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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

映像研には手を出すな! 第6話 『前作より進歩するべし!』 感想

2020-02-11 11:59:05 | 映像研
第6話についてというよりも、この作品については一度書いておきたいな、と思っていたので。

ちなみに原作は未読。

というか、原作があること、さっきまで知らなかったので、ちょっとびっくりw

とまれ。

いやー、これ、面白いw

内容的にはアニメ制作という点では『SHIROBAKO』に近いのだけれど、こちらは、高校の部活という設定なので、エピソードの発端が常に、いい意味で素人丸出しなところがいい。

加えて、あんな「キャラ造形」なのでw、最初から「萌え」とか無視しているところも清々しいw

純粋に「映像をつくる」ってどういうこと?に焦点が当たる。

いや、だって「イメージボード」だよ?

しかも、思い切りジブリ風のw

第1話に登場したコナンのシーンもそうだけど、全体的に、古きよき宮﨑アニメへのオマージュが込められているところもいいよね。

別にこれは、この作品そのものが狙ったことではないのだろうけど、最近のソシャゲをベースにした、意味もなければストーリーもない、ただキャラが動くだけのアニメが増えているところで、とりあえず、ピュアな気持ちで「映像を動かす」ってどういうことだったんだっけ?というところにまで戻って、あれこれ、グダグダ、やりあっているのはいいw

しかも、『SHIROBAKO』のような世知辛さとは一応離れているのも。

もちろん、制作進行については、ちゃんと金森Pが仕切っているわけだけどw

でも、あれも、本人の属性/才能としてかたづけられているのもいい。

まぁ、なんで最初から浅草と金森がつるんでいるのか?という疑問はあるのだけどw

案外、金森自身、自分は人を集めて采配を下すところに、つまりマネジメントや政治の部分に自分の才能があると自覚していて、日頃から才能ある有為の人物を探していて、その結果、浅草に目をつけていたのかもしれないw

それは水崎を速攻でスカウトしたところにも見てとれるし。

なにより、作品だけでなく、作品を支えるのに必要なことがカネと名声、というところに気づいているのが、いい。

というか、高校生でそれを見切っているのは怖いw

でも、こういう人って、ひとりくらいは学校にいたよねー、と思わされるのもうまいところ。

いや、才能って、実は高校くらいの頃に、もう、決まってるんだよねw

そうした、全体的な雰囲気も含めて、とにかく、この『映像研』は面白い!

多分、単純な面白さだけなら、筆頭なんじゃないかな。

こういう、ちょっとめんどくさそうなところはあるけど、でも、見てちゃんと腹を抱えて笑える作品は、コンスタントに一定数は製作してほしいなぁ。

もうソシャゲ作品にはうんざりだから。

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