど)考察や非難が起こったにもかかわらず、さらに「夢オチ」の上乗せみたいなことを、14巻で「おまけ」として加えているのだから。

これ、作者も担当編集者も、もう確信犯で「思わせぶり」なことをやってるってのは、バレバレじゃない。

つまり、この作品において、伏線と思しき「思わせぶり」な場面の取り込みは、単に、その時の読者の気分を高揚させる一種の麻薬みたいなものでしななくて、あくまでも「その場限り」の興奮剤でしかなかった、ということ。

一種の炎上商法。

だから、もはや伏線の未解消や、以前の描写との矛盾点の指摘を、それこそ「アラ探し」のように行うのって、さすがに、もうなんの意味もないと思う。

そう感じるのは、たとえばアマゾンのレビュー欄とかみると、ちゃんとこれで「完結」と受け止めて良作と見ている人もいれば、駄作と断じている人たちもいることがわかるから。

もちろん、評価としては、圧倒的に、星1や星2の人たちの意見に近いけれど、でも、その一方で、あの結末で納得する人たちも大勢いるということで。

だから、単純に、駄作とか失敗作とか思ったら、そのことをきちんと表明すればいい。

で、それでも気に入らない、俺の推しが嫁にならないのはおかしい!とか言うのなら、その考える展開で、盛大に二次創作をすればいいじゃない?

少なくとも、あの結末で満足できる人たちが相当数いる以上、商業的には大成功、というのが、作者も編集者も実感していることだろうし。

もちろん、四葉が選ばれたことが全くのイミフなのは大賛成だし、

誰が選ばれたか、ということよりも伏線回収の雑さには心底呆れるけれど。

でも、それが作者の能力の限界だったと思ったほうが、読者としては健全だと思うけどな。

今までも何回か書いたけど、特に誰推しということもなく、ミステリーっぽい展開に面白さを感じたものからすれば、終わってみれば、その「ミステリーぽさ」はまさに「ぽさ」のところだけが作者&編集者の狙いであって、実際には、全然ミステリーでもなんでもなかった、ということ。

それが14巻の「おまけ」場面の追加で確定した、ということかな。

だから、『五等分の花嫁』はアマゾンレビューの星1や星2の人たちと同様に、駄作で失敗作だと思っているけど、それは、物語の構造上の問題ということで。

つまり、春場ねぎに、ストーリーテラーとしての作家性を求めても無理だということがはっきりしたってことで。

それを、自分の「推し」のエンドにしたいからといって――この傾向、意外と二乃推しや五月押しの人に多いみたいで、多分、一花は一度悪堕ちしたことで、三玖は自分の成長を認めて自己完結したことで、それぞれ推しの人も不満を言うことが一花や三玖の決意を損ねることになると思ってるからなのだろうけど――、物語の矛盾点をついて、だから書き直される、いや、書き直せ、というのは、単に、今ある結末を「否認」した上での懇願でしかないと思っている。

なので、さっぱり駄作認定して、次の良作を楽しむほうがいいだろうに。

連載しているときには一喜一憂しながら楽しむ。

で、完結したら、その受け止めには時間がかかることもあるけど、そこで終わったものとして判断する。

それくらいの距離感が大事だと思うけどな。

あと、大抵の場合、続編、っていいことはない。

すでに、物語への印象やキャラ造形の先入観があるから、物語もキャラも自由に動かせなくなるから、よっぽど物語の背景がしっかりしていない限り、たいてい、どうでもいいものになる。

マガジンで言えば、『ネギま!』に対する『UQ Holder!』がまさにそれ。

画竜点睛を欠いた作品を、蛇足で補うことなんてできない。

という意味で、『五等分の花嫁』についても、たしかにカラー版では、シュタゲのように途中から『シュタゲ・ゼロ』に分岐したように、違う時間線に分岐していく可能性はあるけれど、でも、まさに『シュタゲ・ゼロ』がそうだったように、それが良作に繋がる可能性は極めて薄い。

同様に、アニメ第2期が全く異なる展開になる可能性もあるだろうし、それは実際、『ネギま!』がアニメ版で異なるエンドを示していたはずだけど、それって、原作が連載中だったからこそできたオルタ・エンドだったと思うのだよね。

それを一度完結しているもので行うのは難しい。

なぜなら、作者監修の下で行えば、原作エンドとどっちが正史か?みたいな無駄な争いを呼び起こすだけだし、作者とは関係ないアニメの監督や脚本家が行えば、まちがいない黒歴史認定されるだけのこと。

ということで、『五等分の花嫁』については、粛々と14巻で完結したことを受け止めるだけのこと。

で、ここの判断は、あれはさすがにないわー、というものだった。

そのあたりの判断がどういったものだったかは、このブログの過去エントリを見てください。

しかし、114話の直前あたりまでの文化祭編は、連載中は面白いと思っていたけど、14巻の完結を見た後だと、あそこからもう作者&編集者は整合性のある物語の終結を諦めてしまっていて、だからこそ日の出祭の時に、前もって五つ子姉妹の個別ルートをやってとりあえず5人分、見開きでいい表情の顔を、個別ファンごとに届けていたのだと思う。

その意味で、徹底的に絵師の仕事でしかなかったってこと。

むしろ、(少なくとも連載初期においては)絵の巧さが、ストーリーテリングの上手さをも読者に期待させて、しかし、その期待に応えることができなかった、というのが真相だと思う。

天は二物を与えず。

つまりはそういうこと。

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『グレイプニル』、ちょっと読み始めてみたのだけれど、これはかなり、ヤバい!ですね!

2020-04-22 16:45:22 | グレイプニル
堪え性がないので、『グレイプニル』、原作に手を出し始めたのけだけど。

これ、ちょっとヤバいかも。

想像していた方向からだいぶ大きくズレていきそうな雰囲気。

なぜなら、エレナもエレナで、いろいろ背負っていることと、エレナと修一、ってどうやら過去に知り合っていて、かつ、かなり親密な関係にあったようで。

でも、クレアって、エレナの妹なんだよね。

そういう意味では、高3の修一に対してクレアは高1、という設定は、微妙にうまく効いてきている。

しかも、この先、どうももう高校とかどうでもいいことになるみたいで、なんていうか、これ、事実上の異能力対決の世界、というか、現実がゲームになったような世界になっていくみたいだ。

作者の絵柄の影響もあるのだけど、なんか、『ハンター×ハンター』みたいな雰囲気もある。


・・・ということで、一通り読んだところで、ちょっと読後感を書くかも。

もちろん、まだ連載中のようなので。

ただ、原作の方は、エロというよりもホラーという感じが強い。

その意味では、アニメ化スタッフは、メディアの違いをよく理解して、いい仕事をしているような気がする。

あ、そうそう、やっぱり修一は、さすがの花江ボイスだけのことはあって、ちゃんと毅然とした男子に変わっていくw

でも、それも含めて、修一の記憶の一部欠落、というのが効いてくるような気がする。

なんていうか、この世界、修一が記憶に欠落がある、という点で、どうもすでに修一にとっては2周目の世界、って感じもする。

まぁ、そんなことも可能になる、という意味で、あの櫻井ボイスの宇宙人がチートすぎるのだけど。

しかし、そうなると、これ1クールでは大したところまで進まない気がする。

こういうのは、ちゃんと、最後まで映像にしてほしい、と思うなぁ。

いや、まぁまだ、原作も終わってないんだけどねw

ともあれ、かなりいい感じ。

てか、ヤバいですね!

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