自然教育園日記 その237 花撮りで一億画素は武器になるのかー3 最終回
2022-4-17
気に入ったCarl Zeiss Planar 50mm macroとCarl Zeiss Planar 100mm macroを
Fujifilm GFX100SとFujifilm GFX50Rにクロスに付けて比較してみる。結果はどの組み合わせもいいじゃないの、 違いはようわからん??? しかし、新顔のCarl Zeiss Planar 50mm macroのボケにはあらためて惚れなおす。
Fujifilm GFX100S + Carl Zeiss Planar 50mm macro
シャガ
エビネ 海老根(ラン科)
名の由来は、地下に連なっている茎と、そこから生えている根の様子が、まるでエビの頭を指でつまんで持ち上げたように見えるところから
ジュウニヒトエ (シソ科)
ジュウニヒトエという和名は、花が重なって咲く様子を十二単に例えたものと言うが、十二単にしては地味だなという意見が多い。同じシソ科で同じ時期に同じような場所に咲くキランソウと花は似ているというが、<地獄の窯のふた>という別名のキランソウとは印象が相当違う。
2022-4-19
Fujifilm GFX50R + Carl Zeiss Planar 50mm macro
ジュウニヒトエ
Fujifilm GFX50R + Carl Zeiss Planar 100mm macro
ジュウニヒトエ
花撮りで一億画素は武器になるのか? という問いに対する答えは。
1,一億画素とか中判とかとフルサイズやAPS-Cとの差はそれぞれわずかであるから、カメラを換えればひとりでにいままでよりいい写真が撮れると思ってここまでやってきたことは大きな間違いであった。
2,違いを出したければ、意図的に違いが出るような対象を探さなければいけない。違いが出るような撮り方をしなければいけない。
3,見手の殆どはスマホで写真を撮ることが日常化している。最近のスマホはとっても優れており、簡単にちゃんと写真が撮れてしまう。彼らには高度なカメラとスマホで撮れた写真の違いなどどうでもいい、違いなぞ関心が無い。スマホではどうしても撮れないような写真でないと興味を示さない。
4、この状況では、今回対象としたような小さい花の写真では一億画素や中判は武器にならない!!
自然教育園で当方が重たい機材を抱えて花の写真を撮っていると、<何かいますか>ときかれる。一日に数回きかれるのである。鳥とかめずらしい生き物を見つけて撮っていると思われるのだ。花を撮っていますと答えると、ナーンダという顔をする。毎日苦労しながらなんとかいいい写真を撮ろうと思って、それができないフラストレーションをかかえて撮っているときにこう聞かれると内心ムカットする。現状ではデカ望遠レンズをつけて鳥撮りをする連中に勝ち目がない。スマホで撮れない写真を撮っている人は憧れなのだ。
5,自然教育園の中を一億画素のメリットが出る対象を探して歩き回るが、そんなものは見つからない。もっとスケールの大きい対象が必要なのだ。ここ数日でやっとこ蝶や虫が出てきた。花よりは複雑な変化のある虫を混ぜれば少しは一億画素のメリットが出るかもしれないと、花と虫を攻めてみた。後で出てくるAPS-C、Fujifilm X-T3の絵に比べ明らかに一億画素中判は迫力ある。 高画素、中判はいい絵が撮れるしかし動き物が撮れない、するとスマホ族をだまらせる絵が作れない。 そこで突然、高画素で動き物を撮れるSony α1の存在意義が浮かび上がって来た。やはりソニーさんは正しかった。スマホ時代の見手を黙らせるにはα1が必要なのだ。
6,現在、LifeSeq㈱で新商品開発の目途が立ちつつある。念願のトランスクリプトーム解析の自動化が出来上がりつつあるのだ。しかし、これが利益を生み出すまではまだ1年以上かかる。それまではお金がまったく無い、商品開発にお金を回してしまったのだ。手持ちの遊んでいる機材をねこそぎ売ったとしてもSonyα1は買えない。まだ一億画素をほおりだすわけにはいかない。
Fujifilm GFX100S + GF120mm macro
ニリンソウと虫
ニリンソウと虫
ヤマブキソウと虫
チョウジソウ(丁字草)とツマキチョウ
この花の形が横から見ると「丁」の字形に見えるから「丁字草」の名に。
ハルジオンとツマキチョウ
孵化したばかりの蛾、オオミズアオ
タチツボスミレとジュウニヒトエ
クモに注意
以下
Fujifilm X-T3 + Fujifilm XF70-300mm
虫に明るさを合わせると、白い花は容易に白飛びしてしまいます。中判だとねばって白飛びを回避します。
確かにプレ撮影/高速連写は虫の色々なポーズを得ることが出来ます。しかし、一つ一つの絵のクオリティーは落ちます。結局元気の出る一画面が得られる可能性はとても低いのです。
なんで、スマホ族を黙らせなきゃいけないんだ! お前はお前だろ!
写真という既存概念のなかに溺れかかってアップアップしている自分が見える。何と情けない!
自然教育園という狭い枠にとじ込められているという逆境を逆手にとって、既存概念をぶち壊すアイデアをねじり出さねばなりません。Sony α1などという<安易な逃げ場>をふさがれていることも結構なことじゃないですか。まだまだ一億画素と格闘します。
既存概念をぶち壊す為の旅にでます。
2022-4-17
気に入ったCarl Zeiss Planar 50mm macroとCarl Zeiss Planar 100mm macroを
Fujifilm GFX100SとFujifilm GFX50Rにクロスに付けて比較してみる。結果はどの組み合わせもいいじゃないの、 違いはようわからん??? しかし、新顔のCarl Zeiss Planar 50mm macroのボケにはあらためて惚れなおす。
Fujifilm GFX100S + Carl Zeiss Planar 50mm macro
シャガ
エビネ 海老根(ラン科)
名の由来は、地下に連なっている茎と、そこから生えている根の様子が、まるでエビの頭を指でつまんで持ち上げたように見えるところから
ジュウニヒトエ (シソ科)
ジュウニヒトエという和名は、花が重なって咲く様子を十二単に例えたものと言うが、十二単にしては地味だなという意見が多い。同じシソ科で同じ時期に同じような場所に咲くキランソウと花は似ているというが、<地獄の窯のふた>という別名のキランソウとは印象が相当違う。
2022-4-19
Fujifilm GFX50R + Carl Zeiss Planar 50mm macro
ジュウニヒトエ
Fujifilm GFX50R + Carl Zeiss Planar 100mm macro
ジュウニヒトエ
花撮りで一億画素は武器になるのか? という問いに対する答えは。
1,一億画素とか中判とかとフルサイズやAPS-Cとの差はそれぞれわずかであるから、カメラを換えればひとりでにいままでよりいい写真が撮れると思ってここまでやってきたことは大きな間違いであった。
2,違いを出したければ、意図的に違いが出るような対象を探さなければいけない。違いが出るような撮り方をしなければいけない。
3,見手の殆どはスマホで写真を撮ることが日常化している。最近のスマホはとっても優れており、簡単にちゃんと写真が撮れてしまう。彼らには高度なカメラとスマホで撮れた写真の違いなどどうでもいい、違いなぞ関心が無い。スマホではどうしても撮れないような写真でないと興味を示さない。
4、この状況では、今回対象としたような小さい花の写真では一億画素や中判は武器にならない!!
自然教育園で当方が重たい機材を抱えて花の写真を撮っていると、<何かいますか>ときかれる。一日に数回きかれるのである。鳥とかめずらしい生き物を見つけて撮っていると思われるのだ。花を撮っていますと答えると、ナーンダという顔をする。毎日苦労しながらなんとかいいい写真を撮ろうと思って、それができないフラストレーションをかかえて撮っているときにこう聞かれると内心ムカットする。現状ではデカ望遠レンズをつけて鳥撮りをする連中に勝ち目がない。スマホで撮れない写真を撮っている人は憧れなのだ。
5,自然教育園の中を一億画素のメリットが出る対象を探して歩き回るが、そんなものは見つからない。もっとスケールの大きい対象が必要なのだ。ここ数日でやっとこ蝶や虫が出てきた。花よりは複雑な変化のある虫を混ぜれば少しは一億画素のメリットが出るかもしれないと、花と虫を攻めてみた。後で出てくるAPS-C、Fujifilm X-T3の絵に比べ明らかに一億画素中判は迫力ある。 高画素、中判はいい絵が撮れるしかし動き物が撮れない、するとスマホ族をだまらせる絵が作れない。 そこで突然、高画素で動き物を撮れるSony α1の存在意義が浮かび上がって来た。やはりソニーさんは正しかった。スマホ時代の見手を黙らせるにはα1が必要なのだ。
6,現在、LifeSeq㈱で新商品開発の目途が立ちつつある。念願のトランスクリプトーム解析の自動化が出来上がりつつあるのだ。しかし、これが利益を生み出すまではまだ1年以上かかる。それまではお金がまったく無い、商品開発にお金を回してしまったのだ。手持ちの遊んでいる機材をねこそぎ売ったとしてもSonyα1は買えない。まだ一億画素をほおりだすわけにはいかない。
Fujifilm GFX100S + GF120mm macro
ニリンソウと虫
ニリンソウと虫
ヤマブキソウと虫
チョウジソウ(丁字草)とツマキチョウ
この花の形が横から見ると「丁」の字形に見えるから「丁字草」の名に。
ハルジオンとツマキチョウ
孵化したばかりの蛾、オオミズアオ
タチツボスミレとジュウニヒトエ
クモに注意
以下
Fujifilm X-T3 + Fujifilm XF70-300mm
虫に明るさを合わせると、白い花は容易に白飛びしてしまいます。中判だとねばって白飛びを回避します。
確かにプレ撮影/高速連写は虫の色々なポーズを得ることが出来ます。しかし、一つ一つの絵のクオリティーは落ちます。結局元気の出る一画面が得られる可能性はとても低いのです。
なんで、スマホ族を黙らせなきゃいけないんだ! お前はお前だろ!
写真という既存概念のなかに溺れかかってアップアップしている自分が見える。何と情けない!
自然教育園という狭い枠にとじ込められているという逆境を逆手にとって、既存概念をぶち壊すアイデアをねじり出さねばなりません。Sony α1などという<安易な逃げ場>をふさがれていることも結構なことじゃないですか。まだまだ一億画素と格闘します。
既存概念をぶち壊す為の旅にでます。