
今年も1月新春の旅で、京都を訪れ
ました。
京都その1
最初は北区にある上賀茂神社。正式には
賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじ
ゃ)というそうです。
四条河原町から市バスに乗りましたが、
結構時間がかかりました。

上賀茂神社の起源は、平安京遷都
(794年)よりもずっと昔の678
年(天武天皇7年)頃といわれていま
す。
京都最古の神社として伝説も数多い
ようです。

(立砂)
細殿前の円錐状の2つの砂の山。
神体である神山(こうやま)を模した
もの。
鬼門にまく清めの砂の起源とされます。
陰陽道の祖は上賀茂神社の祭神である
別雷神の祖父・賀茂建角身命といわれ
てます。
立砂(たてずな)は陰陽を表すそうで
す。

(願い石)
池の底より出土した「陰陽石」は、陰と
陽が極まり融合した(実った)姿を現し
ています。
賀茂山口神社脇にあります。

(睦の木)
このスダジイの木は300年以上昔
から、この大地に根ざし、一つの根
より大樹が何本も伸びているところ
から、一つに結ばれた仲睦まじい家族
を表しています。

「風そよぐならの小川の夕ぐれは
みそぎぞ夏のしるしなりける」
小倉百人一首の古歌で有名な「ならの
小川」です。
平安の昔、神職がみそぎを修していた
情景を詠んでいます。

この辺りが「ならの小川」だそうです。
上賀茂神社は下鴨神社とともに古代氏族
の賀茂氏の氏神を祀っています。
両社の祭事、賀茂祭(通称葵祭)は平安
時代以来、賀茂氏と朝廷の行事として
行われてきました。
日本の祭のなかでも数少ない王朝風俗の
伝統が残されています。
桜の名所としても知られ、春には巨大
ピクニック会場になるとのことです。
(続く)
初めて知りました。
それだけでも
今回のBlog拝見の意味があった
というものです。
有難うございます。
詳細にお調べですね。
感服いたしました。
私も現地訪ねて、「立砂」を知った次第です。
案内によれば、神山は神社から約2キロ
に現存しているようですが、禁足地だそうです。
細殿に向かって左の立砂が陽、右が陰だそうです。
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