BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

這いよれ! ニャル子さん 第3話 『八坂真尋は静かに 暮らしたい』

2012-04-25 18:23:56 | Weblog

あれ、何かだんだんつまんなくなってきてない?

何となく第1話を見て、なんだこれ?でもオモシロイじゃん、って感じだったんだけど、どうもその印象は第1話だけだったらしい。

第1話はともかくテンポが良くて面白かった。というか、クトゥルフ神話の話自体、あー、そんなのもあったねー、って思い出していたりしたので、ともかく密度が高いように思えたんだろうね。

だから、端的にいって、紅い髪の子、クー子だっけ? 彼女がウザくて邪魔。
彼女が絡んでくることで、ニャル子の動きが遅くなってテンポが悪くなる。

随所で言われている各種パロネタ、ライダーとかジョジョのネタは、正直どうでもよくって。というのも、もうそういうフォーマットなのね、ってわかったら、あ、このセリフも何か元ネタあんだろうなー、ぐらいで見てればいいから。

なので、とにかくテンポとテンション。
これを維持しないと、この作品の面白さはとことん減じる。
そういう意味で、クー子の百合ネタ?は不要。鬱陶しいだけ。

とにかく、ニャル子の動き(セリフもアクションも)をマックスにすることで面白さもマックスになると思うので、その方向にもう一回戻して欲しいのだけど、でも、次回も新キャラ登場なんだよね、どうやら。

うーん、これは、そんなにキャラ増やしてもしょうがないと思うんだけどなぁ。

クー子も含めて、もうちょっと、八尋とニャル子の絡みだけで6話ぐらいまで引っ張っても良かったと思うのだけどね。それが飽きたところで新キャラ投入ぐらいでちょうど良い感じかな。

第1話の、なんだこれ? って感じを是非もう一度!

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氷菓 第1話 『伝統ある古典部の再生』

2012-04-23 14:47:26 | 京アニ
うむ。
これもまた微妙なw

原作既読だけど、もう随分前のことなので、内容は全然覚えてない。
だから、奉太郎たちが登場する今回は、ああ、そうだったけ? という感じで納得。
記憶が確かならば、もともとそんなに盛り上がるタイプの物語ではなかったので、アニメ化の話を聞いた時点で???という感じだったのだが、とりあえず、一話の印象はそのまま。なので、微妙。

何となく記憶のなかにあるイメージとは何か違うなぁとは思うものの、それもあまり明瞭な記憶ではないからなんとも言えない。

だから、どちらかというと、米澤穂信って、こんなアニメになるような作品を書く人だったけか?という違和感の方がやっぱり強いんだろうな。

もっとも、物語自体に大してメリハリのない(ように記憶している)作品だから、京アニのように、画面のリアルな絵力で映像としては引っ張るしかない、って感じ。

どちらかというと、実写でやればいいものを(多分、昔だったらNHKでやってたようなもの)無理矢理アニメにしてる感じかな。その点では、CVについては、この作品でこそ、素人っぽい人を採用したほうが良かったのかもしれない。

なんか、映像と物語と声がどれも半音ずつずれているようなまとまりの悪さを感じるんだよね。

まぁ、えるがあんな超絶お嬢様のように描写されたのはさすがにちょっと引いたけどね。
てか、あの髪が伸びるのはなんですか?w

良くも悪くも京アニ的な二次創作的な翻案のなせる業ってところかw

もっとも、こういうのを実写で撮ろうとしてもそれこそ役者さんのプールがもうないんだろうな。アイドルじゃだめだから、こういう日常を演じるのは。

前クールの、Anotherの綾辻行人なんかもそうだけど、ここのところの感じとしては、ラノベをアニメ原作にするのもそろそろ限界がきていて、原作のソースとして推理小説ものにまで手がでるようになったけど、もともと推理小説って、やっぱり文学臭さが抜けてなくて、映像化の素材としてはちょっと違う。そのちょっと違うものを映像化しなくちゃいけないくらい、オリジナルがあるような原作が枯渇してきてるのかな、と感じる。

そういう意味で、米澤穂信ブームのような動きはどうなのだろうね。
桜庭一樹のGOSICKあたりから始まった動きなのだろうけど。
あれは、もともともラノベみたいなものだったからなぁ。
なんだか、ちょっと痛々しい。

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モーレツ宇宙海賊 第16話 『初仕事!白凰海賊団』

2012-04-22 12:38:29 | Weblog
ホント、安定していて面白い。
シナリオがちゃんとしているとこんなに作劇として面白い、ってことの見本だね、もはや。

物語当初の、海賊になる前のヨット部の描写が克明にあったからこそ、活きてくる展開。
そして、海賊になってからちゃんと大人のクルーが茉莉香を先導していたからこそ、活きてくる展開。
ということで、今までの描写がいずれも全く無駄になってない。
いやー、凄いよ。
チアキにしても、グリューエルにしてもクルーの一人としてすっかり加わってるけど、彼女らにしても、それまでのエピソードがあればこそ茉莉香のサポートに回ることの意義がちゃんと分かるわけで。
さらにいえば、姉を通じて茉莉香に接してしまったがゆえに、むしろ姉以上に茉莉香に心酔しているように見えるグリュンヒルデとかね。彼女らの行動基準がいくつか描かれているからこそ、こういう状況だったらこんな風に動くだろうな、とか勝手に想像できてしまうわけで、それが視聴の楽しさを倍増させている。
いやー、ホントに上手い。

で、今回の絶妙の引きw
あれだって、現部長の動きがためとしてちゃんとあったからで。
一瞬のカットで、茉莉香の部屋に呼び出されても全く違和感がない。
むしろ、そのスピード感のまま、次回に持ち越す展開なのだから。

面白くて楽しい上にためになってしまう、という、もう作劇の見本のような物語になってきたよ、モーパイはw

次回も楽しみだなぁ。

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エウレカセブンAO 第2話 『Call It What You Want』

2012-04-22 12:17:41 | Weblog
微妙。

なんとなく、エウレカセブン、というか、ニルバーシュを、ガンダムやヴァルキリーみたいに、機体(の名前)だけで継続させていきたい、というような意図しか今のところ感じられない。

あとは設定がどうにも。。。
ギルクラもそうだったけど、無駄に政治色を付けてくるのは、どうもね。
OOとかBLD +でそうした設定が結局上滑りしたのを覚えてないのかな。

どうもこのAOはファムと同じ匂いを感じる。

個々のアクションシーンはおおーと見せるものにはなることは間違いないのだろうけど(なにせBONESだから)、しかし、お話の辻褄が合わないまま低空飛行しそう。

ていうかさ、どうしてIFOのパイロットが女子ばっかりなん?
前作って、そこは男子がカジュアルな格好でリフしていたからよかったわけで。
いや、単純に、そういうところに萌え要素もまぶそうとしているのみえみえで。
なんかね。ラグランと似てるかな、あざとくて。

この手の設定を継承した続編なのかスピンオフなのかわからない作品についてはいつも思うのだけど、いっそ、今のクオリティで前作を作りなおしたほうがいいと思う。エヴァみたいに。

映画版のエウレカみたいに、ええー?そんな風にリミックスするのかよ?ってのを期待していたんだけど。映画版は、既存映像を切り貼りしてよくもまぁここまで違う話に作りなおしたな、って思って。ああいう、ラフな感じがエウレカらしさ、というか、エウレカのオリジナルなところだと思うので。マクロスで歌姫が世界を救う、に近いノリ。

残念ながら、今のところ、AOからはそういうリミックス感が全然ない。
音楽のように創られた映像というのがウリだったと思うんだけどね。
どうもそういう雰囲気が全くなくて、期待はずれ。
残念。

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アクセル・ワールド 11巻 -超硬の狼- 感想

2012-04-11 19:30:41 | SAO/AW
災禍の鎧編から新章突入、という感じで。
つまり、本巻は序章に過ぎないので、感想云々を言う前に、あれー続きは秋なのか、長いなー、というのが正直なところ。

いや、いつもどおりの面白さだけど、ちょっとだけ盛り上がりに欠けたかな。

そうそう、あれアクア・カレント出てこないじゃん? と思ったのだが・・・・

確か、本巻の予告の時に、

「謎の最強《レベル1》アバターも登場する~」

という表現があって、てっきりアクア・カレントだとばかり思っていたのだけど、あっさりミスリードされたw 

こういう煽りはうまいなぁ。
いや、嘘はついてないからね。ちゃんと最強レベル1が文字通り出てくるからw

しかし、もうちょっとだけテンポを良くしても良かったかな、という気はする。
せめて、あと50pぐらい増やして今回の引きの部分をもうちょっと進めて終わってくれると良かったかな、と。

最初に新章突入、と書いたように、今回は、今後の鍵になるような伏線ネタが沢山仕込まれているのだけど、そのいずれも回収されずに伏線のままで終ってしまったので、読後感はあまりよくない。せめて、鏡の話くらい方向性が見えるところで終わればよかったのに、と思う。

あとは、マンガンとコバルトがこれから絡むのだろうな、とか、井関さんもなんか引っかかってくるのだろうな、とかね。

登場人物が増えてきた分、当番回みたいな書き方になってるのも気になった。ニコやういが中心になると綸まで手が回らない、というか。アッシュさんは出てきても綸は完全に一致はしないから、ちゃんとリアルで絡む場面を作らないと綸はなかなか動かしにくいキャラだなとかね。9巻では驚いたものの、それがうまく生かされてないなとか。

まぁ、その綸を含めて全員をはち合わせるための機会としてきっと学園祭があるのだろうけど、そこでいくつかのリアル割れもふくめてトラブルが勃発するのだろうな、とかね。

リアルとバーチャルをうまくシェイクしないとテンポよく進まないというのが、今回の印象かな。鏡や能の話はなるほどね、と思ったけど。

とりあえず、秋の12巻を待つ感じで。

でも、これも災禍の鎧編のように、きっと4-5巻は続くのだろうな、と感じる。裏返すと意外とそれくらいで物語が完結しそうな予感もする。その意味でも次巻は結構アクセル・ワールド全体のターニングポイントになるように思えてきた。

早く続きが読みたいところw

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アクセル・ワールド 第1話 『#1 Acceleration;加速』

2012-04-07 14:27:02 | SAO/AW
ようやく始まった。
原作既読なので、感じとしては割りとテンポよく進めている感じでいいかな。

OPにアクア・カレントが早速登場しているのにはちょっと驚いたけど、これはこれでいいかも。

アクア・カレントの初出は原作は10巻だけど、作中内の時系列では1巻と2巻の間だから、流れ的には問題ない。

それよりも、彼女の登場によって、エレメントの存在や心意技のこと、あとはブレインバーストの世界観とか、アクア・カレントのエピソードを通じてかなり表現されるだろうから、かえってわかりやすくなるように思う。なんだろう、不思議の先見せ、という感じで。

原作だと、師匠=スカイ・レイカーが登場する3巻まではブレインバーストの世界の謎って不明なままだから。ニコのエピソードである2巻までそうした世界の話がないと結構見るのはキツイだろうし。

あと、原作を読んだ時も感じたけど、4巻ぐらいまではエレメントの話が出てこない分、基本的に、ハルユキの幼馴染三人の話しが中心で、今ひとつ盛り上がりにかけていた。

アクセル・ワールドが本格的に面白くなるのは5巻以降、特にクロム・ディザスター編に入ってからだから、そこまでをできるだけテンポよく進めないといけないだろうから。

その点で、アクア・カレントを早めに出すことで、世界観や主要なキャラの先見せ紹介はシリーズ構成上も大事だと思う。なので、彼女?の早速の登場は嬉しい。

なので、基本的には2話以降に普通に期待。

基本的にはいい出来じゃないか、という風に肯定した上で、幾つか気になったところを書くと、

アッシュローダーは絵的にも演技的にももっとハッチャけたキャラを期待していたのだけど、意外と普通で地味だった。もっとバカバカしくなってくれないと彼の良さ(後々生じるギャップも含めて)が伝わらないかな、と。今後の役作りに期待したい。

あとは、ブレインバーストを含めてサイバーワールドの描写がとても普通だったこと。まぁ、これは、リアルワールド自体がそもそもアニメだからしかたないのだけれど、別世界に行ったという感じが全然しない。これは正直なところ、とても残念。

まどマギの魔女の世界のようにまでしろ、とはいわないけれど、全く別の世界、異界に行ってしまったんだ、というのが目に見えてわからないと、ハルユキのアバターであるシルバー・クロウがああいう形になったことの驚きがどうしても薄れてしまう。

あー、そういう意味では、やっぱり、まどマギの魔女世界のように、そもそも絵柄のトーンを全く変えてしまう、ということまでやるべきだったのだろうな、と。要するに、違う絵柄の二つのアニメが一つの作品の中に混在している、という形にしないといけなかったと思う。

あるいは、ハルユキたちのリアルワールドを、京アニ並に写実的な、書き込みの多い世界にするか。

とにかく、リアルワールドとブレインバーストの世界が、全く異なるものとして理解されることが、実は、この物語を堪能する上では大事な点だと思う。

まぁ、これは、アニメだから仕方が無いのだけどね。

それにしても、これはホライゾンの時も感じたけど、サンライズの画面って妙に色調が明るいので、なおのこと、サイバーな部分の描写が妙に健全すぎるように見えてしまう。その分、なんかとても軽い物語に見えてきてしまう。

ガチでゲーム画面を作るつもりでサイバーの方を作っていてくれたらいいのに、ととても感じた。リアルもブラインバーストも結局アニメで同じ世界じゃん、これじゃ、というのが、とにかく一番気になった。これは、ある意味で原作改悪といっていいと思う。

繰り返すけど、まぁ、アニメだから言っても仕方ないんだろうけどね。

それを除けば、概ねいいスタート。

次回以降、サクサクと話を進めて1巻を早目に消化して、アクア・カレントとニコの話に入っていって欲しい。ここは是非ともテンポよく。やっぱり、幼馴染話はどうしてもウジウジした展開だから。ここは早目に通過して欲しい。

加速した物語wに期待。

あ、そういえば、もうすぐ11巻の発売だ。そちらも楽しみ。
今度はベタでアクア・カレントも登場するみたいだし。

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