小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

新しい写真への挑戦 ~Sonyα7Sをどう使う? その2~

2015-11-25 16:50:38 | 日記
新しい写真への挑戦 ~Sonyα7Sをどう使う? その2~

2015-11-24

葛西水族館の結果、暗闇のクラゲではSonyα7Sの活躍の場がありそうだと思いました。直ぐに行動、東京スカイツリーのすみだ水族館に出かけました。また水族館かよ、といわずに、お付き合いください。Sony α7Sの運命がかかっているのですから、真剣なのです。


葛西水族館が高齢者割引で350円、すみだ水族館が高齢者割引なしで2050円という激しい違いがあります。三連休の後だから空いているだろうという予想が当たったのか、いつもなのかはわかりませんが、混んでいるという印象は無し。丸めていえば、クラゲとチンアナゴ以外は葛西水族館の方がスケールも大きいし、根っこがしっかりしていて、楽しめる。すみだ水族館はもっと頑張ってエンターテイメントの質を上げて行かないと、リピーターを集めるのは難しい。まだまだ未熟である。現状では2050円は高すぎる。
今回はカメラ2台(Sony α7S、Sony α7RII)レンズ2本(Contax/Zeiss Planar 85mm F1.4、 Pentax FA77mm limited F1.8)を付け換えながら、4通り全部、試しました。ご苦労様だよ、まったく。
シャッター速度1/500を中心、絞り開放、ISOは6800から12,8 00前後で推移。

レンズはやはりPentax FA77mm limitedが光りますね。ガラス越しという条件が悪いと古いContax/Zeissはつらい面が出ます。

以下Sony α7RII + Contax/Zeiss Planar 85mm F1.4














暗い状態での撮影


クラゲ万華鏡トンネル

写真家・映画監督の蜷川実花氏との初コラボレーション企画『蜷川実花×すみだ水族館 クラゲ万華鏡トンネル』というのをやっていました。
プロジェクションマッピングは少ない種類の色の光を連写して、残像として混ぜて複雑な色を出しているようで、1/500や1/1000で撮ると、光の色がマダラになったり、真っ暗になったり、クラゲは動くから、上手いタイミングで撮れる確率はとっても低い。いっぱい撮ったけれど、載せたくなる写真は殆どん無し。どうやらプロジェクションマッピングは動画で撮るのが常識らしい。当方にとってはプロジェクションマッピングを撮るのが目的でないので、 撮れなくてもいっこうにかまわないのですが。

以下Sony α7RII + Pentax FA77mm limited F1.8






相当暗い。三日月の晩くらいかな、やっとこ見える程度。ISOは12800。Sony α7RIIでも撮れますよ。1/500で手持ちです。





以下Sony α7S + Contax/Zeiss Planar 85mm F1.4







ニシキアナゴとチンアナゴ



以下Sony α7S + Pentax FA77mm limited F1.8






結局、Sony α7Sの必然性は相変わらず見つからない。ファインダーで覗いた感じでは、Sony α7RIIの絵の方がノイズのザラツキが少なく綺麗である。不思議なことに、全く同じ設定でも、Sony α7RIIのISOは一段低い。こうやって、貼り付けてみても、ISO10,000付近のノイズ処理はSony α7RIIの方が上の気がする。

帰り際に本屋によって、カメラ雑誌の立ち読みとしたところ、Sony α7RIIがべたほめであり、Sony α7RIIがあればSony α7Sは必要ないとまで書いてある。もっとも、Sony α7RIIのAFをほめていたから、この人のいうことはあまり信用できないが? ちなみに、この人はSony α7SIIは必要ない、Sony α7Sで十分だと言っていた。これも信用する必要は無いけれど。

京都でのSony α7S暗闇撮影で、いよいよ決着しよう。お日様が好きな当方が無理してまで、暗闇撮影することも無いだろう、暗闇で狸を撮る趣味は無いし。Sonyα7Sを欲しがる人はいっぱいいるのだから、その方に使ってもらう方がSony α7Sも幸せだ。
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新しい写真への挑戦 ~超高感度カメラ、Sony α7Sの使い方を考える その1~

2015-11-23 19:11:24 | 日記
新しい写真への挑戦 ~超高感度カメラ、Sony α7Sの使い方を考える その1~
2015-11-21

暗闇を昼間のように写すという、キャッチフレーズにつられて買ったSony α7Sですが、上手い使い方もわからないうちに、Sony α7SIIが発売になって、Sony α7Sの下取り価格は大幅ダウン。Sony α7S、Sony α7R、オリンパスOM-D E-M1の3台を売って、Sony α7RIIを買い足して、Sony α7RIIの2台体制をとろうと思った。これでもまだ相当の金額が不足!本当にSony α7Sは使わないのか?本当にSony α7RIIの2台体制は必要なのか?と迷っているうちに、オリンパスOM-D E-M1にフォーカス・ブラケット・モードが付くということがわかり、売れなくなった。さらに、最近はSony α7RII一台だけ持って出かけることが多く、重たいSony α7RIIを2台持つなんてことは結局やらないかもしれない。現状ではSony α7RIIのサポートはSony α7Rで十分だということに傾いてきた。 等々の理由によって、計画はグチャグチャ状態に陥りました。

  しかし、そのうち使うかもしれないといって、使わない機材を寝かしておくことはいやだ。下取り価格が下がるだけでいいこと無い、早く売ってしまって、万一再び必要になったら、中古を買い戻せばいい。と思っているのです(こういう人ばかりだと、マップカメラさんにとっては願っても無いことでしょうが)。
Sony α7Sは暗闇を昼間のように写すということで、ネットには、トリッキーな写真がいっぱい載っています。例えば、月夜の浜辺のパーティーを昼の浜辺のパーティーに見せるとか。 皆を驚かせることで、自己満足する連中にSony α7Sが利用されているのです。そうではなくて、折角持っているのだから、Sony α7Sをなんとかうまく使えないもんだろうか? 月明かりだけの海をなんとか絵にしたい。そう思うのですが、いつ、どこで、どう撮ったらいいのかわからない。むろん、いずれは沖縄の海を撮りに行きますが、それまでにトレーニングしないと、いきなりやっても無理でしょう。真夜中のハブも怖いし。   
ネットにいいサンプル画像がでていないということは、結局誰も本当に上手くSony α7Sを使えてないということでしょう。暗闇ばかり撮っている人はそうはいないということだ。

これまでの経験上、目で見て歩ける程度の暗闇ではSony α7S ではなくてSony α7RIIで十分なのです。画質はどうしても圧倒的にSony α7RIIの方がいい。Sony α7Sがベターであるという場面に遭遇したことがありません。ホタルを撮る時も、暗闇にホタルが飛ぶからいいので、Sony α7Sで昼間にしたら興ざめです。

まずはSony α7Sを色々なところで撮りまくってみよう。暗闇といえば、水族館はどうだ、と思いついたのです。単に入館料が安いと言う理由で、葛西海浜公園の水族館に行ってみました。ただ、標本写真として魚を撮るのではなくて、なにか絵になるように撮った時に、Sony α7RIIとSony α7Sはどちらが使える絵を与えてくれるのでしょうか?

結果は失敗! 葛西海浜公園水族館では絵になる場面は撮れませんでした。十数センチのガラス越しというのも大きな障害になりました。水の動きを撮ることを優先したのですが、うまくゆかない。シャッタースピードは1/500から1/1000, 絞りは開放で、Sony/Zeiss Sonnar 135mmはF1.8、Contax/Zeiss Planar 84mmはF1.4です。この設定で、通常はISO10,000あたりになります。Sony α7RIIのときはすこし、シャッタースピードを落として、ISOを6400程度で撮影することが多かった  結局はSony α7RIIの方が常に画質が良く、Sony α7Sでなければならないという場面は無かったのです。真っ暗けの水槽のヒトデを撮る時は、さすがにSony α7Sでないと撮れませんでしたが、だからといって、暗闇のヒトデを撮ったって絵にはなりません。暗闇のなかのクラゲがちょっと使えたかなという感じ。
動画ならSony α7Sのいいところが出たかもしれませんが、今の所はSony α7Sの使い方は相変わらず分からずじまい。さて、次はどこで、なにを撮ったらいいのやら???

Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8
Sony α7S + Contax/Zeiss Planar 84mm F1.4
で機材は固定。レンズが違うので、正確な比較にならないのですが、入れ替えて撮る意欲がわかないうちに終了してしまいました。

まずはSony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8から


これは例外、Sony α7RII + コシナ/Zeiss Distagon 18mm F4 ZM

今日は魚より空の雲が面白い。







水中と水面の境目を撮ったらどうなるという試み。水鳥の胴体と足がズレルところが面白いので撮影。








Sony α7RII + コシナ/Zeiss Distagon 18mm F4 ZM

やはり、今日は魚より雲が面白い。

次に、Sony α7S + Contax/Zeiss Planar 84mm F1.4












Sony α7S + コシナ/Zeiss Distagon 18mm F4 ZM

光るのはレンズの個性ばかりで、Sony α7Sの必然性は見つからない。
今度、琵琶湖と京都にちょっと行くので、Sony α7Sで月夜の琵琶湖を撮るかな? 月夜のお寺が撮れたらいいのだが。ライトアップが無いところで。暗闇探しというのは、なんともネクラだよね。
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新しい写真への挑戦 ~ボケボケ写真への挑戦 その6~

2015-11-20 13:52:54 | 日記
新しい写真への挑戦 ~ボケボケ写真への挑戦 その6~
2015-11-18
Contax/Zeiss Planar 85mm F1.4はZeiss色が綺麗です。 大ボケ小ボケがどうこうというよりは、ボケの色とボケ方が綺麗だと思うのです。コシナ/Zeiss Planar 50mm F1.4で持っていたZeiss Planarの鋭い一方のイメージと違います。4万円台で手に入れたContax/Zeiss Planar 85mm F1.4は正解だと思います。
  この感覚を再確認する目的で、Sony α7RII+ Contax/Zeiss Planar 85mm F1.4一本で自然教育園を周ります。ぼちぼち、紅葉の色づきがぽつんぽつんと表われてきました。
  解放にこだわらずに、少し絞れば、パープルフリンジも消えます。何にもない自然教育園から、今日は結構面白い絵を作れたと思います。最初からこんなものダメと思わずに何でも撮って見ると、意外に面白い絵になることがある。もっと、もっと先入観をすてて撮りましょう。
 



































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新しい写真への挑戦 ~ボケボケ写真への挑戦 その5~

2015-11-18 14:33:28 | 日記
新しい写真への挑戦 ~ボケボケ写真への挑戦 その5~
2015-11-17 自然教育園

今日は、Sony α7RII に2つのレンズアダプターを介して、Pentax 645 120mm macro F4を付けての撮影です。中判カメラのレンズをフルサイズ・カメラにつけるとどうなるかの試みです。このレンズ中判カメラに付ければ実質72mmになりますが、Sony α7RIIに付ければ120mmそのままらしい? フルサイズ大口径レンズと比較して、Pentax 645 120mm macro F4はF4だからボケないのか、中判だからボケるのか? 実はよくわかっていないのです。
自然教育園はあいかわらず大した被写体は無い状態。ここのところ、毎回、同じような場面で申し訳ないのですが、結果として、Pentax 645 120mm macro F4は面白いと思います。
プロによるPentax 645Dのプレゼンを何度か聞いています。ものすごい解像は無論ですが、なんてことない対象でもこのカメラで撮ると、面白い絵になるという印象を持っています。今回のレンズは中判ですが、カメラはフルサイズ、受光面は中判の60%。それでも何か違います。絵がとっても、無理が無い。どうだ、写真だという感じでなく、見て感じたままの絵です。ボケも大きく、それでいて、焦点の合っているところの解像は鋭い。なにか故郷に帰ったように、これが当方の求める世界であると思うのです。言葉では表せない安堵感を感じます。


Sony α7RII + Pentax 645 120mm macro F4

重量、実測は1.62kg、当方の機材重量リミットです。片手で持って、自然教育園を3周すると、確実に手首が痛くなります。Pentax 645Dにつけたら、片手で持って3周は出来ないでしょう。
実は、もし中判カメラを買うとしたら、古い型のPentax 645Dを考えています。新型のPentax 645Zを買ってしまうと、カメラもレンズも高価であり(出だし最低100万円)、なにかこの価格の元を取ろうとして、重たいカメラを抱えて、疲れてしまうのではないかと危惧するのです。使い勝手は悪くても、壊れそうな中古Pentax 645Dを時折ポッツリ、ポッツリ使うのが、今の私に向いている気がするのです。

KマウントからFEマウントへのレンズアダプターはRayqual製ですからしっかりしています。645レンズからKマウントへのアダプターはPentax純正ですから、これもしっかりしています。双方を付けても、シッカリとレンズが取り付けられ、20cm位から無限までピントを合わせることができます。予想に反して、まったく問題を感じません。































Pentax 645 120mm macro F4はさらに試写を続けましょう。
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新しい写真への挑戦 ~ボケボケ写真への挑戦 その4~

2015-11-16 18:57:53 | 日記
新しい写真への挑戦 ~ボケボケ写真への挑戦 その4~
2015-11-15 自然教育園
今日は午後から晴れて、いい雲が出て、気持ちのいい日でした。
Sony α7RIIにSony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8を付けて、望遠大口径レンズのボケを追求します。 何を撮ったか明白な絵と全く何を撮ったかわからない絵を混ぜます。
見手にとって、どこまでボケボケが許容されるかの実験です。撮った場所と撮り方の種明かしはしません。
前回に書いた当面の目的 <8,9割はボケのなかで、写真情報は無く、色と形が混とんとしている。しかし、よくみるとボケの中に少し垣間見ることが出来、想像力を刺激する。一方で1,2割はくっきりと主張が表現されるという感じを出したい。その割合を探りたい>  この実験をしていることがお解りいただけるでしょう。
Zeiss Sonnar 135mm F1.8はこの目的に一番近いレンズのようです。しかし、またまた当方は、中判レンズをフルサイズに使うとどうなるかという試みの誘惑に負けて、ペンタックス645 120mmマクロF4と645からペンタックスKマウントへのレンズアダプターを購入してしまいました。KマウントからFEマウントへさらにアダプターを使うダブル・レンズアダプターの試みです。いずれも中古ですが、こんな無理して、ペンタックス645 120mmマクロF4を買ったということは、ボケボケ写真をどうしても完成させたいという願いと、いずれはペンタックス645中判カメラを試してみたいという長年の願いの表われでしょう。





























今日は、なんだか色々な方に話しかけられました。明日までに俳句を作らねばならないというおじさんに、話かけられて、まだ紅葉が無いので困っているというので、教育園を毎日歩いていないとわからない自然のツボを2つほどヒントとして提供しました。上の絵はムラサキシキブでしょう。こいつを撮影していると別の方にこれはなんですかと尋ねられ、答えられてよかった、よかった。以前、四国からキジョランを探してこられた方にキジョラン(鬼女蘭)はどこですかと聞かれて答えられずに、申し訳わけないことをしてしまいました。ここにアサギマダラが卵を産んで、幼虫が育つという、とても限定された食草関係にあるので、アサギマダラの幼虫を撮りたい人は、四国からでも訪ねてくるのです。当方は相変わらず、ちっとも生き物の勉強しないのですが、ブログを書くたびに、行きがかり上、少しずつおぼえています。白金自然写真クラブの中ではとびぬけた劣等生です。
次は、中判レンズの試写が載せられるといいですね。
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