matasaburo3の散歩日記

日本各地を旅しながら、日本の四季を撮ります。
又、世界各地の街を巡りながらの印象記やあれこれ。

長崎ぶらぶら旅その1-グラバー園

2018-10-04 10:40:56 | 港町



  (旧グラバー住宅)

 長崎

 9月下旬、長崎を訪ねました。
気持ち良い秋晴れの日でした。

駅前から路面電車に乗り、終点の石橋ま
で。

グラバースカイロードを通ってエレベー
ターに乗ると、楽にグラバー園に着きま
した。


  (旧三菱第2ドックハウス)

1863年に建設された旧グラバー住宅
は、国内に現存する最古の木造洋風建築
です。


  (旧リンガー住宅)

トーマス・グラバー(1818-1911
年)は、スコットランド出身の貿易商。

1859年に上海に渡り「ジャーディン・
マセソン商会」に入社。同年開港まもない
長崎に移り、代理店「グラバー商会」を
設立。

(ジャーディン・マセソン商会は、イギ
リスの貿易商社。アヘン貿易などで大き
な利益をあげた。)



討幕派、幕府問わず武器・弾薬を販売。
又、蒸気機関車・製茶工場・高島炭鉱開
発・小菅船工場などの事業を立ち上げ、
本格的な技術をイギリスから直接導入し
ました。


  (グラバー像)

グラバー邸を伊藤博文、五代友厚、坂本
龍馬、岩崎弥太郎らが続々と訪れました。

1863年には長州藩士5人を横浜から
ロンドンへ。
1865年には薩摩藩士19人を渡航さ
せています。

1866年には薩長同盟が成立しますが
薩摩と長州の集会所はグラバー商会でし
た。


  (旧グラバー住宅)

明治時代の元勲のほとんどは、グラバー
がヨーロッパへ密航させた顔ぶれといわ
れています。

明治維新後も三菱財閥の相談役として活
躍、晩年は東京で過ごしました。

グラバーに関する資料は極端に少なく、
彼をフリーメイソンリーとする説があり
ますが、記録はないそうです。