小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

南イタリア物語ー9

2010-12-31 22:19:08 | 旅行
南イタリア物語ー9


K7 100mm macro


K7 100mm macro


K7 100mm macro

マクロのよさが出ています。


K7 100mm macro


K7 100mm macro

<シシリア島の3つの岬を3本の人の足で表したトリナクリナがシシリー島のシンボルです>
あちこち見て回って、イスラムらしい伝統的模様の花瓶を一つ買いました。陶芸教室の先生の一人、イラン人のサブーリ先生にみせたら、日本の陶器の方がすっといいと一言でおしまいになってしまいました。


K20D 35mm limited


K7 100mm macro



名残惜しいけれど、カルタジローネを後に、タオルミーナへ向かいます。


K20D 35mm limited


K20D 35mm limited


K20D 35mm limited

道々の自然の風景です。
南イタリアの自然は人の手が加わった自然と、元々の自然のおりなすリズムが混じりあうところが、とてもいい。 バスからでなく、じっくり撮りたい。これが、南イタリアの心髄だ。


K7 100mm macro

<山の上には街があり、丘の上には館があり、廃墟には歴史がある>


K7 100mm macro

再び、シシリー島の三つの岬の一つの根本を横断する。 結構高い山がある。


K7 100mm macro

再び、海に出る。


K7 100mm macro

海を右手に見ながら走る。


K7 100mm macro



これまで、忙しくて、行程地図を書く、暇がありませんでした。まずはシシリー島での行程を書いておきます。三つの岬です。トリナクリナです。





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南イタリア物語ー8

2010-12-30 19:37:51 | 旅行
南イタリア物語ー8

11月25日
アグリジェントを出発して、世界遺産、カルタジローネ(壺の丘)へ向かいます。


K7 100mm macro

途中で、一生懸命、バスから廃墟を撮る。ぞろぞろ廃墟がある。窓が反射してまともな写真にはならないけれど、廃墟はやっぱり魅力的。


K7 43mm limited

ここにも廃墟があります。作られ、何らかの理由で、使われなくなった建物です。いくつも、いくつもあります。
<山の上には街があり、丘の上には館があり、廃墟には歴史がある>


陶器の街、世界遺産カルタジローネに着きます。もともとイスラムが作った街で、イスラム色が色濃く残ります。


K7 100mm macro

カルタジローネの市民庭園よりみる街なみ


K20D 35mm limited macro

街中には、陶器の街らしいディスプレイが点在しています。


K7 100mm macro


K7 100mm macro
100mm macroは模様のような画面を撮るときに有効です。そればかりではありません、遠景も精密に図形のようにとらえてくれます。それがとても好きです。


K20D 35mm limited macro


K20D 35mm limited macro


K7 100mm macro
<142段のスカーラ(大階段)>
各段毎に違ったタイルが貼ってあります。

この場面もmacroの面白さがよく出ています。遠景全体を模様のように撮る。


K7 100mm macro


K7 100mm macro
142段を上るのは結構大変でした。下りる時は、天神平の下山の恐怖がよみがえって、めまいがします。

近景は細密に撮れます。


K20D 35mm limited macro

トップからの街並みもなかなかのものです。

35mm macroも100mm macro程ではないけれど、やはり模様的表現と細密な表現を持っています。


K20D 35mm limited

今日はmacroを多用します。風景を模様的に撮りたいからです。


K7 100mm macro
スカーラの途中とか周辺には陶器の店がいっぱいあります。


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南イタリア物語ー7

2010-12-29 20:31:48 | 旅行
南イタリア物語ー7


K7 43mm limited

<天使の階段>が地中海を照らします。


K7 43mm limited <ジュノーネ・ラチニア神殿>

もう夕暮れです。この神殿は、2500年前も同じ夕暮れを見ていたのでしょうか。


K7 43mm limited


K7 43mm limited


K7 43mm limited 


K7 43mm limited <エルコレ神殿>




K20D 15mm limited<コンコルディア神殿>


K7 43mm limited <ジョーヴェ・オリンピコ神殿、人像柱、テラモーネ>
神殿をささえる巨人の石柱7.75mが横たわっています。本物はアグリジェントの考古学博物館に行って、レプリカですが、アグリジェントの街を見下ろしていた巨人たちのその時を想像することができます。

カルタゴ(北アフリカ、フェニキア人)との抗争が続く中で、この巨人神殿も破壊され、その後ローマ帝国がここを支配するようになるのです。さらに東ローマ帝国、アラブ人と支配者が変わり、1100年ころにノルマン王国がイスラム勢力を追い出して、繁栄の基盤をつくるのです。しかし、100年もたたないうちに、ノルマン王家はグチャグチャになり、1400年ごろから、憎きスペインの支配がはじまるのです。そして、1860年にやっとイタリア王国に統合されたのです。
 めまぐるしく、支配者が変わっても、ここからの自然の景色は淡々と<天使の階段>という神殿を作り続けているのです。


K7 43mm limited


K7 43mm limited
アーモンドの木に囲まれたなだらかなスロープに沿って、いくつもの神殿跡があります。2月にはアーモンドの花が咲いて(今も間違ってちょっと咲いていますが)、アーモンド祭りがおこなわれるそうです。そんな時に訪れたら楽しいでしょうね。


K20D 15mm limited
夕方、ライトアップにも連れて行ってくれました。入り口から中に入らないで、ちらっと見るライトアップです。サービス満点のツアーですが、写真にはなりません。


K7 43mm limited
ライトアップはこういう写真を撮りたいのです。廃墟は丘の上で輝いていなければなりません。そうでなければシシリー島に来た意味がありません。ただ神殿跡ならローマでいいじゃないですか。しかし、その、たった一枚の写真が撮れない。一瞬でもバスが止まってくれればいいのに。どうしてもわかってくれない。観光とは、単に観光対象ポイント(点)と点を渡り歩くことではないのです。点ではなく、それがなぜそこにあり、どういう意味があるかを感じることなのです。つまり、2次元、3次元、4次元で感じることなのです。ツアーといえどもわかってほしい。


K7 43mm limited
カジキマグロのはずが、違う魚が出てきて、添乗員が文句をいう。変わってだされた魚がこれ。また添乗員はこれも違うと文句をいう。後日、カジキマグロのグリルを出しますということでおさまった。冗談と思ったら、本当に、後日、違うレストランでカジキマグロのグリルがでてきました。連絡が行っていたみたいです。おかげで、魚ばかり、ずいぶんと食べることになりました。
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南イタリア物語ー6

2010-12-29 00:01:53 | 旅行
南イタリア物語ー6


K7 43mm limited

市場の入り口の家だって、よく見れば、趣のある彫刻で飾られています。


K7 43mm limited

この家の扉だって素敵です。


K20D 15mm limited


K7 43mm limited

パレルモのオペラハウス(マッシモ劇場)を見てから昼食です。小さな島に、3200席もある大きな劇場があるところが面白い。ここのオペラは数年前、日本で公演しました。シチリア島の夕べの祈りとカバレリアルスティカーナです。どちらもシシリア島を舞台にしています。


K7 43mm limited
ゴットファーザーのラストシーンがこのオペラハウスの階段でどうのこうと言っていました。


K7 43mm limited
お昼はデザートだけ登場させます。ゴッドファーザーのラストでマフィヤのボスが食べて毒殺されるシーンがあるそうです。シシリー島独特、且つもっともポピュラーなデザート、カンノーロ。このあとの食事でもずいぶんとこのデザートがでてきました。おいしいですよ。


K20D 15mm limited

バスに向かう道に何故か<パンの木>がありました。あちこちに、アフリカを基盤とするイスラムの匂いを感じます。


K7 43mm limited

ふと、広場からみると、港が見えます。素敵な風景です。


K7 43mm limited
パレルモを出て、アグリジェントに向かいます。
島を横断すると、シシリー島の自然が見えてきます。


K7 43mm limited


K7 43mm limited


K7 43mm limited


K7 43mm limited


K7 43mm limited


K7 43mm limited


K7 43mm limited


K7 43mm limited

バスからの撮影は、とても大変です。私は、シシリー島の自然が一番撮りたい対象だと悟りまし。


K7 43mm limited

虹まで現れました。
シシリーの自然は、人が作り出したパターンと、そのまま残っている自然のパターンがまじりあっているところが魅力です。これを撮りたい。
もし、もう一度ここへ来ることがあったら、どういうことを狙って撮影をするか。(もちろんツアーではなく、個人で来なければ撮影はできません。)シシリー島を一言でいうと、<人の作った美しい自然のパターンと元々ある自然のパターンの融合>そして<山の上には古い街があり、丘の上には館があり、廃墟には歴史がある>。その心はあとで、ポツンポツンと書きます。
ここでいう廃墟とは、平原のあちこちにいっぱいある崩れかけた小屋や家のことです。何かの目的で作り、何かの事情で使われなくなって、放置されて、その時から時は止まり、次第に崩れてゆく。廃墟のなかにそれまでの物語が語られている気がするのです。もちろん石作りだから、歴史が秘められるので、木造の日本建築ではすぐ消滅してしまい、こんな風景は生まれないのです。今度シシリー島に来たら廃墟をずっと撮影して回りたい。


K7 43mm limited

世界遺産、アグリジェントの神殿跡がみえてきました。ここの廃墟は、私のいう廃墟とはスケールが違います。壮大なギリシャ神殿の跡です。アグリジェントの丘(この地域は神殿の谷というそうですが)からは地中海が美しく広がり、夕暮れの雲間から<天使の階段>が展開されます。この地域には丘のてっぺんからふもとにかけて、神殿がいくつも作られ、当時30万人が住んでいたそうです(現在は3万人)。なんでそんない多くの人が住んでいたのか。そんな人口を養う土地があったのか?私は、ここは金持ちのギリシャ人の別荘だったような気がします。金は他のところで稼いで、ここは風光明媚な保養地だったのでしょう。気候はいいし、うまいものを食べて、地中海を眺めていれば、いうことありません。ときどき神殿で神儀をおこなえばいいのです。


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南イタリア物語ー5

2010-12-27 22:06:33 | 旅行
南イタリア物語ー5

パレルモ、ヴァラロの市場へゆきました。


K20D 15mm limited


K7 43mm limited


K7 43mm limited

野菜や果物がみんな生き生きしています。家内は熟した柿を見つけて、喜んで買って食べていました。凍らしてシャーペットとして食べると最高であると言っています。今の東京には熟した柿が売っていないのです。ここでは<KACHI>とかいてあるのが面白い。


K20D 15mm limited


K20D 15mm limited


K7 43mm limited

魚屋さんも楽しい。


K20D 15mm limited

そのうち夕食で食べることになる、カジキマグロが右手に見えます。


K7 43mm limited


K7 43mm limited

楽しそうな顔をしています。


私は魚を見ると元気になる。ペンタックスK7 と43mm limited


K20D 15mm limited

市場の中に教会が複数ありました。その一つはとてもすばらしい建築でした、あちこちに隠れた文化が残っているようです。ここは完全な撮影禁止、外から撮っても怖いおばさんが睨みつけています。


K7 43mm limited

京都、寺町商店街、京極商店街、錦市場の<蛸薬師>を思い出します。ごったがえす市場の喧騒から、扉をはいると別世界という落差が印象的です。こんな素晴らしい文化遺産の中で日常の祈りがささげられているのです。



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