小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

南イタリア物語ー28

2011-01-19 21:26:58 | 旅行
南イタリア物語ー28

南イタリア物語後記ー2

さて、本ブログに選択された写真の内訳を集計してみます。選択されたということは、よい写真であるか、説明に都合の良い写真であるかのいずれかです。すべてが写真としてよい写真であるとは限りません。よって、使いやすいレンズが選択される頻度が上がります。
15mm limited K20D 53、 K7 34、 計 87
35mm limited macro K20D 12、 K7 4、 計 16
43mm limited K20D 31、 K7 141、 計 172
77mm limited K20D 32、 K7 6、計 38
100mm macro K20D 17、 K7 21、 計  38

K20D 145、  K7 206
<数字は今回のブログに登場した写真の数です>



K20D-15mm limited


K7-35mm limited macro


K20D-43mm limited


K7-77mm limited


K20D-77mm limited


K20D 100mm macro

使いやすいところに集中するわけで、K-7 と43mm limited が圧倒的に使いやすいということになります。K7はK20Dより100g軽いですから、どちらかを選ぶときはK7になります。
43mmは旅行の1週間前に買ったもので、これが有ると無いとでは大きく結果が違ったと思います。F1.9 と明るいし、標準レンズですから、一番使われるのは当然でしょう。35mm limited macroもF2.8 、標準レンズですが、人物に向いていないので、マクロのメリットを生かすときに使うということで、使用頻度が大きく低下します。マクロのメリットを出すときは100mm macroを選択してしまうので、最も使い易い35mm limitedが意外と選択されない結果となるのです。K20D-15mm limitedの組み合わせは定評ある選択で、良い写真を次々に生み出しています。F4と暗いレンズなのですが、意外に、暗い所でも撮れてしまいます。このような超広角レンズは周辺の明るさの変化、色の変化、画像のゆがみなどを問題として、これが少ないものをいいレンズというのですが、15mm limitedはあまりそういうことを気にしていません。私は周辺の数値を気にするのはおかしいと思うのです。人の目でも周辺は暗く、色も変化し、像もゆがむのです。これがはっきりしていたら、不自然とおもいます。最近買った8mm超広角を使ってみましたが、周辺が写りすぎの為に使いこなせないのです。15mm limitedが感じたままの絵を表現してくれるレンズであるということは、数値でなく、そういうことを目指して作ったレンズということです。100mm macroは近くの物を撮るだけでなく、遠景も面白い絵を作ることは経験済みでした。F2.8と明るいし、軽いですから、今回も大変活躍しました。私の最も信頼するお気に入りのレンズです。さて77mm limitedですが、名レンズといわれながら、どう使っていいかわからずに、オタオタしていました。しかし、今回の旅で、なにか77mm limitedの使い方をわかったような気がします。マスを撮るのです、人でも彫刻でも、山でもマスとして捉えたいときに使うのです。実際は1.5倍で100mmを超すわけですから、むしろ遠景のマスをねらってゆくと、とてもいい絵となります。このあと京都で雪が降った時に、ペンタックスの200mm単焦点と77mm limited 2本だけで雪をとりまくりました。これが意外と面白かった。雪は広角ではなく望遠で撮るべきだ、雪は晴れているとき撮るのではない、くもりか、雪がふっているときに撮るべきだとか、意外なことに気が付きました。200mm単焦点と77mm limited 2本だて、これは楽しいですよ。のち程、ブログで紹介します。
43mm limited と77mm limitedは他のレンズと少し違って、35mm版用のレンズです。デジタル専用レンズより、設計は古いが、質は高級です。この2本はとてもいい色を出すように思います。また人物撮影には、素晴らしいマッチングを見せます。女性の肌がきれで、それでいて、髪の毛は繊細に写ります。顔がまろやかに立体的に表現され、バックのボケもきれいです。これは予想通りですが、上述のように、77mm limitedを遠景に使ってゆく、43mm limitedを常用レンズとして使ってゆく。

200mm 単焦点が加わって、15mm, 35mm, 43mm, 77mm, 100mm, 200mmの単焦点レンズのラインアップができたわけです。楽しいですよ。

しかし、ツアー旅行での単焦点レンズは正解だったのでしょうか? ツアー旅行はやっぱりスナップ勝負だから高倍率ズームなのでしょうか? 実は旅行前に発売が決まっていたペンタックス18-135mmズームを買おうと思ったのですが、わずか数日の違いで発売が間に合いませんでした。買えていたら、15mm limited、18-135mmズーム、明るい標準レンズとして43mm limitedの3本で出かけたに違いないのです。でも、ペンタックスlimitedレンズの旅は面白かった。単焦点レンズの使い方がずいぶんと勉強になりました。
これがズームレンズをつかうときにも役に立つことになるのです。今後が楽しみだな。

そうそう、K20DとK7の比較をするのでした。実はK7はCTE設定であることが多かったのです。これがK7の色が変だといっている主たる原因でした。Color Temperature Expansionといって、記憶色(記憶に残る印象的色)を強調するシステムです。今回は青と赤を少し強調しています。これが裏目に出ることが多々あるのです。こまめに解除しなければならなかったということです。でもこの比較はまだ結論をつけずにおきましょう。K7の画像設定の仕方を十分使いこなしていないのですから、現状では比較できないでしょう。内心はK20Dの方がいい絵を作るに決まっているとおもっていますが。
コメント
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