小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

能登半島地震に思う

2024-01-24 18:52:48 | 日記
2024-1-25 能登半島地震に思う

能登半島地震はショックでした。ここは何度も訪ねているし、地震の後の寒さの中で対応する人達の心がひしひしと伝わってくるのです。

当方は手術とその後のトラブルで、ここのところ<人生は耐えることに等しい>という思いがつのっています。ごく普通の生活を営むことそれ自体が簡単なことではないのです。もし、朝起きて夜寝る、ご飯を食べて、排せつする、ヒトと時々会話したり、表を歩いたりする。これが続けられるとしたら、十分幸せなのです。

以下、被災地の真っただ中の方にとっては、以下の文はのんきなことを言っていると思われるでしょう。能登やその周囲の方が、その地域と同化して地域の一部として生きていると思えるのです。当方はその能登やその周囲がいかにその地域に愛情をもっているかを、能登島や富山の<ガラス>にこめる思いから感じ取っているのです。輪島塗からもそうです。九谷焼からもそうです。 毎日の家の倒壊現場のニュースばかりでなくこういう切り口を書くのもご容赦願えることを期待します。

<過去のブログ>
Newアート考察3 伝統工芸に<革新>はあるか? 必要か? その6 能登島ガラス美術館-1  ブログ2020-4-7
Newアート考察3 伝統工芸に<革新>はあるか? 必要か? その7 能登島ガラス美術館-2  ブログ2020-4-7

能登島国際ガラス展 2020-2-6

金沢から七尾へ七尾線の旅 能登の寒さは何かとてもこたえる寒さであることを思い出します。


七尾からバスで橋を渡って能登島、ガラス美術館へ 




この時は向かいの道の駅が閉店で、この寒さの中バスを一時間まったことを思いだします。

<過去のブログ>
New アート考察9 <金沢、富山の陶芸・ガラス工芸を追う> その2 能登島・国際ガラス展 ブログ2022-12-28
 
能登島国際ガラス展2022-11-16


能登島ガラス美術館はどうなったのでしょう?


能登島にわたる2本の橋はこの通り、一時孤立したようです。ネット情報


ネット情報

能登島ガラス美術館の庭のガラス作品の倒壊


七尾市の県能登島ガラス美術館。屋外に展示する14点のうち、1991年の開館時から設置されている楠田信吾さんのガラス彫刻作品「COSMIC FLY」が大破した。他に藤田喬平さんの「蔵」もバラバラに。館内でも約100点のうち2~3割が倒れたり、欠けたりした。



次は富山市ガラス美術館です。
ここも能登島に続いて2020と2023に2回訪れています。

<過去のブログ>
Newアート考察3 伝統工芸に<革新>はあるか? 必要か? その8 富山市ガラス美術館-1 ブログ2020-4-12

富山市ガラス美術館 リノ・タリアピエットラ展 2020-2-7

リノ・タリアピエットラの作品 イタリアのヴェネチアングラス生産の中心地ムラーノ島

<過去のブログ>
Newアート考察3 伝統工芸に<革新>はあるか? 必要か? その9 富山市ガラス美術館-2 ブログ2020-4-14


リノ・タリアピエットラの作品

この時、あまりにも危なっかしい展示だったので、地震があったどうするのですかと美術館の人に尋ねたのを覚えています。特殊な接着剤で張り付けていますという答えでした。こんな素晴らしい作品が日本で展示して粉々になったらどうしようとおもいました。実際この展示会の一か月後くらいに能登で大きな地震があったのです。

<過去のブログ> 3年後の2度目の訪問です。
Newアート考察9 金沢・富山の陶芸・ガラス工芸を追うーその3 フィンランドガラスアート展<自然とアート> ブログ2023-2-3

富山市ガラス美術館のフィンランド・グラスアート展(2022-11-16)

マルック・サロ <アートグラス ユニークピース>


オイヴァ・トイッカ  <ボンボン・ユニークピース>



さて富山市ガラス美術館はどうなったのでしょう?


ネット情報


富山市ガラス美術館と同じ建物(TOYOAMAキラリ)にある富山市立図書館はこの状態。ネット情報
特別展示場の一階下です。


ネット情報


ネット情報
免震装置や転倒防止のシートが功を奏して、300点の展示品のうち壊れたのは3点のみだったそうです。上の最も壊れそうな作品も無事でした。能登島でなく富山だから助かったのか、対策が優れていたのか?

<過去のブログ> この時は富山ガラス工房もおとずれています。
Newアート考察9 金沢・富山の陶芸・ガラス工芸を追うーその4 最終回 富山ガラス工房 ブログ2023-2-20


2022-11-17富山ガラス工房





工房

ここ富山ガラス工房はどうなってしまったのでしょう?
すぐ近くの第二工房の情報では、大した被害なくすんだそうです。とても心配していたのですが、よかったよかった。

箱根のガラスの森美術館では戦々恐々としていることでしょう。焼き物も同じです。当方のスタジオでは作りかけの作品が地震で壊れないように結構気を使っておいてあります。白金陶芸教室などでは、危なっかしい置き方を平気でしています。陶芸家は陶器は壊れるからいいのだ、壊れなければ商売にならないといっています。作る人には不思議な美学があるようです。当方はだめです。作っている途中の作品が壊れるのはとてもつらいのです。一つ一つの工程が、苦労の連続で、すべての工程が上手くゆくか全くわからず、地面を這うようにじりじりと進むしかないからです。

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自然教育園日記 その273 Sony alpha7CR登場

2024-01-21 12:19:33 | 写真日記
自然教育園日記 その273 Sony alpha7CR登場
2024-1-17
年末のロボット支援腹腔内手術のリハビリ中で、毎日昨年作った元車庫スタジオで公募展用陶絵画の作成(これが一番アージェントなので)に午後の時間を費やしています。といって歩かないとリハビリにならないので、今日はヨタヨタ自然教育園に向かいました。3週間ぶりですか。

リハビリ中は重たいものを持つなというお医者さんのご命令を逆手にとって、高性能で軽いSony alpha7CRを購入しました。515gでフルサイズ6250万画素(総画素)あります。レンズはSony FE 70-200mm F4 Macro G OSS II SEL70200G2 794g、 マクロですから0.26m(W)/0.42m(T)まで近づけます。トータル1.3kgですからまずまずの軽さです。Sony alpha7CRは新品で40万円と小さい割には異常に高い。しかしながら、以前軽い事にお金を払うことは当然だと宣言していた手前、買うしかない。それでも御徒町の最安値店までヨタヨタ歩いて35.5万円で手に入れました。中国語が飛び交う小さなお店でした。レンズはソニーの新しい望遠マクロに期待しています。これも御徒町の最安値店で21.1万円で手に入れました。こちらは日本語がドミナントで、なんとなくホットするものです。これ一本で、花から虫までのマクロに加えて、なんとか鳥もとりあえずの写真が撮れることを期待しているのです。Sony alpha7CIIならこんなビックリするほど高価でないのですが、最近はトリミング拡大が常套手段となり、どうしても高画素でないと後々後悔するとふんだからSony alpha7CRになったわけです。


Sony alpha7CR + Sony FE 70-200mm F4 Macro G OSS II SEL70200G2 



まずはThe Art in The Pond、この撮影は70-200mmがぴったりなのです。



マクロ撮影する花、虫が見つからないまま、水生植物園へ。結局鳥ばかり撮影するはめになりました。





モズ、上記写真をトリミング拡大  ヒメガマの綿毛が木にひかっかっています。





カワセミ 上記写真をトリミング拡大





イイギリの実とヒヨドリ 上記写真をトリミング拡大

予想通り、フルサイズ6250万画素ですからトリミング拡大しても何とか見られます。肝心の花、虫マクロ撮影は後日ご報告しましょう。連写は最大8コマ/秒ですから多くは期待できません。AFはいくら最新と宣伝されても、当方はハナから期待していません。 まだ使い始めですから色々おたおたしていますが、なんとか使えるでしょう。

このブログを書いた日の晩に突然腰と手術部位近くの某所が痛くなり一晩眠れませんでした。次の日病院に行くと、その某所に炎症が起きていると言って14日ぶんの抗生物質を処方されました。4日後本日、1-21にやっと起き上がってブログをアップしている次第です。まだ何が起きるかわかりません。 ほんと大変です。
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年賀2024

2024-01-01 10:57:58 | 写真日記


明けましておめでとうございます。本年の年賀状を載せます。

昨年末は12月21日から入院して29日に退院するという面倒なことがありました。

以前から前立腺癌マーカー PSA (prostate-specific antigen)が高くなり(5~8)、生体検査したのですが癌が見つからず、かれこれ3年して、PSAは一向に下がらずもう一度生体検査をしたところ、12か所の内1か所から1mm以下の癌が見つかりました。手術するか、しないで経過観察か放射線という手もありいろいろ悩みましたが、ロボット支援腹腔内手術というのをやってみようじゃないか、 以前ダビンチといっていたやつです。先端医療に憧れたわけです(そう思わないことには、手術なんて嬉しいわけないじゃないですか)。



だんだん手術が近くなるとこのものすごいロボットの恐怖が迫りくる。ブラックジャックの方がいい。

ロボットのお手並みをシカと見ようと思っていたのですが、あっという間に寝てしまって、目が覚めた時は全てが終了していました。

とにかく、現在はお腹にあいた5つの穴の痛みに耐えながら、よたよた陶芸に励んでいます。

年初からつまらん話ですみません。

皆様におかれましては、手術など嬉しいわけないので、
なにがあっても健康第一で今年一年を頑張りましょう。


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