小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

水撮りの準備 その2 ~テレコンかトリミングか?~ 

2013-07-31 20:15:36 | 日記
水撮りの準備 その2 ~テレコンかトリミングか?~ 

7月27日(土曜日)
平和島の近くに、東京都立、東京湾野鳥公園というのがあることに気が付いて、行ってみました。鳥がいれば、東京湾だし、それなりの水もあるだろうということです。 距離的には近いのですが、モノレールを使って、乗り換え2回という、結構面倒なところにあります。 行ってみて、名前の通り野鳥公園で、野鳥を撮る(または見る)以外にやることのない、正真正銘の野鳥公園でした。野鳥観察小屋が6か所くらいありますが、ヒトの姿が見えないように木や草でブロックされていて、広々とした景観は殆どありません(ネーチャーセンターからはガラス越しに見渡せます)。でも、都心で野鳥観察も悪くないですよ。


ニコンD800E + ニコンED AF Micro NIKKOR200mm 1:4D トリミング

本日はペンタックスK5 + ペンタックスDA200mm+レアコンバーターA 2X-S(フルサイズ換算600mm)と、ニコンD800E+200mmのトリミングとどちらが見られるかの比較です。めずらしくペンタックスK5の登場です。 APS-Cは富士フィルムX-E1ミラーレスでK5と入れ替えたつもりですが、三脚座の無い重たいレンズとなると、X-E1ではバランスが悪くて、カメラが壊れてしまいそうなので、K5にしました。 下の絵と同じ距離の絵をトリミングしたのが上の絵。結構苦しい。


ニコンD800E + ニコンED AF Micro NIKKOR200mm 1:4D


ペンタックスK5 + ペンタックスDA200mm+レアコンバーターA 2X-S

この組み合わせで600mm相当ですから、多少、引き寄せることはできますが、色がおかしいですね。これも苦しい。


ペンタックスK5 + ペンタックスDA200mm + レアコンバーターA 2X-S

水を撮るつもりで、鳥を撮っています。この考えは面白いかもしれない。近くに来ればまずまず撮れます。


ペンタックスK5 + ペンタックスDA200mm + レアコンバーターA 2X-S トリミング

こういう単純な水パターンも好んで収集しています。


ニコンD800E + ニコンED AF Micro NIKKOR200mm 1:4D

昆虫にはまる人も少なくないと聞いています。ちゃんと三脚で撮ればニコンED AF Micro NIKKOR200mm 1:4Dはそれなりの絵が撮れるようです。ニコンの緑が好きだと言う方がいましたが、確かにいいかもしれない。


ニコンD800E + ニコンED AF Micro NIKKOR200mm 1:4D


ペンタックスK5 + ペンタックスDA200mm + レアコンバーターA 2X-S

フルサイズ換算600mmはやはり相当注意しないとぶれます。


ペンタックスK5 + ペンタックスDA200mm

レアコンバーターをはずせば、ペンタックスDA200mmはやっぱり魅力的レンズです。


ペンタックスK5 + ペンタックスDA200mm + レアコンバーターA 2X-S トリミング

なるほど、鳥もかわいいものですな。 鳥にはまらないように、気を付けなければ。
野鳥観察小屋にはものすごいレンズをもった方々がずらっと並んでいます。でかいレンズと三脚を担いだ方も暑い中、あちこち、いらっしゃいます。これにはまると数十万円ではすみません、何百万円の世界です。


ニコンD800E + ツアイス・ディスタゴン18mm トリミング

クズがいたるところにはびこっています。クズの葉っぱが元気良くて魅力的、たまらず18mmで撮影。ツアイス・ディスタゴン18mmはいいな、やっぱり楽しい。クズの花は秋の七草ですが、なかなか見つかりません。ここでは一か所クズの花が咲いていましたが、それだけです、おそらく秋になっても咲かないでしょう。キキョウもダリアも夏と秋に二回咲くそうです。クズはどうなんだろうか?


ニコンD800E + ツアイス・ディスタゴン18mm

この緑一色の中のゴチャゴチャ感が好きだ。


ニコンD800E + ツアイス・ディスタゴン18mm

こんなもんだったかな? ツアイス・ディスタゴン18mmは遠景でもう少しキリットしているはずですが。ニコンD800Eは画素数が多いとかえってPCの解像が追い付かなくて、モヤモヤとすることがありますから、まだ色々試さなくては。


ペンタックスK5 + ペンタックスDA200mm+レアコンバーターA 2X-S トリミング

これなんかトリミングでもきれいに撮れています。ペンタックスK5 + ペンタックスDA200mm+レアコンバーターA 2X-Sも撮りようによっては撮れるのだ。 水撮りを目的に水鳥を撮ると言う線はあるかもしれない。

最近、昼は晴れで気温が30度を超し、夕方から入道雲が発達して夕立が降るというサイクルを繰り返しています。本日は早々と帰宅しました。案の定、夕方から夕立でした。


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ニコン・レンズ vs ツアイス・レンズ ついでに ニコンD800E vs 富士フィルムX-E1

2013-07-23 20:58:50 | 日記
ニコン・レンズ vs ツアイス・レンズ ついでに ニコンD800E vs 富士フィルムX-E1

ニコンD800E と富士フィルムX-E1を使って、ニコン・レンズとツアイ・スレンズの比較、特に新人ツアイスtouit 32mm と新人ツアイス・ディスタゴン18mm ニコンマウントの試写を中心に行いました。

地味公園(目黒自然教育園)の内部を3回まわると歩数計は10000歩を越します。一周ごとにカメラやレンズの組み合わせを変えて、撮影します。4kmを歩いて、自然を撮るに何が必要か、考えます。ここ3日、同じところをぐるぐる歩いているのです。しかし、平均10000歩/日達成はとっても難しい、どうしてもまだ足りません。撮影もまだ納得できません。


ニコンD800E +AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED


ニコンD800E +AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED


ニコンD800E +AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G EDトリミング


富士フィルムX-E1+ツアイス touit 32mm


富士フィルムX-E1+ツアイス touit 32mm トリミング

2つの組み合わせのトリミングを比較してみてください。密度はニコンD800Eが高く、面白さはtouit 32mmでしょう。


ニコンD800E +AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED


ニコンD800E+ツアイス・ディスタゴン18mm


富士フィルムX-E1+ツアイス touit32mm

3つの組み合わせを比較してみてください。


ニコンD800E +AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED

なんの変哲もない、こんな写真がフルサイズのメリットを示しているのでしょうか?


ニコンD800E +AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED トリミング


ニコンD800E +AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED トリミング


ニコンD800E +AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED トリミング


ニコンD800E +AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED トリミング


ニコンD800E +AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED トリミング


ニコンD800E +AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED さらにトリミング

ニコンD800E + AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G EDこの組み合わせはなんて優等生的なのでしょうか。何を撮ってもどこかのコンテストや雑誌で見たような雰囲気の写真となる気がします。 結果としては立派なものです。 最初は蜘蛛の巣にもAFで焦点が合うので、最近のAFの進歩に驚いたのですが、全ての蜘蛛の巣のケースでAFが出来るわけでもなく、あっちゃこっちゃ切り替えるもの面倒なので、途中から結局MF onlyになってしまいました。このような状況ではズームにおいて、自然に望遠側を使うことが優勢になってゆきます。これはズームの持つ一つの大きな功罪です。   また、この組み合わせはカメラとレンズで2kgです。2kgを手で持って4km歩くのは、極論すればこれは尋常ではありません。自動車で移動して、ちょこっと表で撮るとか、スタジオで撮るとか、競技場に据えて撮るとかいうならわかりますが、長時間持ち歩くのは無理とは言わないけれど、こんなことが当たり前というのは断じておかしい。ユーザーはこのような重たい機材を使うことで。プロに近いという優越感を楽しむなどということはいい加減に、目を覚ましてほしい。プロは商売だからいいでしょう、アマが重たい機材を持つことがプロになったような気分だからいいのだというのは、もうやめましょう。偽プロの安易な嗜好にあぐらをかく、ニコンもいい加減にしてください。ニコンを軸に日本のカメラは動いていますが、ニコンよりずっと軽量でよい写真が撮れるカメラが出てきたら、偽プロの嗜好なぞお笑いものになって、ニコン・スタンダードは簡単に崩壊し、日本カメラ大半が崩壊するでしょう。富士フィルムやソニーはニコン・スタンダードなぞかまわずに進んでゆくでしょう、進んでいって欲しい(ソニーの半分の勢力がどっちつかずでイライラしますが)。事実、富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mmはすでに既存の考えをぶっとばしています。今後、ニコンD800Eと大三元ズームは存在意義を保てるか?


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm トリミング


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm トリミング


富士フィルムX-E1+ツアイスtouit 32mm

富士フィルムX-E1の修理が済んで、カムバックしました。順調に撮影が出来ています。
ツアイスTouit 32mmは圧倒的でした。 その解像と色はツアイスであり、それ以外の組み合わせのイライラをブッ飛ばしてしまいました。


ニコンD800E+ツアイス・ディスタゴン18mm


ニコンD800E+ツアイス・ディスタゴン18mm


ニコンD800E+ツアイス・ディスタゴン18mm


ニコンD800E+ツアイス・ディスタゴン18mm

ニコンD800E +ツアイス・ディスタゴン18mmを持つと、ニコン大三元ズームから撮り方が一変します。何を撮ったらいいか、ひとりでにわかります。全く違った行動に出る自分に、驚いています。単焦点は撮り方を変えるのです。18mmで撮れる絵は、目で見た絵ではありません。目で見た絵から18mmの絵を想像して撮影対象を決めるのです。ズームは見た対象から、それを一番よく表す焦点距離を選択して撮影するのですが、18mmはファインダーを覗いて初めて絵が見えるのですから、相手に合わせるのでなくて、自分が絵を作るのです。対象がイニシャティブをとるか、自分がイニシャティブをとるか、大きく違います。
単焦点は撮り方を変えるのです。撮っていて圧倒的に楽しい。重さも総計1.5kgで行動できます。これも、とっても重要なメリットです。
撮れた絵も、一番、愛着のある絵が撮れたと思っています。10万円払って、ツアイス・ディスタゴン18mmをニコンD800Eに付けられるようにしたことは間違いではなかった。 しかし、今のところ思ったようにツアイスの色と解像がでません。光が当たれば、多少ツアイスの色ですが、暗い所ではいいとこありません。 ツアイスのいつものことなのですが、それにしても何とかしなくては。   素のMFで18mmを使うと、18mmは限りなく近づいて撮りたいのに、フォーカスに自信がもてません。ニコンD800E +ツアイス・ディスタゴン18mmはまだ研究しなくては。現状はおおいに不満です。
ツアイス・ディスタゴン18mmを富士フィルムX-E1に付けると、拡大ライブビューが使えるのでフォーカスが断然楽になります。ニコンD800Eとは違って、どんどん近寄っても自信を持って写せます。拡大ライブビューで、細部までありありと見えます。今回は撮影しているときは自信満々だったのですが、不思議なことに撮った絵はいいものがありません。 その原因が不明です。手振れが原因か?(おなじツアイスでもtouit 32mmがF1.8に対して、 ツアイス・ディスタゴン18mmはF3.5ですから、暗い対象では、随分とちがいます。) 三周目に入っていいかげん飽きてしまったのが原因か? ダントツの撮りやすい組み合わせなのに、ぜんぜんおかしい、再び挑戦しなくては。


富士フィルムX-E1+ツアイス・ディスタゴン18mm


富士フィルムX-E1+ツアイス・ディスタゴン18mm


富士フィルムX-E1+ツアイス・ディスタゴン18mm ウバユリ

今のところの感想は以下の通り。



写りに関しては、★の数ほどの大きな差はないかもしれません。大三元ズームは立派です。しかし、面白さでtouit 32mmを上にしました。Touit12mmはAPS-Cで18mmに相当します。touit単焦点超広角に大いに期待します。ツアイス・ディスタゴン18mmは、撮れた絵は一番気に入っているのですが、まだ十分な使い方が出来ていない気がします。この表は一時的なものです。今後どうなるか?操作性や軽さは今後もそう変わらないでしょう。何度も言いますがニコンD800Eと大三元ズームの組み合わせは軽さでは全くいただけない。みなさん、安易にこの重さを認めてはいけない。同じ性能でもずっと軽くできるはずなのです。メーカーが軽くしようと思っていないのです。最近は軽いバージョンも出してきましたが、軽くするのだから少しくらい性能が劣ってもいいと思っているに違いない。そうではなくて、最も軽くて、最も性能がいいカメラが最高のカメラなのだ、そういうカメラをつくろうと思わねばいけないのです。
フルサイズにもファインダー・ライブビューがどうしても必要です。しかも軽くするのです。期待はソニーのミラーレス・フルサイズ(ソニー・サイバーショット DSC-RX1からの発展形)か、リコーGXRのフルサイズ・ユニット(マウントA12の発展形)です。カメラメーカーがなんで、フルサイズ/ファインダー・ライブビュー(拡大機能)を重要視しないのか全く理解不能です。ユーザーもどうかファインダー・ライブビュー(拡大機能)を理解して、支援してください。ミラーレス・フルサイズが出た後、ニコンD800Eの運命は?? ソニー、ミラーレス・フルサイズが出たら、Kマウント、Fマウントをみんな売り払ってAマウントへシフトです。





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KマウントからFマウントへの転換の苦しみ その1

2013-07-17 22:01:15 | 日記
KマウントからFマウントへの転換の苦しみ その1

ペンタックスKマウントのコンセプトが当方の方向とずれてしまったために(ペンタックスが大衆に愛されることを第一とする路線に特化した)、Fマウントに転換を試みて、ニコンD800Eなど買ってしまったので、とんでもない苦労をしています。いざあこがれのニコンの中に入ってみると、ニコンはとんでもなくスマートでない商売をしていることに気が付きました。その為にとても苦労しています。ニコンはコンセプトが一定していなくて、行き当たりばったりで、なんでもレンズやカメラにくっつけて行くものだから、図体が重たくなるは、高価になるは、不細工になるは。ニコンのレンズはすべてかっこいいという印象がないのです。<スマート:かしこさ>が感じられない。ニコンにはなにか危うさを感じます。どこかで、これまで考えられなかったような新しいトレンドがうみだされたら、ニコンは一瞬にして消滅してしまうのではと心配してしまうのです。ペンタックスの方が、コンセプトがしっかりしています。当方の指向に合わなくなったといっているだけで、そのペンタックスのしっかりしたコンセプトは評価しています。キャノンも同じで、コンセプトがしっかりしています。コンセプトがしっかりしていれば、時代の変化に対応しやすいし、先取りも出来ます。キャノンとニコンは丁度、昔のトヨタと日産のようです。技術の日産といって、多くの信奉者がいました。当方もその一人でした。フェアレディーZに乗っていましたからね(そこまではよかったのです)。そのうち、技術しか頭に無くて、人に対する優しさ、配慮がどこかへいってしまいました。機械の塊の中に人が乗っかっているような車になってしまったのです。トヨタは最初からずっと人に対する優しさから車をつくっていました。その後日産はほぼつぶれて、ゴーン社長でなんとか再生したのです。いまは当時の技術の日産とは違った印象の車になりました。
ニコンの世界に入って見て、なんでペンタックスがあったか、その存在意義がやっとわかりました。人に対する優しさの違いです。しかし、後戻りはできません、事はすでにすすんでしまいました、乗りかかった船です。ニコンD800Eを買う決心をした時、<The Last SAMURAI>に一度は付き合ってみよう(SAMURAIがまだ存続しているうちに)といって、はじまったことです。 今後のカメラ、ロードマップを以下の様に設定して、老骨鞭打って、こつこつ資金を稼いでいるのです。どこまで、<The Last SAMURAI>に我慢してつきあっていられるか。
高性能AF、手振れ補正、ズームを捨てて、低価格、軽量、高画質をとった、当方の苦心の布陣です。今時のカメラファンからみたら、とんでもなくかけはなれていて、興味もない布陣でしょうが、これでいいのです。いいはずです。ひょっとすると無意識のうちに<The Last SAMURAI>の心髄だけを拾い上げているのかもしれません。



黄色が購入予定、青が売却予定です。差額が38万円。現在、自分で汗水たらして稼いでいる収入の半分は自分で使い、半分は家に入れるとして、来年の3月まで現状維持で働いて、一応、このロードマップのカメラ布陣がそろう予定です。そのあとは撮影旅行へどんどん出かける。などというとらぬ狸の皮算用。
Kマウントをそうとう売却したのですが、それでも総計現在30品目を所有(黄色以外は現在所有)している。ほとんどがペンタックスKマウントの為に働いてきたのに、ペンタックスの方向転換のおかげで、なんということになってしまったのか。黒字は新品購入だが、茶字は中古購入だから、ほとんど中古で購入だ。とんでもなく安い数千円のオールドレンズも含まれている。これまで、こつこつと、まめに買い集めたものだ。

以下はこのロードマップに従って、崖から飛び降りるように、ニコン用Fマウントのツアイス・ディスタゴン18mmを買った、7月14日の顛末です。

ツアイス・ディスタゴン18mmニコン用は中古が出たら買おうと思ってはいましたが、マップカメラでいざ10万円を目の前にすると、悩みます。先月はミュンヘン旅行前にツアイスtouit 32mmを8万円で買ったばかりです。オールド、ニコン35mmも3万円で買いました。写真プリント用のエプソンPX-5Vもつい最近、7万円で買ったばかりです。新品は14万円するツアイス・ディスタゴン18mmです。14万円払うことはありえないでしょう。このレンズに投じられるのは、ぎりぎり10万円です。店頭に陳列されていた使用していない品で10万円、幾ら苦しくても今、買わなければおそらく一生、ニコンにはツアイス18mmが付きません。現在Kマウントのツアイス・ディスタゴン18mmは持っていて、ミュンヘンでもミラーレスに付けて大活躍しているのはご存じのとおりです。これをニコンに付けるために、新たに10万円だしてFマウントのツアイス・ディスタゴン18mmをもう一本買おうとしているのです。ツアイスのなかで18mmはそんなに人気のあるレンズではありません。21mmが圧倒的に人気があります。18mmが敬遠されるのは、使うのが難しいのが第一の理由です。 ニコンの超広角レンズはみな重たいズームです。500gを切る単焦点レンズといえばツアイス・ディスタゴン18mmしかないのです。当方は、値段、重量、画質からいってこれしかないと思っていました。ニコン大三元14-24mmズームはいいに違いないが、重たくて高い。超過広角はズームはいらないのです、どうせ一番広角側の端しか使いません。あとは多少のトリミングで端を切ればいいのです。ニコン大三元14-24mmズームで、まずは皆さんと同じ絵を撮るに至るまで、雪山をほっつき歩いて四苦八苦することは目に見えているのに、それに中古で16万円払うのは、辛すぎます(一応、ロードマップでは将来買う予定になっていますが)。ですから買いましたよ、マップカメラで10万円のツアイス18mmです。これでニコンD800Eは広角ツアイス18mm、真ん中がオールド35mm、それにマクロがオールドニコン105mmまで決まりです。これにオールド300mm+テレコンx1.7を買うと、全てオールド単焦点で布陣が出来上がります(せっかく持っているのに大三元ズーム24-70mmが忘れられている、当方はほんとズームが嫌いな人だな)。これらは全て富士フィルムX-E1に流用できます。単焦点レンズならX-E1に付けても問題を起こすことは無いでしょう(いままでありませんでした)。 さらに、富士フィルムX-E1用にtouit12mmとフジノン55-200mmを買い足すと、重量級と軽量級の2階級で最低限の布陣が整うことになります。このツアイス18mmの購入で、全体の方向がはっきりしてきて、完成形が目に見えるようになって来ました。  
こんな苦労するのはKマウントペンタックスがフルサイズを出さないから、KマウントからFマウントへ移らざるを得なかったことによります。Kマウントは、万が一のニーズに備えて、ペンタックスK5と単焦点レンズ9本、超広角ズームの1本がキープされています。全部売れば計約45万円になります。この45万円を残しておくか、マウント変更の資金に使うか、それは大きな問題です。とにかく、18mmを購入、そのままの足で新宿御苑で試写です。


ニコンD800E+ツアイス・ディスタゴン18mm 以下同様

広い所を写すのではなくて、超広角のパースペクティブを生かした絵を狙ってみます。






名残りのバラ  トリミング

トリミングすると超広角の味がうすれますが、近づけないからしょうがない。


トリミング


トリミング


ムクゲ  トリミング


トリミング




トリミング


トリミング


アガパンサス トリミング


アガパンサス トリミング
手持ちで、すなわち拡大ライブビューを使わないMFですから、このピントを合わせるのが難しい18mmで、まずまずの試写一回目ではないでしょうか。フルサイズのファインダーではAPS-Cと違って、思ったより素(ス)のMFで焦点合わせが出来るきがします。 フルサイズでもっと超広角感が出るかと思いましたが、APS-Cの時とさほど印象が変わりませんし、ニコンとツアイスの相性がいいと言う気もしないし? 少なくとも大きな破たんはないですが、いまのところ、良かったか悪かったかわかりません。ツアイスの色気はふと出るもので、いつもぞろぞろ出るものではありません。とにかく10万円払ってしまったのですから、当分この線で行きます。


ニコンD800E+ニコンAF Micro NIKKOR 105mm 1:2.8D 以下同様 ムクゲ

前回の地味公園試写で、ニコンAF Micro NIKKOR 105mm 1:2.8Dが使えるという結論に達したので、今回も18mmとマクロ105mmの二本体制を試してみました。ミラーレス軽量高画質体制の時と同じ、広角、マクロ望遠、真ん中ぬけの二本体制です。この二本でほとんどの場合をカバーしようというものです。ニコンAF Micro NIKKOR 105mm 1:2.8Dはツアイスよりボケが綺麗という印象を持っています。どうでしょうかボケを生かす絵を撮って見ました。意外といったらニコンさんに申し訳ないですが、意外にこのレンズは使えます。




キョウチクトウ

キョウチクトウがこんな花の形をしている何て知りませんでした。これは陶芸のネタになりそうだ。発見、発見。





遠景ボケを活用してみました。




アガパンサス


アガパンサス

これで、ニコンD800Eと富士フィルムX-E1の2台体制にツアイス・ディスタゴン18mmとニコン105mm microを共用し、ニコン35mmとAF用にツアイスtouit32mmをしのばせれば、本格撮影から山撮影まですべてこなせます。全部いれても3Kgくらい、そうと軽いですよ。あとは、水撮り用の望遠側をどう補充するかが残された課題です。いつのまにか全部、単焦点レンズになってしまいました。




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富士フィルムX-E1+ツアイスtouit32mmトラブルの顛末 その1

2013-07-13 20:35:53 | 日記
富士フィルムX-E1+ツアイスtouit32mmトラブルの顛末 その1

マップカメラで原因を協議し、純正レンズでもツアイスレンズと同じようなトラブル(映像が切れてしまう)が生じることから、レンズではなくボディーの接点に問題があると推定。池袋の富士フィルムのサービスセンターに向かいました。ここでの診断も同様で、ボディーの接点不良と診断されて、ボディーのドック入りとなりました。よって一応、ツアイスtouit32mmの問題ではなかったことなので、ツアイスの名誉のために、ここにお伝えします。しかし、ツアイスレンズがまねいたトラブルである可能性も完全に否定できません。ツアイスtouitのボディーとの接続がタイトでうまく接続できないというトラブルがこれまでに発生したことがあるとマップカメラがいっていました。初期トラブルというよりは、レンズメーカーの品質チェックの甘さが原因と思います。 マップカメラによると接続できてから接点に問題が生じたという当方のトラブルは初めてであるとのことです。ボディーが修理されてから、再びトラブルが起きるようですと、ツアイスtouit側の問題が疑われることになります。でも皆さんご安心ください。マップカメラによると富士フィルムとツアイスの関係は良好で、touitは共同開発であるといっていました。事実、富士フィルムはツアイスを疑うようなことは全くなく、保証期間内ということで、快く無料で修理してくれるということになりました。富士フィルムX-E1+ツアイスtouit32mmが現場に復帰して、よい絵を作ってくれることを祈ります。また後程、ことの顛末を御報告いたしましょう。
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水撮りの準備 その1

2013-07-12 20:37:08 | 日記
水撮りの準備 その1 ~超望遠レンズは必要か?~ 

水撮りの機材を考える為に、地味公園に3日通って、色々な機材を試しました。AFとMFの問題も考えてみたい。この3日の撮影は全て手持ち。シャッタースピードが遅い場合はISOを1600から3200まで上げています。よって、まじめに見たらだめですよ。概略をつかまえるのが目的です。


ニコンD800E+ニコンAF Micro NIKKOR 105mm 1:2.8D


ニコンD800E+ニコンAF Micro NIKKOR 105mm 1:2.8D トリミング

ここは、いつも撮るので、他のレンズとの比較に使っています。トリミングで大きさを合わせることも含めて、どのレンズが魅力的か? このレンズはいいと思います。


ニコンD800E+ニコンAF Micro NIKKOR 105mm 1:2.8D


ニコンD800E+ニコンAF Micro NIKKOR 105mm 1:2.8D  トリミング

上の絵をトリミングすれば水が現れます。これをトリミングしないで撮るには何mmのレンズが必要なのだ?


ニコンD800E+ニコンAF Micro NIKKOR 105mm 1:2.8D

フルサイズはピントのあうポイントが狭い。どこにフォーカスするかとても大事。MFで体を前後させてフォーカスを合わせるしかない。AFでは無理です。


ニコンD800E+ニコンAF Micro NIKKOR 105mm 1:2.8D

池をバックに風に揺れる草花の群れ(名前分からず)。どこにフォーカスするかは見ながら絵を見て決める、こんな時はMFしかない。AFを使うのはナンセンスと思う。


ニコンD800E+ニコンAF Micro NIKKOR 105mm 1:2.8D

遠景の時はマクロレンズといえどもAFで十分。しかし、このような手前の木に合わせるか、後方の木に合わせるか、状況がイーブンの時は、ばたばたするAFよりMFの方が早い。
結局マクロレンズは90%の場合、AFよりMFがベターになります。


ニコンD800E+ニコンAF NIKKOR 35mm 1:2D

もう一度、オールド35mmを試してみました。ニコンD800Eの解像力が、ものすごくとはとても言えないけれど、十分伝わるように思えますが。どんなものでしょうかね?


ニコンD800E+ニコンAF NIKKOR 35mm 1:2D

遠くの人もつぶれないでしょ。遠景、35mmは当然AFで撮ります。


ニコンD800E+ニコンAF Micro NIKKOR 200mm 1:4D

ここから200mm, micro


ニコンD800E+ニコンAF Micro NIKKOR 200mm 1:4D

200mmでは、アメンボウはただアメンボウに見えるだけ。面白くありません。


ニコンD800E+ニコンAF Micro NIKKOR 200mm 1:4D トリミング
トリミングすれば少しは面白くなるが、ニコンAF Micro NIKKOR 200mm 1:4Dは今一つピリッとしない(微妙な手振れのせいかもしれない)。 動き物はAF、連写の出番でしょうが、 面倒なのでこの時はやりませんでした。望遠、動き物はキャノンさんのお得意わざです。でも写真はそれだけではないことが言いたい。


ニコンD800E+ニコンAF Micro NIKKOR 200mm 1:4D

撮り方によれば、200mmでもトリミングなしで、水撮りが出来るのですが。重たいわりに200mm microはなにか食い足りない。   こいう水撮りはAFを使えない。水の表面を撮っているのではなく、写っている風景を撮っているので、どのあたりにフォーカスするかはMFで見て決めるしかない。もっともAFでは動く水にはまったくフォーカスできなかった。新しいレンズはAFが進歩しているだろうが、捕り手がどこにフォーカスしようとしているか察知することなぞ出来るはずがない。カメラが決めたフォーカスに人が従うということです。AF使いは、色々なAFポイントの絵の中から人が一つを選択するのだからAFでも主導権はヒトにあると主張するのでしょうが、本当に人が主導権をもっているのですかね?   とにかく、水撮りではAFはありえないのです。


ニコンD800E+ニコンAF Micro NIKKOR 200mm 1:4D

マクロ的撮影は、先に述べたように、どこにフォーカスするかは撮る人が決めるので、決断と絵が直結しているMFの方が早い。 最近の人はこんなときでもAFを使うのかね? やろうと思えばできるだろうが、MFのほうがいいと思いますよと、当方はあくまでMFを主張するのです。


ニコンD800E+ニコンAF Micro NIKKOR 200mm 1:4D

あまりきれいなボケではないようです。200mm、microは皆さんが言うように、どう使うかなかなかいいところが出ないレンズかもしれない。35mm, 105mm micro, 200mm microはいずれも同じころの一時代前の設計とおもいますが、まず105mm microは使えそうだ。ただしホワイトバランスで若干黄色、赤色をへらして色補正しています。そうしないと以前、色でひどい目に合いました。


富士フィルムX-E1+ペンタックス★DA200mm 1:2.8 +ペンタックスrear converter -A 1.4X-S

ここから先はAFが使えないので、MFしか選択肢が無い。フォーカスは富士フィルムX-E1のライブビュー拡大を使えば何も問題ない。必ずしも拡大を使うのがいいとは限らない。絵全体を見ながらフォーカスポイントを考える時は、拡大を使わない方がいい場合もある。


富士フィルムX-E1+ペンタックス★DA200mm 1:2.8 +ペンタックスrear converter -A 1.4X-S

ペンタックス★DA200mmは絶対的に信頼しているレンズです。レアコンバーター(ペンタックスではこう呼びます。ニコンではテレコンバーターといいます。)1.4倍との組み合わせで、フルサイズ換算420mmとなります。400mmを境に、絵が違ってくるようです。水撮りも独特の面白味がでてきます。ここに超望遠レンズの意味がありそうです。 超望遠レンズはただ単に鳥とか飛行機撮影の為だけにあるのではないと思うのです。


富士フィルムX-E1+ペンタックス★DA200mm 1:2.8 +ペンタックスrear converter -A 1.4X-S



富士フィルムX-E1+ペンタックス★DA200mm 1:2.8 +ペンタックスrear converter -A 2X-S

そうそう、花をとてつもない超望遠で撮っている方が少なからずいらっしゃるのですが、なにか意味あるかいつも気になっていました。あんな重たいもの持たずに、近づいてマクロで撮ればいいのにと思うのですが。近付くのが面倒なので超望遠をつかうのでしょうか? 圧縮効果で、平坦な絵にしたいからでしょうか? 平坦な絵はバカっぽくありませんか? バックを消すならどちらでも同じでしょう。 単に楽しているようにも思えるのですが? 今度超望遠を買ったら、マクロと比較してみよう。超望遠はなにか面白いことが起きるかもしれない。


富士フィルムX-E1+ペンタックス★DA200mm 1:2.8 +ペンタックスrear converter -A 2X-S

ここから2倍のリアコンバーター。ここまで拡大すると、さすがにDA200mmの色の魅力が低下しているように見えます。


富士フィルムX-E1+ペンタックス★DA200mm 1:2.8 +ペンタックスrear converter -A 2X-S

これで、フルサイズ換算600mmです。水撮りはますます面白くなってきます。


富士フィルムX-E1+ペンタックス★DA200mm 1:2.8 +ペンタックスrear converter -A 2X-S

アメンボウもただのアメンボウでなくなってきます。もっと面白い水撮りの絵がいろいろあるのですが非公開です。

この組み合わせで水撮りすれば、新しい機材は全く必要ない。しかしそれではニコンD800Eはお蔵入りになってしまいます。密度の濃さに立脚しているのでしょうか、やはり、ニコンD800Eの絵は、なにかベース・グレードが高い。一度は追及してみなければ、このままお蔵入りはかわいそうだ。しかたない、11万円かけてシグマ50-500mmを買うしかない。安い中古はないものか。丈夫な三脚も必要だし、三脚いれて4.5Kgを持つのもうんざり。長いカーボンパイプが大好きなカミナリさんも怖いし。ニコンD800Eのおかげで、えらいことになってしまった。

大変だ、大変だ、今日の地味公園試写でツアイスtouit 32mmの問題点が発覚しました。やっぱりレンズと富士フィルムX-E1との情報のやり取りに問題がある。今のところ間違いないのはマニュアルモードでレンズエラーが出て、画像が時々切れるトラブルが発生。その他、カメラ側のレスポンス異常をまねいているレンズ側からの不審なインプットがまだあります。明日、マップカメラに持ち込みます。上手く解決してくれればいいが。とても心配です。物つくりの国、日本で作ったツアイスがこんなことではまったくしょうがない。
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