にゃおん雑記

日々思ったこと、感じたことを綴っています

戒めと赦し

2013年08月24日 | 雑記

      


瀬戸内の小さな島を舞台にした6作の短編集。

湊さん作品は『告白』以外読んだことはなかったけど「毒」が多い作風なのかな?

今回はブンさんのレビューを見て読んでみることにしたんですよ~

 

6編とも陰険な人間ドラマなんだけど、テーマは「家族愛」

島(田舎)特有の閉塞的な人間関係、心の奥の悪意など…

人の内面、心理が巧みに描かれていました。

6作品とも良かったですが、特に良かったは『雲の糸』と『石の十字架』

『雲の糸』のラストでは涙がこぼれました。 主人公が母の愛に気付けてよかった~

コメント (2)
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