BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

彼女、お借りします 第158話 『彼女と彼氏②』 感想:なんかさすがに設定的に無理のある展開になってきてない?

2020-09-30 13:35:28 | かのかり
前回の最後で、千鶴を勇気づけるために、一日レンタルするぞ!、って万札を何枚も手にしてたぎっていた和也。

で、待ち合わせの新宿にやってきた千鶴。

いつもどおり、レンカノとして恋人プレイを始める二人。

・・・てことなんだけどさ。

さすがに、これ、無理がないか?

いや、単純に、「アパートのお隣さん」とか「同じ大学に通う大学生」とかの基本設定、いろいろと無視してない?

てかさ、小百合おばあさんが亡くなってから千鶴って、どこにいたの?

おばあちゃんを亡くしたら天涯孤独!、って設定だったのだから、千鶴がどこかに身を寄せていたわけじゃないよね?

だって、そうだったら、あんなレンカノの格好であの場に来ないよね?

ということは、小百合おばあさんが亡くなってからも、変わらずあのアパートに、和也の隣の部屋に住んでいた、ということだよね?

さすがに、1度や2度は、鉢合わせてもおかしくはないんじゃない?


それに、小百合おばあさんが亡くなったからといって、別に千鶴は大学を休学しているわけじゃないんだよね?

だったら、さすがに校内で「一ノ瀬ちづる」を見かけることがあってもおかしくはないよね?

てか、映画を撮った映研の人たちも大学にいるよね?

そのあたりの「接触」がまったくないのって、さすがにおかしくない?

いや、あとで、八重森くらいは、実は千鶴と会って話していた、とかいうエピソードが紹介されるかもしれないけれどさ。

にしても、「お隣さん」とか「同級生」とかの設定が全く無視されているのはさすがに無理があるでしょ?

これがルカちゃんや墨ちゃんだったら、「いや、久しぶり、元気だった?」という感じで再会を始められるけどさ。。。

もちろん、隣の人なんていつ帰ってきてるかなんて、普通気にしないだろ?と言われれば、まぁ、そうだけどさ。

でも、和也と千鶴、ついでに八重森も含めて、もはや他人ではないよね?

なんか、もう話の入り口からして、無理があるので、さすがにどうよ、これ?ってまずはなった。


ともあれ、そうした設定上の無理を無視して、とりあえず、今回のお話についていえば、いや、千鶴もこれ、いろいろとこじらせ過ぎでしょ?と言わざるを得ない。

八重森は慧眼だった!

あの、小百合おばあさんの亡くなった晩に病室の外でずっと待っていてくれて、あまつさえ完成直後の映画を運んできてくれて和也に対して、再び顔を合わせるのが「レンカノ」としてなのだから。

それが、千鶴をして、和也との距離をどうやってとっていいか、困っていることの裏返しなんだろうけどさ。

だから、この10時間レンカノが終わってからが、和也と千鶴の本当の時間だってこともわかっているけどさ。

うわぁー、コイツらめんどくせー!!!

としか思えないよ、誰もが見ても。

是非、いろはすあたりにクソミソに言ってもらいたい!w


ともあれ、10時間、待たないと、パーソナルな本音トークにならないのだろうけど。

でもねぇ、こんどはその10時間という長さが問題で。

これ、場所は新宿でしょ?

途中で、海くんとかマミちゃんと鉢合わせる可能性、高くない?

どちらと遭遇しても、話はこじれるよね?

あるいは、さすがに10時間拘束の客って、千鶴のレンカノ事務所の人にも目、つけられない?

ぼちぼち、レンカノ事務所の後ろにいる怖い人たちも出てきそうな気がするんだけど。

ホステスだったら、絶対出てくるところでしょ?

まぁ、さすがにレンカノ事務所の人は無視してもいいかもしれないけれど。


でもなぁ、問題は、千鶴が天涯孤独で、この先、大学を卒業するにも、女優になるにしても、まさに先立つものとしてお金を稼がないではいられないわけで。

そのあたりの事情を、完全に、千鶴自身が自分をごまかして、レンカノを続けさせる理由にしてしまっているとしたら、これ、そこから脱出するの、だいぶ難儀な話になるよ。


いや、だから何が言いたいかと言うと、要は、初期設定をありえないくらい盛り盛りにした結果、この大事な局面で、かなり無理のあるお話になってきている、ということ。

だって、小百合おばあさんが亡くなってもレンカノの関係にしばれるのだとしたら、これもう、千鶴をレンカノから足をあらわせて、和也が女優への道を支えてやる!という展開にでもしない限り、両思いの恋人に移ることなんて無理じゃない。

でなければ、千鶴があの和也たちと作った映画で注目されて、いきなり、それこそ、小百合おばあさんのように、いきなり新人女優としてスターダムを上りでもしない限り、無理じゃない。

いやまぁ、そういう、ワンチャン逆転のウルトララッキーシナリオが、待っているのかもしれないけれど。。。

ともあれ、どうするの、この先?

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炎炎ノ消防隊 第237話 『ヒーロー』 感想: ようやくシンラがヒーローに!

2020-09-30 13:02:27 | 炎炎ノ消防隊
シンラがようやくヒーローになった!

いや、今回は、マジでそれだけだったw

ショウに至っては、「兄」がヒーローになれば、世界は破壊から免れる、とまで言いよったw

いや、また、話をえらく単純化してね?

挙句の果てには、まさにアメコミのヒーローのようなトーン&マナーに、シンラの描かれ方が変わったところで終わりw

なんか、この先は、いろいろな意味で、楽屋オチ的なたたみ方で、物語に決着をつけそうな気がしてきて、正直、もう読まなくてもいいかな、という気になってきた。

だって、もう世の中がおかしくなるのは、人びとの想像力が世界の破滅を望むからで、それを覆すにはヒーローの出る物語で書き換えればいい、って言ってるようなものだから。

つまり、シンラたちの世界が、事実上、マンガの世界である、といってるようなもので。

でもそれって、実際にこの物語はマンガとして描かれているわけで、思い切り、メタな自己言及ネタなんですけど。

そういうポストモダン的なオチはもういらないんだけどなぁ。

もっとも、シンラたちの世界がマンガの想像力でできた世界であることは、アーサーが、アーサー王伝説に基づいて「滾る」ことができると、バカバカしくも真顔で説明されてきていたから、まぁ、一応、伏線はあった、ということなんだよぁ。

要は、アーサーこそが世界の真実に最も早く気がついていた!ってことになる。

いやはや、ホント、バカバカしいw

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劇場版 『メイドインアビス 深き魂の黎明』 感想: こんなに力強く人間の自我と意志に向き合う怪作!だとは思っていなかったヨ!!!

2020-09-29 19:23:09 | Weblog
いやー、とにかく圧倒された。

物語にも、世界観にも、映像表現にも、音楽にも、芝居にも。

もちろん、物語や世界観については、原作が凄い!ってことになるのだろうけど、それにしたって、この畳み掛けるような展開は、これ、他に類がないくらいじゃないかな。

もちろん、自然環境との戦いという点では、ナウシカに近い感じもするけれど。

でも、「アビス」の深層という発想は、これ、どう考えても意識の深部に潜っていく、というものだよね。

事実、本作の黎明卿ボンドルドの拠点は「イド・フロント」だから。

イド=IDOでしょ。

それを潜っていく姿はまさに「井戸を掘る」のに近くて、思い切り村上春樹じゃん。

ってことは、河合隼雄であり、ユングってことにもなるよね。

あるいは、意識の深層に潜っていく、という点では、ノーランの『インセプション』のようでもある。

暴走したリドと対決したボンドルドが、「概念を力に変えている」とか言ってたし。

それって、もうまさに「心的エネルギー」ってやつじゃん。

欲望を以下に解放するか、ってことだよね?

あー、そうか、リコって「利己」だったんだ。

ゆるぎない自己(だけ)をもっているのがリコ。

だから、きっと深層で生まれても地上にたどり着くことができたのだろうな。

なるほど。

そういえば、プルシュカがアビスの呪いで自我を失ったのをしきりにボンドルドが愛を注ぐことで「人」に戻してきたのにしたって、あれはもう、生まれたての子どもをいかにして人にしていくのか、という教育過程の姿、そのものだよね。

分裂して弾けそうになる自我をなんとか一つの個体の中に閉じ込め、その中で統制が取れるようにする。

なるほどなぁ、これは自我の根底にあるもの?あるいはなにもないから「無」を探しに行く話なんだな、きっと。

そういう意味では、プルシュカがリコに対して言った「深層で母に会って一緒に冒険がしたいんだよ」というのが、リコの全てなんだろうけど。

でも、なぜ、父ではなく母か?といえば、まさに、ユング的な、グレートマザーの発想なんだろうな。

それで、母なる大地として、アビスの中には様々な生物群とそれらの連関による奇っ怪な生態系が生み出されることになる、というわけか。

となると、母と出会って冒険したい、というのは、一面で母との一体願望を表しているのだろうな。

そうすると、リコについてはその位置づけがわかったような気がするけど、リドとナナチはどうなのだろう?

リドは遺物の人形ロボットで、ナナチは人間をやめた「成れ果て」の知性体なわけで、どちらにしても人間ではない。

では、その人外2体が随伴することは、人間リコにとってはどういう意味を持つのだろう?

うーん、なんか深いなぁ。

もう一度、テレビシリーズのほうをみなしてみるかな。

それから、第2期がやるんだっけ?


で、アニメーションとしてみたとき、アクションも背景美術もともに凄い!のは、もう、ホントやられた!って感じ。

これ、ちょっと衝撃的な映像表現や、平気でちんちんとかおしっことかいって苦笑しないではいられないところが多々あるから、今ひとつ、人口に膾炙しにくい作品になってしまっているけど、

さっき書いたように、アビスへの冒険というのが、自我や自己を見つけるための心の奥底を目指す旅だとすれば、そうした殺害や排尿・排便といった原始的欲望が現れるのは、むしろ当然のことだから、そのあたりを正当に評価して、もう少しちゃんと語られたほうがいいと思うのだけど。

いやー、これ、想像以上にすごい作品だよ。

マジでびっくりするレベルの快作。

正直、これでも全然感じたことを書けている気がしない。

もう少し寝かしてから、何か記すかもしれない。

たとえば、最後にプルシュカが白笛になるところ、あれはなにかものすごく重要なことを象徴していると思うのだけど、まだ言葉にならないのがどうにももどかしいのだよ。

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知性間戦争(6) ― 星王キリトの思惑、《同位体》のグラファイト・エッジ

2020-09-29 11:47:28 | SAO/AW
その1その2その3その4その5、からの続き)

ユナイタル・リングの稼働には、茅場AIと接触した星王キリトも関わっている。

となると、知性間戦争の勃発には、少なくとも「アンダーワールドを守るために戦う」と比嘉健に宣言した星王キリトが関わっていることは間違いないと思う。

そうでなければ、2026年6月に起こったアリシゼーション編の1ヶ月後にユナイタル・リング編が始まるわけがない。

作中時間は恐ろしく押している。

でも、それもやむなきで、アンダーワールドは、オーシャン・タートルの原子力発電に頼っているため、5年くらいしか電源はもたない。

その上、菊岡が言うように、日本政府の決定でアンダーワールドそのものがリセットされる可能性も高い。

さらにいえば、もしかしたら、すでに200年を生きた星王キリトには時間がないのかもしれない。

ただ、この星王キリトのフラクトライトの加齢問題は、キリトの脳からフラクトライトを物理的にコピーした次点で、すでに劣化問題は解消しているのかもしれないが。

ただ、星王キリトのフラクトライトを目覚めさせるときに比嘉が懸念したように、人間のフラクトライトのコピーは何らかの形で発狂し自己崩壊する可能性がある。

星王キリトについても、その可能性を完全に排除することはできないのではないか。


で、そこで、出てくるのが、AWに出てくるグラファイト・エッジに対して使われた《同位体》という言葉。

ウィキを見ると同位体って「同一原子番号を持つものの中性子数(質量数 A - 原子番号 Z)が異なる核種の関係」と説明されている。

つまり、元素としては「他の元素」と比べたら同じだけど、中身を仔細に眺めると実は違うもの、ということ。

要するに、「同位体」は、カテゴリーとしては同一だけど、中身が微妙に違うもの。

で、この「同じだけと違う」という「同位体」という言葉を、フラクトライトを複製したときに生じる「オリジナルとの微細な違い」を伴う「複製体」のことに対して使うようになったのではないかな。

グラファイト・エッジは、AWの中の描写を見ると、明らかにキリトの得意とした二刀流の使い手であり、しかも自分の流儀を「明陰(アイン)流」という、キリトがアンダーワールドで広めたであろう「アインクラッド流」を模した名前で名乗っているのだよね。

ただ、このグラファイト・エッジ、正確はかなりひょうきんなところがあって、少なくとも晩年の星王キリトの感じはしない。

強いて言えば、ユージオとともに修剣学院にいた頃の、ユージオとの対比で能天気さが際立った頃のキリトに近い。

となると、このグラファイト・エッジは、もしかしたら星王キリトのコピーだけど、しかし、フラクトライトが随分代わった成長の仕方をした結果なのかもしれない。

要するに、フラクトライトを複製しても、それがそのまま同一のままではいない、ということ。

たとえば、誕生したてのフラクトライトを、一種の株分けのように、複数のコピーをとったとしても、それは成長の過程で異なる存在になり、単純に「複製体」とはいえなくなる。

そのため、「同位体」と呼んだのではないか。

もちろん、複製に複製を重ねれば、なんらかの理由で劣化が生じることも大いにありえる。

そのことも含めて、完全な同一体という誤解を避けるために、「複製体」ではなく《同位体》という表現を用いたのではないか。

もっとも、それなら星王キリトはなく、無印キリトの複製である可能性もあるわけだけど。

幽閉されたAIであるフラクチュエーション・ライトを開放するために、ブレイン・バースト2039がつくられたというのなら、最初のプレイヤーであるオリジネーターとともに加速世界に登場したグラファイト・エッジは、星王か無印かどちらであれ、キリトの複製体である可能性は高い。

あ、そうか、ブレイン・バースト2039の前後には、アクセル・アサルト2038とコスモス・コラプト2040が稼働していたことを考えれば、その3つの全てに、じつは開発者から派遣された「キリト」の複製体であるグラファイト・エッジが3体、別々にいた、と考えてもいいのかもしれない。

というのも、それぞれのシステムの崩壊には、全プレイヤーの全損が必要で、それは開発者が派遣したお目付け役のプレイヤーであるグラファイト・エッジでも変わらないだろうから。

つまり、キリトの《同位体》のグラファイト・エッジは3人存在していた、ということで。

そうなると、AWのホワイト・コスモスについても、彼女はどうやら他のゲームもプレイしていたようだから、同様にブレイン・バーストの中に登場した彼女は《同位体》としての存在なのかもしれない。

まぁ、こちらは、あまりに情報が少ないので、まだなんとも言えないわけだけど。

でもどうやら、フラクトライトのコピー技術にまつわる秘密が、ホワイトコスモスの《反魂》に影響している可能性は高そう。

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ぼくたちは勉強ができない 第175 話 『[x]= 明日の夜の小妖精編⑦』 感想: 完全に予定調和の展開でいささか興ざめかなぁ。

2020-09-28 11:07:28 | ぼく勉
うーん、なんか、成幸と先輩がくっつくというゴールに向けたプロットをそのまま描いだけの展開って感じで、ちょっと、これはどうかなぁ、って気になってきた。

だって、要は、先生の成幸が、溺れかかっている生徒を助けに行ったけど、大怪我を負って、今はインターンとはいえ医者になったあしゅみー先輩が手術をする、というもの。

途中、先輩のお父さんが乱入するところはあったけど、それはプロットを推し進めるだけのことで。

一応、成幸の父は死の直前も満足していたから、先輩やそのお父さんが気に病むことはないよ、だから、なんにもこの先、障害はないよ、ってことで。

で、多分、次回は、先輩の手術で一命をとりとめた成幸が、ベッドで安静にしているところで先輩に告白、退院して結婚!って流れかな。

あ、もちろん、小ネタとして、術後、成幸のお腹を縫うところで、成幸との特訓が役に立った!って場面は入れられて

だから、二人で助け合いながらこれからも末永くよろしく!

って感じのオチかなw

いや、超・キレイだけどw

でもちょっと、予定調和に過ぎて、どうかなー、って気になる。

ホント、この各ヒロインルートに入ってからの物語は、どれもこれも、まさに消化試合って感じで、いまいち、盛り上がりに欠けるんだよね。

もうちょっとサプライズを込めてほしいよなぁ。

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彼女、お借りします 第12話 『告白と彼女』 感想

2020-09-27 02:08:40 | かのかり
うん、やっぱり、ここで終わるのね、という感じの、マミvs千鶴、の場面で終わり。

ここからが面白いのになぁ、と思っていたら、あら、2期、やるんだ。

となると、むしろ、2期でどこまでやるかだな。

さすがに映画製作まではいかないだろうけど。

でもそこまでやるなら、八重森も登場で、まぁ、CVは十中八九、あやねるだろうなぁw次点で水瀬いのり、ってところかね。

そうすると、墨ちゃんに活躍の場が与えられるわけだけど。

さて、どうなるかね。

なにしろ、原作もここのところ、失速してるからなぁ。。。
(気になる人は、このブログで原作の感想を見てみて下さい。)

で、アニメの方だけど、正直なところ、あまり好きになれない作りだった。

演出が臭すぎるとの気持ち悪すぎて。。。作画はいいけど、でも、色使いを含めて過剰、って感じがして。。。

もう少しトーンを落としたり、あるいは音楽の使い方を減らしたりする方が良かった気がする。

ただでさえ和也が気持ち悪いのに、その印象を増すような演出が多くて苦しかった。

てか、和也の中の人、滑舌悪くて、演技も下手。

ということで、2期をやるのにいいことだと思うけど、ただの原作拡販用に作られるのなら、あってもなくてもいいかな、という感じ。

全体的にクドさをもう少し落としてほしいけど、でも監督がかわらなかったら無理な相談だよなぁ。

ともかく、なんとも微妙な作品だった。

マンガのモノトーンとかコマ割りとか、大事なんだなぁ、って改めて思わされた作品だったw

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魔王学院の不適合者 第13話『世界が愛に満ちるように』 感想: 最後までバカバカしいけどいい話って展開で笑えた。2期があるといいね。

2020-09-27 01:14:31 | 魔王学院
なんか、最後、いろいろと盛ってきたねぇー。

アボス/レイが仮面をつけてたので気になってけど、あれ、最後にゼロ・レクイエムするためのあいてむだったんだな、やっぱり、って思ったよw

ファンユニオンはマジで歌い出すしw

ミーシャとサーシャは合体wするしw

なんか、せわしなかった。

で、最後は、アノスとレイの二人で、怨念ジェルガを討伐!

なるほどねー、要するにこの話って、老害、死すべし!って話だったわけかw

キャンセル・カルチャーだな。


それにしても、「魔法になる」というのはすごい設定だなw

このジェルガっておっさん、どうやってそんな極大魔法になれたんだろう?

そういえば、今回は、魔族と人間の争いだったけど、他に、精霊と神様がいるんだっけ?

どちらが手を貸したりしたのかね?

いや、どう考えても、勇者でもない爺さんが怨念だけでなんとかできるものじゃないでしょ?

なんか、もう1枚なり、2枚なり、陰謀がありそうだなぁ、

てか、ジェルガがでかすぎて、あまりにも馬鹿げた存在だったので、とてもじゃないけどあれじゃあ、ラスボスに見えないよw

これ、絶対まだ裏があるでしょ。


それと微妙に驚いたのは、エレオノーラを「俺の魔法にした」ってくだり。

「魔法になる」も凄いけど、「魔法」としての存在の帰属先を奪う、というのもね。

ということは、魔法とはいうものの、エレオノーラ、って、ホムンクルスとかゴーレムみたいな存在と思っておけばいいのかな?

要は、魔法というよりはプログラムとして稼働し続ける限りは実体(らしきもの)をずっと生成し続けて、結果として、人間のような姿を保っているということなんでしょ?

で、その稼働のために魔力を常時、アノスから供給されている、という理解でいいのかな?

まぁ、ミーシャももともとは魔法みたいな存在だったし。

魔族と精霊のハーフもあるわけだし。

そういえば、レイのお母さんも精霊として、人びとの認識がちゃんと戻ったら生存可能になった、ってこともあったから、まぁ、そうなんだろうな。


ということで、期待してなかったわりには面白く、あと意外と随所であまりに壮大でホラっぽいギャグや、あと、意外と社会派っぽい風刺もあったりして、作者、いろいろと研究して、良いブレンドにしてるんだな、って思った。

あと、シルリンのなんとも言えないくらい絶妙の「ペラペラな」感じの作画や構成が、いい味を出していたw

いい意味で紙芝居みたいな薄っぺらさがあって、シリアスに振れても逆に振れても、乾いた笑いで見てればいい感じがして、なんか、いい。

まぁ、今回のゼロ・レクイエムのパクリのようなオチのように、細かく見ていけばいろいろな過去作からパクって混ぜ合わせるからね。

その健全な「パクリ感」を表現するのに、絶妙のチャラい映像だったってことで。

そうそう、無双っぷりは、あきらかに「お兄様」をパクっていると思うけど、この話を見ると、実は達也と深雪の関係が邪魔になって物語を殺していることがわかって、すごい納得。

ミーシャやサーシャぐらいお手軽な相手でちょうどいいということだよね。

そういう意味でも、シルリンでよかったね。

2期の発表はなかったけど、多分、スケジュール調整が難航して言えなかっただけで、遠からず発表があるような気がするけどね。

精霊も神様もまだ残ってるしw

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とある科学の超電磁砲T 全25話 感想: 美琴とみさきちのタッグが確立された結果、物語に深みが増して、この先が楽しみだよ!

2020-09-26 17:19:54 | 超電磁砲/禁書目録
第25話の感想でも少し触れたいたけど、レールガンの3期は、コロナ禍のせいで、結局、足掛け9ヶ月も放送されることになった。

まず、そういう中で最後までクオリティを下げずに製作を貫徹した監督の長井龍雪以下のスタッフの人たちに感謝したい。

グッジョブ! ありがとう! ブラボー!

実際、この『超電磁砲T』のクオリティは、1期や2期と比べてもものすごく高かった。

特に、終盤の、23話、24話あたりの「ドッペルゲンガーvs美琴」なんて、単純にこれ、『禁書目録』の劇場版のクオリティじゃん!って思ったものね。

いやあ、あれはマジですごかった!

これはもうほうぼうで言われ続けたことだけど、『禁書目録』の3期なんてひたすら「旧約」のストーリーを全てこなそうというだけの駆け足のストーリーで、その上、作画もおかしいところが散見されて、これならやらない方がよかったじゃん!と思うレベルだっだ。

それに比べて、『超電磁砲』の安定感は凄いな!と思うばかりの出来だった。

なにしろ、前半の「大覇星祭編」に出てた上条当麻の方が、『禁書目録』の彼よりも数段魅力的に見えるのだからw

いや、もちろん、ゲスト出演ゆえの美味しいとこ取りの演出はあるのだけど。

それにしたって決めるところはちゃんと決める。

しかも「竜王の顎」なんていう『禁書目録』の側の謎についてまで盛大に公開するのだから。

その上で、食蜂操祈や削板軍覇と共闘するんだよ?

で挙句の果てに、美琴姫!を救っちゃうんだからさw

いや、もちろん、このあたりはそもそも論で言えば、原作マンガのプロットの大勝利なんだけどねw

でもそれにしたって、美琴がシスターズのときに上条さんに救ってもらえたのとはニュアンスが全く違うじゃない。

あの時救われたのは、美琴というよりはシスターズで、だからそこからシスターズの上条さんラブが始まったわけで。

だから、実は、あのシスターズの話だけでは、美琴が上条さんラブになるにはちょっと弱いなぁと思っていたのだけど、あの雷神化した美琴を右腕をなげうってまで助けてしまったら、そりゃあ、惚れるよねw

という、以後の美琴と上条さんの関係を決定づけるエピソードをちゃんと描いてくれたのはとってもよかった。

その上で、後半のドリームランカー編では、いつもどおり、美琴が主人公らしく、誰かを救う役を担う。

その過程で、レールガンの能力を遺憾なく発揮してね!

その点では、やっぱりVSドッペルゲンガー戦はよかったなぁ。

あの電磁力による超巨大物量捜査の様子を見ると、美琴が、一通さんや垣根帝督に続く第3位というのも、ようやく納得できた。

そういう意味では、むぎのんが第4位にとどまるのも、

だって、麦野は、ただレーザー砲、ガンガンぶっ放すだけだからね。

物理世界に干渉して思い通りに操る「魔術」っぽさがぜんぜんないものね、。

いやまぁ、魔法じゃなくて科学なんだけどね。

でも、学園都市の科学は、アレイスター流のMagick=魔術だからね。

今回の美琴のエレクトマスターぶりは、ナチュラルに魔術師っぽかったw


ともあれ、今回の3期での美琴は、前半はお姫様、後半はヒーロー、ということでキャラをつかいわけていたわけで。

で、その美琴の2つの側面をうまく誘導したのが食蜂操祈。

3期は、みさきちの活躍(暗躍?)で、美琴を筆頭に、これまでとはちょっとニュアンスの異なるキャラの振り付けがなされて面白かった。

まぁ、その分、黒子の活躍が減ってしまうわけだけど。

でもまぁ、美琴に振り付けできるだけの実力者というと、結局、みさきちしかいないってことなんだよなぁ。

で、みさきちについては、心理操作系の能力者ってことで、どうしても腹黒、あるいは悪人のイメージが付きまとうわけだけど、その疑問について、少なくとも視聴者/読者に対しては、ドリーのことを心底気にかけていた、というバックストーリーが語られたことで、安心して善人としてカウントしていいことがわかったのもよかった。

いや、みさきちが上条さんラブなことはわかっていたけどさ。

でも、ドリーという美琴のクローンを大切な幼馴染と思っていることがわかったので、オリジナルの美琴に対しても悪感情どころか、実はきっと気に入っているし、自分の相棒としてふさわしいと思っていることがはっきりしたので。

そのあたりは、警策にちゃんと突っ込ませているのがいいよねw

むしろ、ドリーのエピソードのおかげで、『禁書目録』の創約の方で、みさきちと美琴が組み始めたタッグも安心して見ていていいんだな、と思ってホッとしているw


ということで、いやー、3期の『超電磁砲T』、面白かった。

大満足!

マジで、4期の『超電磁砲F』を、早く企画としてスタートさせてほしいゾ☆!

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ダーウィンズゲーム 第88話 感想: もしかして圏外村ですでに人狼ゲームが始まっている? そしてシュカはグリード襲撃前の渋谷へ?

2020-09-26 01:01:09 | ダーウィンズゲーム
前回は、ダーウィンズゲームの世界についての議論が中心で、結構めんどくさい内容だったけど、

今回は一転、圏外村に向かった、カナメ、レイン、オージ、オボロの4人組によるグリード戦が中心だった。

どう考えても、まだ序章なので、

カナメたちがグリードに襲われた圏外村のトラックを使って、圏外村に向かう、そこにひとりだけ残った男性を連れていく、ただし、その男がグリードかどうかは判断できない、

という状況説明くらいしかできないなぁ、まだ。

でも、前回までの話だと、圏外村にはすでに人間に化けたグリードが潜入しているようなので、ここから先は、今話している相手が人間かグリードか常に両方の可能性を考えないではいられない、結構息の詰まる時間が続いていくんだなぁ、と思うと憂鬱。

あとは、オボロがポロッと漏らした、日本政府と在日米軍が共同して名古屋のグリード圏にアタックを掛ける、ということだけど。

意外とグリード側の動きは、地道な陣地戦を試みてきてるんだな。

でも、この反抗作戦で、果たしていま、GMのもとにいるニューヨークから連れてきた女の子とか絡んでくるのだろうか。

ちょっとまだ話の流れ、が見えない。

で、その傍らで、世界線Oでは、シュカが平行世界をわたってカナメたちのもとに帰る方法を探っているわけだけど、そこで「抜魂の儀」という、いわば魂だけど飛ばして異界にいく方法を試している。

で、シュカがそうしてたどり着いたのは、どうやらまだグリードに襲われていない渋谷のモアイ像で待つカナメだったのだけど。。。

これ、どうにかして、シュカがカナメの世界に戻る方法につながるのかな?

今回は、全編、こんな感じで、え?この先どうなるの?、って素で疑問に思うしかなかった。

いい加減、ククリやGMの力?でシュカたちを戻してほしいのだけど。

でもまぁ、その前に、レインが副リーダーとしてカナメといいタッグを組んで戦果をあげないといけないんだろうなぁ。

で、そのカナメとレインのタッグを見て、戻ってきたシュカが素直に嫉妬するという場面を見てみたいよねw

でもその前に、シュカは、モアイ像の前にいる別世界のカナメから何を聞き出すのだろう?

もっとも、そもそもその世界は、シュカが強く望んでたどり着いたものだから、カナメというのも、単にシュカが望んで構築された姿に過ぎなくて、本当は、もっと別の存在なのかもしれない。

いずれにしても、カナメたちにしても、シュカにしても、物語が動き始めるのはやっぱり次回からなのかな。

そういう意味では、今回はちょっと歯がゆい感じの内容だった。

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とある科学の超電磁砲T 第25話 『私の、大切な友達』感想: いつもながらの大団円!美琴の人徳でレールガンの最終話にはいつもホッコリさせられる!

2020-09-26 00:05:22 | 超電磁砲/禁書目録
いやぁ、いい最終回だったw

いつものことながら、レールガンは、ホント、最後に癒やされるなぁ。

で、『とある科学の超電磁砲F』はいつからですか?

もちろん、FはFourthのFね。

いやー、2期のSがSecond、3期のTがThirdって、今回、初めて気づいたよw

ホント、レールガンは、いつも「終わりよければ全てよし!」って感じで大団円を迎えるから、見終わってすがすがしい気持ちになるんだよね!

『禁書目録』は、正直、もうアニメ化いいかなぁ、上条さんはまだしも、一通さんとか、浜崎とか、もういいかなぁって。

でも、レールガン4期ならきっと、ちょこっとなら上条さんで出れるでしょ?

ぜひぜひ、レールガンは4期をお願いw

せっかく、美琴とみさきちもなんかコンボを組めるようになってきたしw

みーちゃんもみさきちゃんもドリーとともに優しい関係になっているし、

スカベンジャーの4人も、一通さんの時の汚名挽回もできていい感じだしw

もちろん、婚后さんも、御坂妹とはれて「おともだち」になれて嬉しそうだし。

あれ、なんか、今回の感想にもなり始めているけど、ホント、いい感じなんだよ。

見終わると、ホッコリするんだよ、レールガンは。


でさ、ドッペルゲンガーにしても、結局、自殺ができないようにプログラムされているから、なんとか誰かに「廃棄」してもらえるように、あえて「ワルイ」やつを演じてたわけでしょ。

まぁ、自分を完全廃棄するためには、飛行船のバックアップデータだけでなく、操歯涼子も消滅させなくちゃいけなかったから、見た目、完全ワルだったわけどさ。

でも、そういうって、美琴にはわかっちゃうということで。

AIが人類を襲う、という話はよくあるけど、AIが自殺できないけど自殺したいから人類を襲うふりをする、というのは、なんとも悲しいよね。

最後に、ドッペルゲンガーが言っていたように、ある日突然、人間だと思っていた存在が、一瞬にして人形であることに気づいた幻滅感。

しかも不思議なのは、その事実に気づいた途端、魂も、実はないことに気づいていしまうわけでしょ?

それって、結構危うい設定だよね。

だって、逆に言えば、AIでも、自分には魂があると自分を騙し続けられれば、魂はあることになっちゃうわけで。

なんか、そういうことを、ドッペルゲンガーの最期には感じてしまった。

で、その上で、操歯涼子のパーツとして彼女の体内に残ったら、インディアンポーカーとして毎夜、夢に出てくるって、正統派のホラーだしw

てか、微妙に、臓器移植でよくある話まで出してきて。

だってそれだと、臓器にも魂があると思えば魂があることになるわけで。

なんか、最後は不思議だった。

そのうえで、そんな自殺願望の塊だったドッペルゲンガーが最も「生の楽しみ」を味わったと思えたのが、あの美琴との怪獣大決戦!だったのだからw

好敵手というには、あまりにもスケールがでかすぎて、ご近所迷惑もはなはだしかったわけだけどね。

でも、そんなことも、全部ひっくるめて、操歯涼子もまた美琴の友だちになれたのだから。

ほんと、今回出てきた娘たちが、みんな

「私の、大切な友達」

ってことなのだから。

っていうか、コロナのせいで間があいちゃったけど、最後にちゃんと、大覇星祭編のみんなも、カーテンコールのように現れたのは、ホント、よかった。

警策までいい子ちゃんになったのは、えー、黒子たち怒らない?って思ったけどねw

どちらかというと、いつかみさきちは、ドリーを美琴にも引き合わせてほしいけどなぁ。

だって、ドリーだって、美琴のクローンなわけだよね。

まぁ、それやっちゃうと、みさきちが美琴に対して壮大なデレを見せなくちゃいけなくなるので、個人のプライド的に無理なのかもしれないけれど。

あー、でも、とうとう終わっちゃったなぁ。

コロナのせいで、幸い?なことにも、結局、9ヶ月にわたって、レールガンを楽しむことができた。

これはこれでとても楽しかった。

途中、お休みのときは、無印や2期Sの話も振り返ることができたし。

なーんか、とても、広がりのある物語世界に見えてきて。

このままで終わるのはやっぱりもったいないから、是非、4期Fをお願いします!

やっぱりね、このレールガンの世界は、悪人がいないのがいいよ。

少なくとも、友だちの間では悪人はいない。

それは美琴の人徳の為せる技なのかもしれないけれど。

でも婚后さんじゃないけど、ホント、そう思う。

だって、フレンダが佐天さん相手に、あんないい子になるとは思ってなかったからw


ということで、もう大満足だったよ!

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