小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

京都の道 その3 一条通りー8

2011-01-28 23:23:35 | 旅行
京都の道 その3 一条通りー8



ハゼの類は早く紅葉します。ここからしばらくペンタックス55-300mmで高い木の上の葉っぱを撮ります。







この実はなんでしょうか?パターン化します。

ふらふら御苑を歩いていると、拾翆亭(シュウスイテイ)がめずらしく公開されていました。御所の一般公開に合わせたのでしょう。もう夕方で、店じまいの寸前でしたが、入ってみました。ここから、使ったレンズがはっきりしないのですが、おそらくZeiss。



夕方の木漏れ日がきれい。拾翆亭の縁側から見る、九条池。奥でカモが泳いでいます。



この透明感はZeissでしょう。











茶室のはね戸です。



最後の2枚はペンタックス35mm Limited Macroです。



マクロらしく、木の肌を細密に描きます。



一条通りを分断する御所・御苑の重みをご理解されたでしょうか。

明日は、大雪の日に裏日本の雪を撮影にゆきます。どうなることやら。明日はブログはお休みです。



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京都の道 その3 一条通りー7

2011-01-27 22:15:51 | 旅行
京都の道 その3 一条通りー7

この後から、ペンタックス35mm limited Macro に変えて撮影が続きます。



御即位20年記念ということで、通例の一般公開では見られない皇后宮常御殿,飛香舎,若宮・姫宮御殿及び朔平門の特別公開がありました。皇后宮常御殿へ続く道。両側に並ぶ萩の葉の色づきが光のなかで、とても美しい。



モミジと苔のハーモニーはそうどこでも撮れるというものではありません。

ペンタックス35mm limited Macro は何か女性的やさしと言おうというか、日本的やさしさと言おうか、そんなものを感じます。Zeissとは違った日本的行き方があってもいいかもしれません。西洋と日本の感性をどう受け止めるか。





撮る人の意図とマクロレンズの特性がいずれも自然を模様化しています。







御所の最後に説明写真(状況を伝えるための写真)をすこし。これはZeiss.



この写真、実は紫色の房の列に魅かれて掲載しました。



いつも、一般公開では平安時代の舞が披露されます。見物人の人垣がごっそりできているので、撮影も大変です。カメラをいっぱいに持ち上げて、見当で撮ります。遅れてきたおばさん達は背が低いので、おそらく何も見えません。背の低い者には場所を譲るのは当然だといわんばかりに、グリグリと突入してきます。こちらも申し訳ないと思いつつも撮影するには場所を譲れません。言いたかないですが、こっちも場所取りに時間をかけているのだ、本当に見たいなら、1時間待てば、最前列で見られるのに、甘ったれるなと内心は思ってしまうのです。



向かって左から2番目の方はもしかすると女性かもしれません。一人毅然とした立ち居振る舞いで演奏しているので、おもわず撮影してしまいました。



天皇にお目通りする方が下で待っている時、このように女官が出てきて扇をかざすと、入ってこいという合図なのです。優雅ですね。我々が補助金をもらいに経済産業省やJSTのヒヤリングにいって、出番を待っている時とは大違いですね。

ここで、御所を後にして、御苑を少し歩きます。35mm Macro Limitedを引き続き使用。







あちらにもこちらにも、魅力的な木々が点在しているので、まっすぐ帰らずに、ついふらふら御苑を歩いてしまうのです。



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京都の道 その3 一条通りー6

2011-01-27 02:18:38 | 旅行
京都の道 その3 一条通りー6











この瓦のリズムはまるでシンホニーの具象であるかの様だ。



もう一つ、門の空間は驚くべきアートを形成している。確実に意図された、空間アートである。



この門の空間から見える造形が織りなすシンホニーはそう簡単には作りだせない、ウルトラテクニックである。







意図したパターンか?たまたま生じたパターンか?いずれにせよ、その気になれば、御所でこそのパターンを随所に見つけることができます。

忘れてはならない、御所の重要構成要素はお庭です。御所のお庭は派手ではありませんが、入念に作り込まれていることが分ります。まだ紅葉には時期が早いですが、部分的に紅葉した、そのまだら模様にあえてフォーカスしてみました。





<欅橋(けやきばし)>
お庭の池はなぜ、不透明なのか、もっときれいにすればいいのにとずっとおもっていました。しかし、本日の写真(後で出てくる九条池も見てください)を見てみると、むしろ好んでこの不透明感を演出しているのではないかと思えるのです。この不透明な池と対をなす石作りの橋の存在感は他に比するものがない気がします。





神殿に向かって左に存在する決まりの橘です。
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京都の道 その3 一条通りー5

2011-01-25 20:39:10 | 旅行
京都の道 その3 一条通りー5

京都の道に戻ります。もうみなさん忘れてしまったでしょうから、一条通りの図面をだします。(よくみるとこの図はまちがっていました。御苑を下に(南に)もっと拡大しないといけない)。PFというのは我々ファルマフロンティアのラボです。お見知りおきを。



さて、一条通りを見事に分断する御所―御苑のお話です。何度も登場しているので、淡々と写真を載せます。

御所―御苑
たまたま、11月初旬(2009年?)に御所の秋の一般公開がありました。昨日は府立植物園で6時間も、交換レンズの使い方で格闘していました。後ほどブログにレリースします(もうレリースしました)。よって、今日は遠いところへ行く気力もなかったし、時間もないので、御所にいってみることにしました。御所の一般公開に行くのはこれで3回目です。3回目ともなれば、普通の撮影では面白くありません。昨日の8種のレンズ試写で、トップ1,2番の解像力を示した、単焦点レンズ、Zeiss、50mmとペンタックス、マクロ35mm limited の2本に絞って、本日も試写を続行しました。主として、建物のパターンにフォーカスしています。御所の作りは、決して派手でなく、背伸びして権威を鼓舞するという雰囲気ではありません。しかし、そのディテールはしっかりとお金がかかっており、質の高い材料と技術とセンスが凝縮していることを感じます。本日はそれを表現してみましょう。説明的写真はほとんどありません。パターンが面白いと思うと撮影し、その後で、なんで面白いと思ったか、どこに興味のエッセンスがあるのかを見て、そこだけ切り出しています。大体の写真が、撮影した画面の1/5~1/10の部分を拡大しているわけです。その手の拡大はこれまでやってきましたが、魅力を失わない画像ができるのは稀でした。Zeissは楽々それをやってしまいます。どんどん魅力的絵が作れるのです。恐ろしきかな、ドイツの底力。
(当時はZeissに心酔していたのです。今も変わりないですが、日本のレンズのよさもわかってきたのです)。



御苑に入った途端に目に飛び込む、イチョウの黄色。ここで面倒がらずに、カメラを出して撮影。Zeissの魅力がご理解出来たでしょうか。その時受けた、あ!きれいだという印象がそのまま写真になっています。帰りにも同じイチョウをペンタックス35mm マクロlimitedで撮影しました。比較してみてください。



天候が悪くなって、単純に比較できません。こちらも負けてはいませんが、色の透明感といいましょうか、色作りはずいぶんと違うと言っていいでしょう。


さて御所に入ります。しばらくZeissレンズが続きます。



まず、引き込まれるヒノキで葺いた屋根の輝きをこのZeissレンズはきれいに表現してくれます。



このような微妙な曲線は、現代の建築に失われてしまったのでしょうか?この曲線一つが文化の意味を語っています。無くてもいい、しかしある事により、どれほど心が豊かになることか。心のときめきが無くなっては、生きている意味がない。











この写真だけペンタックス35mm、マクロlimitedレンズ。この模様的描写は魅力的ではあるが、Zeissの質感とは異なります。



ヒノキ葺きの屋根のエッジが日本の心のDNAを動かすことがわかりますか?





同時に、瓦の持つパターンの魅力的なこと!!

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京の雪ー4

2011-01-24 21:02:24 | 旅行
京の雪ー4

43mm limitedでも撮影していたのを忘れていました。カメラはK7です。繰り返しになりますが、結構面白い写真があるので、少し載せましょう。





上賀茂神社の一の鳥居から二の鳥居への参道は雪で真っ白。この右手の奥で、武射神事が行われるのです。







御手洗川も雪景色。



橋殿も雪景色







遠くに的が見えます。





渉渓園も雪景色







武射神事の面々は、矢を射る前に、本殿に参拝します。
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