小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

自然教育園日記 その237 花撮りで一億画素は武器になるのかー3 最終回

2022-04-24 17:08:11 | 写真日記
自然教育園日記 その237 花撮りで一億画素は武器になるのかー3 最終回

2022-4-17
気に入ったCarl Zeiss Planar 50mm macroとCarl Zeiss Planar 100mm macroを
Fujifilm GFX100SとFujifilm GFX50Rにクロスに付けて比較してみる。結果はどの組み合わせもいいじゃないの、 違いはようわからん??? しかし、新顔のCarl Zeiss Planar 50mm macroのボケにはあらためて惚れなおす。


Fujifilm GFX100S + Carl Zeiss Planar 50mm macro

シャガ


エビネ 海老根(ラン科)

名の由来は、地下に連なっている茎と、そこから生えている根の様子が、まるでエビの頭を指でつまんで持ち上げたように見えるところから


ジュウニヒトエ (シソ科)

ジュウニヒトエという和名は、花が重なって咲く様子を十二単に例えたものと言うが、十二単にしては地味だなという意見が多い。同じシソ科で同じ時期に同じような場所に咲くキランソウと花は似ているというが、<地獄の窯のふた>という別名のキランソウとは印象が相当違う。


2022-4-19

Fujifilm GFX50R + Carl Zeiss Planar 50mm macro





ジュウニヒトエ


Fujifilm GFX50R + Carl Zeiss Planar 100mm macro



ジュウニヒトエ


花撮りで一億画素は武器になるのか? という問いに対する答えは。
1,一億画素とか中判とかとフルサイズやAPS-Cとの差はそれぞれわずかであるから、カメラを換えればひとりでにいままでよりいい写真が撮れると思ってここまでやってきたことは大きな間違いであった。
2,違いを出したければ、意図的に違いが出るような対象を探さなければいけない。違いが出るような撮り方をしなければいけない。
3,見手の殆どはスマホで写真を撮ることが日常化している。最近のスマホはとっても優れており、簡単にちゃんと写真が撮れてしまう。彼らには高度なカメラとスマホで撮れた写真の違いなどどうでもいい、違いなぞ関心が無い。スマホではどうしても撮れないような写真でないと興味を示さない。
4、この状況では、今回対象としたような小さい花の写真では一億画素や中判は武器にならない!!
自然教育園で当方が重たい機材を抱えて花の写真を撮っていると、<何かいますか>ときかれる。一日に数回きかれるのである。鳥とかめずらしい生き物を見つけて撮っていると思われるのだ。花を撮っていますと答えると、ナーンダという顔をする。毎日苦労しながらなんとかいいい写真を撮ろうと思って、それができないフラストレーションをかかえて撮っているときにこう聞かれると内心ムカットする。現状ではデカ望遠レンズをつけて鳥撮りをする連中に勝ち目がない。スマホで撮れない写真を撮っている人は憧れなのだ。
5,自然教育園の中を一億画素のメリットが出る対象を探して歩き回るが、そんなものは見つからない。もっとスケールの大きい対象が必要なのだ。ここ数日でやっとこ蝶や虫が出てきた。花よりは複雑な変化のある虫を混ぜれば少しは一億画素のメリットが出るかもしれないと、花と虫を攻めてみた。後で出てくるAPS-C、Fujifilm X-T3の絵に比べ明らかに一億画素中判は迫力ある。  高画素、中判はいい絵が撮れるしかし動き物が撮れない、するとスマホ族をだまらせる絵が作れない。 そこで突然、高画素で動き物を撮れるSony α1の存在意義が浮かび上がって来た。やはりソニーさんは正しかった。スマホ時代の見手を黙らせるにはα1が必要なのだ。
6,現在、LifeSeq㈱で新商品開発の目途が立ちつつある。念願のトランスクリプトーム解析の自動化が出来上がりつつあるのだ。しかし、これが利益を生み出すまではまだ1年以上かかる。それまではお金がまったく無い、商品開発にお金を回してしまったのだ。手持ちの遊んでいる機材をねこそぎ売ったとしてもSonyα1は買えない。まだ一億画素をほおりだすわけにはいかない。

Fujifilm GFX100S + GF120mm macro

ニリンソウと虫


ニリンソウと虫


ヤマブキソウと虫


チョウジソウ(丁字草)とツマキチョウ

この花の形が横から見ると「丁」の字形に見えるから「丁字草」の名に。


ハルジオンとツマキチョウ




孵化したばかりの蛾、オオミズアオ


タチツボスミレとジュウニヒトエ


クモに注意



以下
Fujifilm X-T3 + Fujifilm XF70-300mm




虫に明るさを合わせると、白い花は容易に白飛びしてしまいます。中判だとねばって白飛びを回避します。





確かにプレ撮影/高速連写は虫の色々なポーズを得ることが出来ます。しかし、一つ一つの絵のクオリティーは落ちます。結局元気の出る一画面が得られる可能性はとても低いのです。

なんで、スマホ族を黙らせなきゃいけないんだ! お前はお前だろ!
写真という既存概念のなかに溺れかかってアップアップしている自分が見える。何と情けない!
自然教育園という狭い枠にとじ込められているという逆境を逆手にとって、既存概念をぶち壊すアイデアをねじり出さねばなりません。Sony α1などという<安易な逃げ場>をふさがれていることも結構なことじゃないですか。まだまだ一億画素と格闘します。

既存概念をぶち壊す為の旅にでます。
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自然教育園日記 その236  花撮りで一億画素は武器になるのか?―2

2022-04-18 17:54:00 | 写真日記
自然教育園日記 その236  花撮りで一億画素は武器になるのか?―2

2022-4-8
今日はベストマクロのCarl Zeiss Planar 100mm macroに泣きつく。

Fujifilm GFX100S + Carl Zeiss Planar 100mm macro

イチリンソウ  誰でも撮る写真なので45点


45点


特に特徴無いので40点


40点

春の最後のテーマ花、シャガと格闘を始める。


40点


40点


45点


55点


45点


45点


55点

このシャガの複雑な構造こそがシャガを撮る意味


50点


45点

とうとう及第点60点を越さないまま春の花は終了か??


ツボスミレ 30点


ツボスミレ 40点


ツボスミレ 45点


40点


40点


35点

武蔵野植物園に咲く、不思議な名前の2種の花。


キランソウ(シソ科)(金瘡小草又は金襴草)花の「紫藍色」が名の由来の一つ
別名「地獄の釜の蓋(じごくのかまのふた)」 35点

茎葉を煎じて飲むと、たいていの病の初期症状は治してしまうことから、放射状に広げた葉の様子を、「地獄の釜の蓋」に見立て、地獄では釜に蓋をして、病人をこの世に追い返えすのだと考えた。


ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡策) 35点
不思議な名前の由来:ジロポウ(次郎坊)は太郎坊(スミレ)に対する伊勢地方の方言名、延胡索は漢名で、キケマン属の総称名。 この仲間の地下の塊茎を、漢方では延胡索といって、痛み止めなどの薬用にしていた。


ハナニラ  35点


ヤマブキと花筏 35点


40点
定点撮影の倒木と花筏

いまのところCarl Zeiss Planar 50mm macroとCarl Zeiss Planar 100mm macroに魅かれる。

今週は100%陶絵画にかかりっきりだった。

17日以降に春の花が残っていればいいのだが、及第点無しのまま夏の花に移行するのか?? 紫陽花とヤマユリで勝負か??
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自然教育園日記 その235  花撮りで一億画素は武器になるのか?―1

2022-04-16 19:52:15 | 写真日記
自然教育園日記 その235  花撮りで一億画素は武器になるのか?―1

2022-4-16
公募展用4点目の小型陶絵画7kgは今朝完成した。5点目の大型作品30kgもぎりぎりまで修正を繰り返したのだが満足できずに今年は諦めた。苦労して作った小型陶絵画4点をどれも除外することが出来ず、みな出展することにした。埼玉・大宮の陶芸財団まで3時間かけて車で運んだ。受けつけの陶芸の先生らしき方に、当方が昨年出品した30kgの大型陶絵画に関して文句を言われた。運搬やセッティングが大変で、余計な出費もあり大変だった。すなわち、もうあのような大きな作品は出してくれるなということである。ですから今年は小さくしました、なんとか壁に吊ってくださいとたのむと、セッティングの専門家が決めることだ、壊れるとこまるとおっしゃる。壊れてもいいですというと、あなたは良くても他人が迷惑するとおっしゃる。すなわち、重たいものは吊らないということだ。陶絵画を寝かしておいても意味ない。すなわち陶芸財団展には陶絵画を出せないということだ。どうやら当方は変な作品のくせに面倒ばかりかける<厄介者>という扱いであることがわかった。新しい息吹をいれないと陶芸はすたれてしまう、だから陶芸振興財団があるといわれたので、ここならわかってもらえるだろうと昨年出品した。昨年展示会を見に来てくれた友人から、この展示会は君には合わないからここに出品するのはやめろと言われた。しかし、出し続ければ理解してもらえると思って今年も出した。暗に<厄介者>といわれてまでこの財団に期待することもなかろう。

LifeSeq㈱における何千、何万の遺伝子の動態を一気に解釈しようとするトランスクリプトーム解析の仕事も、自然から抽象画を抽出しようとする写真の試みも陶器で絵画を描こうとする試みも皆、波間のアブクなのか? 
そんなに遠くないお墓に入る日まで、<全て無駄なことは無い>と言い続けて生きるしかない。
大谷も打ったし、いやなことは直ぐわすれて次の手を打とう。


さて、本題に入ります。
小道具は使わない、自然そのままで勝負と決めて始めた、今年の花撮り、はたして中判カメラの魅力だけで花を攻めきれるのか???
これまで早春の花、ユキワリイチゲ、カタクリの花と格闘してきました。
中判カメラというより、一種の花に絞って長期間撮り続けるという点では少しは何かを得るところがありました。しかし、まだまだです。
この格闘で疲れて、教育園に行くのが嫌になっているのですが、ただの惰性で教育園に足を運んでいます。
桜もスミレもどうやって撮ったらいいかわかりません。

2022-3-30
機材に迷ったときは、この組み合わせ。Extension Tubeを持てば、ほとんどすべての撮影ニーズに対応できる。

Fujifilm GFX100S +GF110mm


いつものスミレと桜です。この場所しか両方を画面に入れることが出来ません。しかしここのスミレはアップにすると他の草のコンタミで決して美しくない。それならぼかしてしまえと撮った絵です。わざわざ人をいれて、春を喜ぶ雰囲気を出してみました。30点。


経験上、桜は普通に撮るのが一番とはいうものの、30点。


横長にしてみました。20点。


同じ顔の羅列を狙って45点。



ヒトリシズカの奇妙な雰囲気とスミレのコラボ、左の邪魔が入って30点

この日はトボトボ帰ります。

2022-4-2
今日もFujifilm GFX100S +GF110mm。
気力が低下して、頭がまわっていないのかな?
桜は散ってしまい、今年、自然教育園の桜の写真は無し。花筏をただ撮っても絵にならない。





この機材の最大のメリットはトリミング拡大に強い事ということを思い出して、ガンガンに拡大してみた。面白いじゃないか!!! こういう自然の無限パターンが大好きな当方はこれで、今年はヤッタイタダキ!と内心ほくそ笑んだのです。次の日も、次の日も花筏を撮り続ける。しかし、何か足りない。どやったらおもしろくなるかアイデアはあるのだが、実行する気力が出ない内に花びらは茶色くなり池に沈んでゆきました。40点。

この日はFujifilm GFX100S + Carl Zeiss Planar 50mm macroに切り替えて、何か起きることを期待する。



上の葉っぱの曲線とスミレがもっと接近しなければ意味ない。30点。



桜とスミレが同一画面に入れられるもう一つのポイント。このポイントでの当方の写真はすでに現在の教育園ロビーの展示に使われて小さく貼ってある。また同じような写真を写真展に出すわけにもいかないし、第一花がみな横を向いている。このポイントは太陽に向かうから横向きになってしまうのだ。40点。


ニリンソウ。あまりにも単純、30点。



ピントが甘いのだけれど、このレンズのボケは絶妙な味がある。50点。


このレンズは面白いかも、少し元気が出てきた。55点。

2022-4-3
今日はFujifilm GFX100S + GF120mm macro という正統的システムで、花筏に再チャレンジ。






あいにくの雨、しかし雨の波紋を入れ込もうとする。花びら自体が古くなって条件が悪すぎる。40点。


雨に濡れるスミレを狙うが、水滴がちゃんと見えないので、30点。


2022-4-5
今日はFujifilm GFX100S + GF120mm macroに加えて、Laowa 15mm macroで超接近広角撮影。マクロ正統派の2レンズ体制。

Fujifilm GFX100S + Laowa 15mm macro 40点


Fujifilm GFX100S + Laowa 15mm macro 50点


Fujifilm GFX100S + Laowa 15mm macro  40点


Fujifilm GFX100S + Laowa 15mm macro 40点


Fujifilm GFX100S + Laowa 15mm macro  30点
中華レンズはちゃんと撮れる、立派。しかし、色が率直でスリルが無いともいえる。

Fujifilm GFX100S + GF120mm macro
花筏に再再チャレンジ。今日は又新しく花びらが補給されたようで、少しはピンクがかった花びらがある。もう少しで面白い写真になるのだが、クソ、どうしたらいい!!  40点


Fujifilm GFX100S + GF120mm macro


Fujifilm GFX100S + GF120mm macro


Fujifilm GFX100S + GF120mm macro


Fujifilm GFX100S + GF120mm macro


Fujifilm GFX100S + GF120mm macro


Fujifilm GFX100S + GF120mm macro


Fujifilm GFX100S + GF120mm macro


Fujifilm GFX100S + GF120mm macro


Fujifilm GFX100S + GF120mm macro


Fujifilm GFX100S + GF120mm macro
小さな、小さなツボスミレを写真にするのは超難しい。20点

春の花撮影は続きます。



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桜2022 伊東、熱海、小田原―2

2022-04-11 11:29:25 | 写真日記
桜2022 伊東、熱海、小田原―2

2022-4-1
さて次の日、年度がかわる4月です。東急ハーベストクラブ伊東の朝食からはじめましょう。

朝食のバイキングでは、我々はいつも食べまくります。家内はホテルで朝食を食べるのが旅行で一番楽しいと申しております。
最も長時間食べているお客ということになります。


Sony/Zeiss 24mm
まずは、まご茶漬け。<まご>の意味は、まごまごしていると無くなるとか、まごまごしていると冷めてしまうから早く食べるとか、あまりに美味しいので孫にも食べさせてあげたいからとか諸説あるようです。
伊豆半島沿岸部や千葉などで食べられている郷土料理で、まぐろやかつおなどをたたきにして、出汁(だし)とお茶で食べるワイルドな漁師飯。
伊豆のまご茶漬けは何といってもあじのたたきを、出汁でたべるのが一番。


Sony/Zeiss 24mm
無論、まご茶漬けだけで終わるわけはありません。キンメダイとアジの干物、から典型的バイキングを一皿。


Sony/Zeiss 24mm
まだまだ終わりません。パンにフルーツ。コーヒー、トマトジュース、スムージー。伊豆産のジャムがうまかった。


スマホ
またまた松川桜並木を通って、伊東駅に、小田原へ向かいます。


Sony/Zeiss 24mm


Sony/Zeiss 24mm


Sony/Zeiss 24mm
伊豆急は普通でも展望車両がついています。以前湯河原の帰りによってお寿司を食べた伊東・道の駅マリンタウンが見えます。

今日は午後から晴れてくるはずなので、行動の中心を午後に合わせます。まずは長興山のしだれ桜。
<長興山紹太寺の境内に、江戸時代の藩主稲葉正則が植えたといわれるしだれ桜がある。樹齢は推定340年以上、高さ約13m、株元周囲約4.7mという巨木> 
長興山紹太寺は箱根登山鉄道で小田原から直ぐの入生田駅(箱根湯元の一つ手前)を降りて直ぐだから、ちょっと寄る程度と思っていたのですが、とんでもない!
紹太寺は駅のそばでもその<境内>とは長興山全体を包含しており、山のてっぺんに大しだれ桜があったのだ。急な斜面を重たい荷物をもって20分ほど登る。道案内はないし、人もいない。いつ着くかわからない知らないところを歩くのは疲れる。途中で断念しようか、折角ここまで来たのにとか考えているうちにやっとたどり着く。


Sony/Zeiss 24mm
予想はしていたが、すでに満開を過ぎて、ほぼ名残の桜状態。


GF50mm
しかし、立派な桜であることは間違いない。


GF50mm


GF50mm
周囲には、まだ十分咲いているシダレザクラが何本かあって、雰囲気をもりあげている。
大枝垂れ桜のクローン桜もできて、そのうちどれかはクローン桜。


GF50mm


GF50mm
小田原に戻って、夕食をどこでとるかを下見、駅前小田原新城下町が無難か。夕食にはまだ早いので先に小田原城に行きます。


GF50mm


GF50mm
実に満開の小田原城の桜です。


Sony/Zeiss 24mm
家内が突然、駆け出したのでついてゆくと、変身サービスの時間がギリギリということでした。お姫様変身はもう経験しているから甲冑だと申します。黒の甲冑を所望しましたが、これは男用で重たすぎるといわれてしぶしぶ赤の女性用甲冑で変身。とにかく彼女の変身歴は長く、平城京時代の巫女衣装、京都の十二単、京都芸子、沖縄の民族衣装、鹿鳴館の貴婦人、箱根ガラスの森美術館・仮面舞踏会、アイヌの民族衣装、北京・中国の皇帝、韓国チマチョゴリ、オランダ民族衣装、書いているうちにこんなにあるとは思わなかった。笑っちゃう。どれ一つとして当方は付き合わず、家内の不満の一つです。


Sony/Zeiss 24mm
さすが、この写真をスマホで拡散しましたが、皆唖然として何とコメントしたらよいかわからず返信は無かったということです。


Sony/Zeiss 24mm
小田原城に隣接して二宮尊徳(金次郎)をまつる報徳二宮神社があります。家内の特別な関心事は変身ばかりではありません、二宮金次郎を尊敬しており、関連グッズが小田原で売っていないことをとても不思議であるともうしております。報徳二宮神社で聞くとその境内にある<きんじろうカフェ>にグッズがあるというのでいってみると、ビックリ。しゃれたカフェであり、多くの若い女性でにぎわっていました。


ネット


Sony/Zeiss 24mm


スマホ
ここで、家内は金次郎グッズをいっぱい買い込みました。金次郎クリップ、金次郎飴、金次郎スマホ立て。


スマホ
これ結構、使い勝手が良くグッドでした。

♪兄弟仲良く孝行尽くす、手本は二宮金次郎♪ 


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再び小田原城にもどって天守閣に登る。


Sony/Zeiss 24mm


Sony/Zeiss 24mm


Sony/Zeiss 24mm
城内には北条系譜の説明がデカデカとディスプレイされている。北条早雲から始まる100年にわたる北条5代と<鎌倉殿の13人>の北条とはどうつながるのか? これは意外にどこにもちゃんと書いてない。雑駁に言うと異なる流れのようだ。しかし、なんとか関係づけたいと思う人もいる。小田原北条5代を大河ドラマに推薦し続けていた小田原市長は鎌倉の13人になってしまって大いに落胆したそうだ。


Sony/Zeiss 24mm
夕暮れの小田原城を一旦あとして、新城下町に夕食を食べに行く。


Sony/Zeiss 24mm
予備知識なしで、<みなと食堂>を選択。当方はこの地域は<アジ>だ!と一点集中。またまご茶漬け、そしてアジのたたき、アジフライ。このアジフライが抜群に美味しかった。アジフライというとスーパーの総菜という印象ですが、ここのアジフライは別格。ここで飲んだお酒はわすれてしまった。
そしてまたまた同じコースをたどって小田原城のライトアップに向かうのです。


Sony/Zeiss 24mm


Sony/Zeiss 24mm


Sony/Zeiss 24mm


Sony/Zeiss 24mm


Sony/Zeiss 24mm


Sony/Zeiss 24mm


Sony/Zeiss 24mm
なんと、広大なイルミネーションまであります。


Sony/Zeiss 24mm


Sony/Zeiss 24mm


Sony/Zeiss 24mm
いやはや、一泊旅行にしては歳のわりに頑張った旅でした。

最後にカメラの話をすると、Fuifilm GFX50R+GF50mmは本当にスナップショット用に設計されたものだと思います。Sony/Zeiss 24mmよりシッカリとした絵を間違いなく作ります。面白いことにGF50mmはJPEG撮って出しが最も良い絵になります。修正すればするほど絵が汚されます。但し、明るさだけはローキー調ではストンと眠い感じとなり、明るい方に修正することが多い。Sony/Zeiss 24mmは場面によって良かったり悪かったりの振れ幅が大きい。Zeissの常で、光があればガゼン元気になり、光が無くなるとシュンとする。どうみてもヨーロッパのスカッとした太陽に下で使うレンズです。
GF50mmは機材が一定した印象をつくるからよほど撮り方で変化をださないと一本調子になる。そのために今回もいつのまにかZeissを使う場面が多かった。結果的にうまくいったとは言えませんがそうなってしまうのです。

旅の途中で読んだGFX完全読本によると、GFX50シリーズはGFX100シリーズに比べてより解像感を強く感じられるようにチューニングしたと設計者が述べていました。やはり思ったとおり両者は異なる方向にふっているのでした。<GFX50シリーズはカチッとしているが、GFX100シリーズは柔らかい>と使っている人が印象を持つようですが、その原因の一つはここにあると言っていました。当方には<GFX50シリーズはドシッとしているが、GFX100シリーズは軽やか>という印象なのです。
GFX50シリーズとGFX100シリーズの使い分けは楽しい命題です。
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桜2022 伊東、熱海、小田原

2022-04-10 11:27:59 | 写真日記
桜2022 伊東、熱海、小田原

友人に3月いっぱい期限の東急ハーベストクラブの宿泊券をプレゼントされ、有難く受け取りました。近場で空いているのは伊東だけだったので、伊東を中心にプランを立てました。ちょうど桜が満開ということで、ノスタルジックな温泉情緒をFuifilm GFX50R+
GF50mmで、ちょっと今風の景色をFuifilm GFX50R+Sony/Zeiss 24mm で撮ろうと思いたちました。
良く言えば、当方の企画力と家内の好奇心のコラボレーションの妙味、悪く言えば笑っちゃう弥次喜多道中の旅になりました。

2022-3-31
まずは熱海城に向かいます。

GF50mm


GF50mm


スマホ
満開の桜で桜祭りの最中です。


GF50mm
レトロな猿回し、ただしこのサル使いの女性は自称最もピアノのうまいサル使いといっておりました。エレクトーンを駆使しています。


スマホ
家内はトリックアート館、目で見ると平面だが写真に撮ると立体になると申しておりました。


スマホ
これらの絵はあちこちにメールして結構受けていたようです。

熱海城から循環バスの次の駅である、アカオハーブ&ローズガーデンに向かいます。ここのメインはバラ園で、バラにはまだ早いですが、なんやかや春の花が咲いているだろうと、訪ねました。レトロな熱海には珍しいモダンな施設です。特に隈研吾さんの設計のカフェ、COEDA HOUSE(コエダ ハウス)が見たかった。


GF50mm


GF50mm
コエダハウスの内部構造の写真を撮り忘れましたが、天井裏の細長い木材の複雑な木組みが中央に流れ込んで全体を支える構造のようで、枝の集合のイメージと思われます。家内の感想は、汚れたら掃除が面倒だということでした。

ネットに写真があったので載せておきます。

ネット


ネット
<建物の中心部に設計された柱は、樹齢800年のアラスカヒノキを49層も積み上げたもの。また、床材には天然のアフリカケヤキがふんだんに使われています。>


GF50mm
カヌレ、バームクーヘン、チーズケーキを食す。


GF50mm
日本庭園の日本(世界?)最大の盆栽ごしにコエダハウスがみえます。
コエダハウスの周りには若い方々に受けそうな仕掛けが集まっています。


GF50mm


GF50mm


GF50mm
たった一つだけある海に向かって漕げるブランコは長蛇の列。


GF50mm


スマホ


Sony/Zeiss 24mm


GF50mm


GF50mm
桜も咲いています。モクレンも咲いています。チューリップも咲いています。


Sony/Zeiss 24mm
入り口から丘のコエダハウスまで循環バスで連れて行ってくれて、後はだらだら道を歩いて1時間くらいで下ります。歩き疲れたら循環バスを止めて乗ればいいと、至れり尽くせり。


Sony/Zeiss 24mm
途中にいくつもの谷間ガーデンがあり、バラの季節は色々なバラ園をまわることになります。


Sony/Zeiss 24mm


Sony/Zeiss 24mm
今は復活祭の卵があちらこちらにディスプレイされていました。


Sony/Zeiss 24mm
コエダハウスはスイーツしかないのですが、途中のこの地点にだけベーグルサンドを食べられるオープンカフェがあります。


Sony/Zeiss 24mm


Sony/Zeiss 24mm
アカオハーブ&ローズガーデンは若い方には人気ですが、お年寄りは知らないのではないでしょうか? 我々は最も高年齢の訪問者のようでした。しかし、楽しい所ですよ。バラの時期にお訪ね下さい。


下まで降りて、バスの時間を見ると熱海行きは30分以上あるので、すぐ来る網代行きバスに乗って、海沿いを20分ほど走り網代駅から伊東に向かいました。


Sony/Zeiss 24mm
東急ハーベルトホテル伊東は松川桜並木の並びにあります。伊東温泉はコロナ禍のためか活気ある状態ではありませんが、宿はそこそこ埋まっているように見えます。


Sony/Zeiss 24mm


Sony/Zeiss 24mm
松川桜並木を歩きます。


Sony/Zeiss 24mm
ホテルではコロナ対策で部屋で豪華なお弁当が食べられるというので、これを利用。


Sony/Zeiss 24mm
キンメダイの煮つけ御膳とステーキ御膳。隣の酒屋で買った地酒は結構旨かった。いつも飲む米だけの純米吟醸はどうしても甘口の印象になりますが、この純米吟醸はかなり辛口的印象で、どうやって、純米でここまで辛口的印象にもってゆくのか? 通常は辛口にもって行くには芋から作ったアルコールを発酵中に添加する、吟醸酒でないと無理なように思うのですが。本当に純米なのか? しかし旨ければ文句はありません。
ネットで調べるとこのお酒は
白隠正宗 (はくいんまさむね)<顔を上げ 少しずつ前へ> 720ml(髙嶋酒造)、
中伊豆山田錦使用の白隠正宗としては新しいタイプのお酒らしい。白隠正宗/髙嶋酒造とは富士山と白隠禅師の名で全国に知られる静岡県沼津市原。北に富士山、南に駿河湾の街道沿いに蔵はあり、地下150mから湧き出る富士山の雪解け水を使用し全製品蓋麹造り。通常使う醸造用乳酸の利用をしない。この製法の違いがドライなすっきり味にしているのかか? 


ネット
このネーミングからコロナ禍に対抗する特別企画の商品のようで、地方の蔵元が同じ特別ラベルでリレー形式に発売する企画で 富山・満寿泉→伯楽星→酔鯨→龍力→八鹿→松の司→会津中将→群馬泉→白隠正宗とつながっているそうです。山田錦を50%まで磨いた純米大吟醸クラスの白隠正宗の逸品とあります。結構人気のようですよ。

また、記憶に残るお酒と一期一会。
料理良し、お酒良しで満足。


Sony/Zeiss 24mm
酔ぱらって、夜の松川桜並木へ。竹のランタンが桜を照らす。


Sony/Zeiss 24mm

続きはまた明日。
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