小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

自然教育園日記 その125 一億画素中判カメラへの道筋 その3

2018-10-16 11:10:22 | 日記
自然教育園日記 その125 一億画素中判カメラへの道筋 その3
2018-10-2~10-13
11月に発売されるフジフィルムミラーレス中判カメラGFX-50Rを見にフジフィルムショールームへいってみました。どうやら、先輩のGFX-50SとGFX-50Rの商品コンセプトは全く方向が違う気がしました。

GFX-50R


GFX-50S

だいたいRとはReduceのRと思っていましたが、Range FinderのRでした。このRの違いが全てです。一眼レフ的感覚でみると、つまり<Reduce>という感覚で見ると、Sに比べて当然Rはお粗末です。圧倒的に違います。ならべられるとRは完全に買う気を失います。
Rの競合はGFX-50S ではなくRange FinderのトップLeicaでしょう。フジフィルムはGFX-50Rの売り込みコンセプトをストリートフォトのスナップショットにしようとしています。フルサイズ換算で、比較的小型の28から50mmの標準レンズを付けた775gのGFX-50Rでストリートフォトを撮る。でもね、これならLeicaを買いますが。いずれも70~80万円程度になります。
何度もフジフィルムショールームへ通っているので、GFX-50Sに対する愛着が増大してゆきました。いまのところGFX-50Rは視野から消えました。この2つの中心的スペックは同じです。しかし、全体から受けるメカのオーラが全く違います。最も気になる違いはファインダーです。GFX-50Sはファインダーに組み込まれた虫メガネ的レンズにより視野が拡大されています。GFX-50Rには組み込まれていません。以前から言っているようにファイダーの視野が広いことが中判のメリットの全てと思っています。たかだか虫メガネなのですが、これを組み込んだフジフィルムの心が伝わるのです。
ネット上のGFX-50Sに対する口コミでは、中判のメリットのあり無しが激しく議論されています。現在のデジタル中判はフィルム時代の中判フルサイズよりセンサーが一回り小さいので、<なんちゃって中判>といわれてメリットが疑われています。フジフィルムショールームで、よくわかっていそうなおじさんと中判のメリットについて議論をしました。当方は、中判のメリットが本当にあるかないかはどうでもいい、フジフィルムは本気になってGFX-50Sで他のカメラでは撮れないようなサンプル写真をバンバン提供せよと主張しました。おじさんは<ウーム難しい、もっと本気になれという主張には反省します>といっていました。メーカーは夢を与えればいいのです。実体がともなわなければ、その商品は消えてゆきます。意味あるカメラは自ずと意味ある撮り方を作り出します。消費者がその意義を証明してゆくのです。スペックで果てしない議論をしてもしょうがない。当方はGFX-50Sにはフジフィルムの思いが詰まっており、存在意義が詰まっていると判断しました。
白金自然教育園での展示会を中心とする現在の白金自然写真クラブの方向(鳥、昆虫中心、高速連写、高速AF、望遠中心)と、フジフィルム中判カメラの方向は真逆ですが、当方の方向ですからやるしかない。

   以下は、中判カメラ移行を意識して、絵画的写真を撮ろうとしています。特にLED懐中電灯での照明による対象とバックの色バランスをとる絵画的表現です。望遠による場合は無理ですが。とにかく難しいですよ。絵画は色や形を好きなところに付け加えることが出来るのに写真は現物が無いと撮れないのですから。


Sony alpha7RII + Sony FE 90mm macro


Sony alpha7RIII + Sony FE 70-300mm


Sony alpha7RIII + Sony FE 70-300mm


Sony alpha7RIII + Sony FE 70-300mm ゲンノショウコの花


Sony alpha7RIII + Sony FE 70-300mm


Sony alpha7RIII + Sony FE 70-300mm


Sony alpha7RII + Sony FE 90mm macro


Sony alpha7RII + Sony FE 90mm macro


Sony alpha7RII + Sony FE 90mm macro


Sony alpha7RII + Sony FE 90mm macro ホトトギス


Sony alpha7RII + Sony FE 90mm macro

コスモスを撮りに浜離宮庭園にいった時(2018-10-9)の写真を以下に載せます。キバナコスモスはほとんど終わり、通常のコスモスは台風で壊滅。 惨憺たる状態。 写真は花一本あれば撮れると頑張って撮った写真です。


Sony alpha7RIII + Sony FE 70-300mm


Sony alpha7RII + フォクトレンダー15mm


Sony alpha7RII + フォクトレンダー15mm


Sony alpha7RII + フォクトレンダー15mm


Sony alpha7RII + フォクトレンダー15mm

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自然教育園日記 その124   1億画素中判カメラへの道筋 

2018-10-03 14:32:49 | 日記
自然教育園日記 その124   1億画素中判カメラへの道筋 
2018-9-13~28

現在の目標は中判カメラのゲットである。
フジフィルム中判デジタルの新製品情報が少し明らかになって来た。


GFX100S   1億画素 発売日2019年X月 100万円を超すと言われているが、当方は90万前後と予想する。なぜなら、当方は何となくFujifilm GFX50Sの後続機という位置付けと捉えているから。 GFX 50Rをまず発売して、現行GFX50Sへの影響を見て、売り上げが落ちてきたら、GFX100Sを発売するだろう。ということで、来年6月以降に発売がズレこむだろう???




GFX 50R  5140万画素 50万円前後 11月発売
GFX50Sのレデュース版。775gというのが嬉しい。当方はなんとなく、フジフィルムが他社フルサイズに対抗する位置づけにすると捉えている。


現行 Fujifilm GFX50S  5140万画素  すでに発売後1.5年経つ 70万前後
この値段がどういう推移をするかが問題である。現在は一時下がった値段がまた上昇に転じている。


Fujifilm X-T3のプレ撮影システム(シャッターを切ると前20コマ、後ろは押しているだけ連写)フジフィルムショウルームで色々聞いて、試してきた。JPEGなら保存速度は十分早く、連続して数回撮影しても問題なく保存する。RAWでは保存速度かかなり落ちる。プレ撮影は他社レンズでもMFでも可能である。ということで、Fujifilm X-T3のプレ撮影は当方の要求を満たしている。

しかし、GFX100Sを買うには、ここに資金を集中するしかない。動き物は当面諦めよう。GFX50Rの775gはなんとも魅力的だが、Sony alpha7RIIIに対するインパクトある前進を期待するにはGFX100Sを買う必要があると考える。ククッ高い。やっぱGFX50Rで中判の撮り方をマスターしてからGFX100Sに挑戦するのが順当な線かな。迷う、迷う。

忙しくて、撮影もままならない。自然教育園では絵画的撮影と取り組んでいる。これが出来ないと中判カメラを買う意味が無い。どうしても絵画的撮影法を会得しなければならない。

自然教育園では次の3枚がかなり気に入っている。これくらい絵画的に撮りたい。







しかし、これ以外、なかなかいい場面が見つからない。しかたなく虫をいれた撮影となるが、ぜんぜん絵画的になっていない。もっと思いっ切り絵画的にシフトしなければ。

絵画的撮影として、LEDライトを使った色と形の造形を狙っているが、十分でない。今回はしかたなく Photoshopで色を変化させてみた。こういうのはあまりやりたくないと思っていたのだが、ためしに思い切りやってみた。















結構面白い、こういう方向をガンガンやろうじゃないか。さらにハイレゾとか多重撮影とかを試してみよう。

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