小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

徒然なるままに

2013-02-17 22:44:34 | 日記
徒然なるままに 

しばらくご無沙汰していました。 忙しかったのと、前回、大きなこと書きすぎて、気楽にブログが書けなくなってしまったのです。 
<カメラのことはもう書きません>といいたのですが、頭の中はカメラの機材の戦略をどうするかでいっぱいなので、頭にあることを書かなくては、ブログは進まないのです。ということで、これは撤回。

これから本格的風景写真をとります。
1)どの場所を撮っているか分からないこと。
2)何を撮っているか分からない事、しかし、なにを言いたいかは充分見る人に伝わること。すなわち、皆が、既成概念としてもっている森、海の絵は撮らないが、森、海が伝わること。
3)水を撮ること
4)特別なシーンを対象としないこと、普通のシーンから素直な自然が見えること
5)本物より良く撮れること

と書いたのですが、このように構えてしまうと、なかなか撮れない。 これは撤回しませんが、あと2つ追加しなければならないことに気が付きました。
6)美しいこと
7)楽しいこと

前回のブログから、2回ばかり、宣言通りの写真を撮ろうと試みたのです。 忙しいので、本格的旅にはでられません。近場でとりました。 これから14枚載せます。自分では、宣言とおりの写真が取れたと思ったのですが、家内にみせたら、ちっとも面白くないというのです。確かに面白くありません。それで、反省して6)と7)を加えました。

カメラは富士フィルム X-E1にツアイス100mm macroまたはペンタックスDA200mm、とリコーGXR+マウントA12にツアイス・ディスタゴン18mm の単焦点2台体制です。ほとんどの写真が、とってもトリミングしています。ですから、画質はメチャクチャです。
こういう写真をちゃんと撮るにはというのが最近のカメラ機材戦略に大きく影響しています。これは後で書きます。
場所はいつもの地味公園(目黒自然教育園)と御岳渓谷です。あとはコメント無し。





























一言だけ、御岳駅前の、のしこん本舗の<のしこん>(やわらかめのこんにゃく)はおいしいですよ、推薦です。

カメラは半分決心しています。
<本格カメラはニコンD800E+ニコン24-70mm F2.8 G ED 、常用カメラは富士フィルムX-E1 + ツアイス18mm ディスタゴンとツイアス100mm macro さらにフジノン18-55mm とフジノン55-200mm で再出発する。
ニコンの2者を買うために、ペンタックスの単焦点レンズ以外は全て売り払う。>

ずいぶんと悩みましたよ。ニコンD800Eにするかソニーα99にするか。 前回に当方が予測したことは、当方がいうまでもなく、すでに、チマタの皆が信じている情報なのでした。<およそ一年後にソニーがフルサイズミラーレスをNEXの発展系としてEマウントで出す。そこにツアイスが入り込む>。

これを前提に考えると、ソニーα99の方が連動性がいいという考えもあるし、むしろ毛色の違ったニコンを試しておく方がいいのではという考えもあるし。 ソニーがフルサイズミラーレスをだした時に、もはや不要とおもえばニコンD800Eを売ればいい。 重たくても、常用でないからなんとかなる。それより皆がいいというものは一度は試してみよう、という考えです。これで、ペンタックスの時代は終焉を迎えるという大変革が起きようとしています。 フルサイズなどいらない、買うなら中判カメラだというのも正しいかもしれません、その時はその時です。

常用カメラはミラーレスAPS-Cで決まりです。 レンズは何と言ってもツアイスにこだわります。 ミラーレスに対応した、フジノンでズームは軽量化をはかります。

デジタルカメラは肥大化しすぎた。この肥大の流れは今年を境にスリム化へむかうでしょう。 そしてニコンD800Eを<The Last SAMURAI>としてなごりを惜しむのです。

またしばらく、ブログが途絶えます。つぎにはこの大転換が起きたのか、起きなかったのかの報告ができるとおもいます。お楽しみに。
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ミラーレスでの風景写真への挑戦 その14 (最終回)

2013-02-07 23:12:02 | 日記
ミラーレスでの風景写真への挑戦 その14 (最終回)


ミラーレスの話をずっと書いてきました。この辺で、カメラの話はいったん終了しましょう。 カメラより、撮影の内容に話題をもどします。もともと、<旅のブログ>だったのですから、カメラの話が中心ではおかしい。今日は、最後にミラーレスの話をまとめてみます。

当方に必要なカメラは大きく分けて3つのジャンルにわかれます。
1)気を入れた撮影。この時は三脚を立てて、一か所で1,2時間を費やします。単焦点レンズ(写りがいいし、個性があるから)、マニュアルフォーカシング(自分で焦点を合わせるところを決めるのは当然)、手振れ補正はカット(三脚の時は共振を防ぐために手振れ補正はカットが常識)です。出来るだけ受光面を大きい方がいい(これがベストと信じて堂々と撮りたいから)。しかし、対象が風景ですから、重すぎるわけにはいきません。何が必要か、フルサイズミラーレスです。なぜミラーレスか、1)持てる道具の重さをレンズに振り分けたいのでボディーは出来るだけ軽くする必要があること 2)これまでのレンズ資産を使いたい。どのレンズでも使えるのはミラーレスしかない。 見た目だの、触感だのは二の次です。
いまのところレンズが交換できるフルサイズミラーレスが存在していない。どのメーカーが一番最初に発売するか? 第一候補はソニー、次が無い。ペンタックスは冒険する余裕はないし、レンズが無いので、フルサイズミラーレスはまず無い。あるとすれば、リコーGXRの延長で開発費をかけずに、レンズは他社さんまかせのマウントA12のフルサイズ版でリコーさんの顔を立てたり、とりあえずのメンツを保つのが目的という筋立てのみ。意外に、富士フィルムが出すという噂がネットにでていた。 しかし、APS-Cでもレンズが足りないのに、フルサイズにまでエネルギーを散らすことはないでしょう。 どこでもフラッグシップカメラは数売れなくてもいいので(というか数売れないので)、これは宣伝用で、本命は下位カメラ。必ず下位カメラを充実させて、こちらで稼がねばならない。次のことは稼いでから。 フルサイズミラーレス出しても、ミラーレスはセカンドカメラと皆が思っている内は、宣伝にもならないから、先陣切ってやるとしたらソニーさんしかない。ミラーレスの先陣をきったソニーがやれば、ミラーレスが変わるといって皆注目する。ソニーさんはAPS-Cミラーレスのユーザーをフルサイズミラーレスに引っ張り込んで、さらに次のステップへの流れを見せて、APS-Cミラーレスユーザーをさらに増やせる。キャノン、ニコンに向かう流れをどどっとソニーに引っ張り込める。ソニーはすごいんだと思わせたくてα99を出したのだけれど、皆さん乗ってくれなくてDSC RX-1に乗ってしまったので、フルサイズミラーレスをフラッグシップに取り換えるしかない。
当方は、先に述べた理由でどうしてもフルサイズミラーレスを待つしかない。これが決まらないと全体のカメラ布陣がきまらない。これが現在のとってもつらい所。ソニーのフルサイズミラーレスはボディーだけで25万くらいを狙ってくるだろうから、それまでお金を温存しておかなければなりません。Eマウントのフルサイズ化だけはやめてほしいのですが、軽量化ついでに、Eマウントで行くでしょうね、きっと。α99と住分けられるし。すでに、ビデオカメラNEX VG900でEマウントフルサイズをやってるそうですし。まさか、ツアイスがEマウントのフルサイズレンズを開発しているなんてことないでしょうね。 Xマウント・ツアイスの開発ついでにみんなやってしまえということで。 まあ、ちゃんとしたAFも使えるソニー・アダプターがあるから、Eマウントでもいいや。
2)風景でも、街中でも、動き回りながら、次々に撮影してゆくという流動性を重んじた撮影が必ず必要です。この時はオートフォーカシング、手振れ補正、高倍率ズームを選択します。カメラはフルサイズでもAPS-Cでもいい。山に行くと1)と2)を両方やるケースが多いので、フルサイズで両方を賄うことになります。 しかし、フルサイズとAPS-Cを同時に持ちたい。APS-Cはフルサイズにトラブルがあったときの備えと、双方が1.5倍の写角変化がありますから、1本の単焦点で2本分の働きが出来るところがいいのです。高倍率ズームはタムロンやシグマが出すから、フルサイズミラーレス+高倍率ズームという組み合わせは心配することは無く実現するはず。合い方のAPS-Cは富士フィルムX-E1で決まりでしょう。当方は、フルサイズに高倍率ズームを付けて、富士フィルムX-E1に単焦点を付けて、移動しながらバンバン撮ってゆくというスタイルを考えています。現状ではペンタックスK5に18-270mmを付けて、富士フィルムX-E1にツアイス100mm macroの組み合わせでしょう。フジノンの単焦点でもいいのですが。ようは勝負レンズをつけるのです。
3)気軽な旅の友あるいは街中のスナップ写真。 小型であることが必須。高性能のAF手振れ補正、高感度特性と高倍率ズームがほしい。スナップ写真は単焦点がいい場合もある。これを全部満足するのは意外に難しい。 富士フィルムX20が良さそうです。当方は当面、富士フィルムX-E1ですませます。小さくないし、高倍率ズームがないので、目的に合わないのですが。あまり当方の真剣になるジャンルでないので、一番後回しです。

本当はポートレート撮影、室内の撮影、動き物の撮影、夜物の撮影とか、いろいろジャンルがあって、それぞれに装備も違うのでしょうが、これらは当面、当方の目的でないので眼中にありません。

以上まとめると、予想される布陣は
1)ソニー・フルサイズミラーレス
2)ソニー・ツアイス24mm、135mm、Aマウント→Xマウントアダプター
3)タムロン・フルサイズ用高倍率ズーム(28-300mm)Aマウント
4)ツアイス18mm、50mm、100mm macro Kマウント、Kマウント→Xマウントアダプター、Kマウント→Aマウントアダプター
5)富士フィルムX-E1
6)フジノン18-55mm、35mm、14mm
お金が有ったら
7)富士フィルムX20

中心軸がペンタックスから富士フィルムに移ったといえます。

現在、持っているのは4)と5)だけ。1)はまだ商品のめども立たない。ソニー・フルサイズミラーレスがEマウントになったら、ソニー・AFアダプターでなんとかいけるでしょう(KIPON, K→Eマウントもあるし)。リコーがKマウントフルサイズを出せば、全ては丸く収まるのですが。1)が決まったら、手持ちのペンタックス系の品、ツアイスKマウント、limited 単焦点レンズ、 シグマ8-16mm, ペンタックスK5以外を全部売っぱらって、機材を買い替える。


ミラーレスの結論は
1)上記3つのジャンルなら、富士フィルムX-E1はレンズキットが買いの推薦カメラ。他社単焦点レンズも充分楽しめるが、他社ズームはまずつけられないと思った方がいい。
2)ズームを含む、どの他社レンズでも対応できるミラーレスのすぐれものはリコーGXR+マウントA12。
3) 富士フィルムX-E1がウオーム/マイルド系、リコーがストイック/シャープ系の色で、後は好みで選択すべし。操作性は富士フィルの方が無難。
4)富士フィルムX-E1、リコーGXR+マウントA12はメインカメラたりうるか? 前者はレンズを選び、後者は被写体を選ぶ。デジイチより許容範囲が狭い。使う人が軽快さを取って、許容範囲を知った上で、メインカメラと思って使えば、メインカメラになる。 
5)名実ともに、メインカメラたる(作っている人がフラッグシップと思って作る)フルサイズミラーレスの出現を期待する。

これで、当分カメラの話はおしまい。

そうそう、当方が撮ろうと思っている風景写真の条件は
1)どの場所を撮っているか分からないこと。
2)何を撮っているか分からない事、しかし、なにを言いたいかは充分見る人に伝わること。すなわち、皆が、既成概念としてもっている森、海の絵は撮らないが、森、海が伝わること。
3)水を撮ること
4)特別なシーンを対象としないこと、普通のシーンから素直な自然が見えること
5)本物より良く撮れること

この5)が大事で、そのために装備にこだわるのです。

以上、おしまい。しょうもない独り言にお付き合いいただいて、誠にありがとうございました。
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ミラーレスでの風景写真への挑戦 その13

2013-02-06 19:10:45 | 日記
ミラーレスでの風景写真への挑戦 その13

1月27日、城ケ島の続きです。城ケ島公園の突先に安房埼灯台があります。今日は対岸の房総半島が丸見えです。 ツアイス18mmとオールドペンタックス28mmは面白いことに同じような発色に見えます。10万円のツアイスレンズと9800円のオールドペンタックスレンズが肩を並べているように見えるのですが、ほんまかいなと思ってしまいます。


富士フィルムX -E1+ツアイス18mm ディスタゴン


富士フィルムX -E1+ペンタックスSMC 28mm


富士フィルムX -E1+ペンタックスSMC 28mm


富士フィルムX -E1+ツアイス18mm ディスタゴン


富士フィルムX -E1+ツアイス18mm ディスタゴン

城ケ島公園を出て、城ケ島灯台に向かって海沿いに歩きます、2Kmくらいの道のりでしょうか。 途中にウミウ展望台というのがあって、本当にウミウがいっぱい岸壁に張り付いているのを見ることが出来ます。 東京の近くにこんな自然があるとは知りませんでした。オールドペンタックス150mmがちゃんと役立っています。


富士フィルムX-E1+ ペンタックスSMC 150mm


富士フィルムX-E1+ ペンタックスSMC 150mm


富士フィルムX-E1+ツアイス100mm macro

このウミウの岸壁の下にきれいな海岸がありました。 足跡があるのだから、崖を下る道があるのでしょうが、そこまでする人はめったにいないようです。 


富士フィルムX-E1+ツアイス100mm macro


富士フィルムX-E1+ツアイス100mm macro

海岸によせる波と砂浜のたわむれを飽きもせずに撮りまくりました。この無限パターンを高い位置から撮れたことは、当方にとってこの上もなく幸せなのです。人に伝えるにはきっと動画が素晴らしいのでしょうが、当方にはパターンが必要なのです。そのうち動画でとっておいて、そこからパターンを切り出すことをやってみましょう。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス18mm ディスタゴン

海辺の高い崖からハングライダーでなくてパラモーター(モーターパラグライダー)が飛び立っていました。パラモーター写真家というのがいて、これはこれで素敵です。崖を下りて海岸に出ます。下らずに崖の上を歩けば水仙ロードというのがあるそうです。


富士フィルムX-E1+ツアイス100mm macro


富士フィルムX-E1+ツアイス100mm macro

降りたところに、馬の背洞門があります。


富士フィルムX-E1+ツアイス100mm macro


リコーGXR+マウントA12+ツアイス18mm ディスタゴン

磯の岩場に入ってしばらく行くと、きれいな藻の色を見せているタイドプールがありました。 タイドプールは当方の好みの撮影場所です。緑の海底を色々撮って見たのですが、絵になりません。疲れて茫然としていると、タイドプールの入口の岩に隙間がありそこに波があたって潮吹き状態になっていることに気が付きました。たいして期待もせずに、波の踊りを撮影していました。後で見てみると、ここが一番面白い撮影場所だったようです。三脚も立てずに、レンズも変えずに、ただ、ポツンポツンと撮っていたのですが、まじめに撮れば良かったと後悔しています。また同じ場所に行っても同じ場面に出くわすとは限らないのです。でも、ふと気が抜けたように、写真をとることより、自然のなかに同化してしまうこともあるのです。そんなことが一番楽しい。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス18mm ディスタゴン


もう4時になるのに、これまで、食事をするところに出会いませんでした。城ケ島灯台の足元の岩場、長津呂崎は、前回に波を撮影したところです。 この岩場の突先にある一軒の食事処、レストラン磯香瀬でもう閉まりそうなお店の御主人に最後の御客として、煮魚定食を作ってもらいました。煮魚は金目にしました。ここで、前回にとても美味しかった天草(寒天をつくる)とはば海苔を買いました。天草はもちろん、はば海苔は大変おいしかった。いいですね、地場の自然からの贈り物は。


富士フィルムX-E1+ツアイス100mm macro

午前は頭を出していた富士山も、今はいつものように頭を雲に突っ込んでいます。


富士フィルムX-E1+ツアイス100mm macro


富士フィルムX-E1+ツアイス100mm macro

ゆっくり夕暮れを撮影しても、ここから三崎口へのバスがまだまだありますから大丈夫。この日の経験と、この後で、CP+1に行って、アザラシとホタルの写真家さんの話をきいて、自分が何を撮ったらいいかわかってきました。富士フィルムX-E1も使えるようです。

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風景写真へのミラーレスでの挑戦 その12

2013-02-05 19:50:05 | 日記
風景写真へのミラーレスでの挑戦 その12

1月27日
はてさて、今日はどこに行こうか? 昨日行く予定だった城ケ島しか思い浮かばない。また水仙だけど、昨日はあまりゆっくり撮れなかったから、今日はじっくり撮って見よう。城ケ島は海写真の練習場にすると決めているから、今日は水仙と海だ。
城ケ島公園は水仙で有名と聞いたのですが、公園前に水仙畑があるだけで、海辺の水仙という感じではありません。残念ながら、これまで撮ってきた<海と花シリーズ>というわけにはいきませんでした。 そして、まだ4分咲き程度。今年は寒くて咲が悪いと公園の人がぼやいていました。花目線で三脚を短くして撮り始めたのですが、中腰で、腰の痛いこと。アングルファインダーがないと年寄りにはつらい。リコーのEVFはアングルファインダーになっていて、多少ましです。ピントの合っているところが、思ったところでないのは腰痛のせいです。気を入れた割には大した写真にはなりませんでしたね。 咲が悪いのですからしょうがない。


富士フィルムX-E1+ツアイス100mm macro


富士フィルムX-E1+ツアイス100mm macro


富士フィルムX-E1+ツアイス100mm macro


富士フィルムX-E1+ツアイス18mm ディスタゴン


富士フィルムX-E1+ツアイス18mm ディスタゴン


富士フィルムX-E1+ツアイス18mm ディスタゴン


富士フィルムX-E1+ ペンタックスSMC 28mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス100mm macro

同じツアイス100mm macro を付けた富士フィルムX-E1とリコーGXR+マウントA12の比較、ツアイスとペンタックスオールドレンズの比較をしています。リコーもペンタックスオールドレンズもがんばっているでしょう。


富士フィルムX -E1+ツアイス18mm ディスタゴン


リコーGXR+マウントA12+ツアイス100mm macro


富士フィルムX-E1+ ペンタックスSMC 150mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス100mm macro


富士フィルムX-E1+ ペンタックスSMC 150mm


富士フィルムX-E1+ ペンタックスSMC 150mm


リコーGXR+マウントA12+ツアイス100mm macro

ペンタックスSMC 150mmも結構使えると思いませんか。9800円のオールドレンズですよ。


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CP+1(Camera Photo Imaging Show)レポート

2013-02-03 23:51:43 | 日記
CP+1(Camera Photo Imaging Show)レポート

ちょっと割り込みます。
2月1日、土曜日、CP+1(Camera Photo Imaging Show)へ行きました。会場はいつものようにパシフィコ横浜で、大変盛況です。数年まえに行った時と比べると、女性のお客さんがとても増えていることと、ミラーレスカメラをもった人が多いことに気が付きます。ネットにミラーレスも落ち目だといわんばかりの記事が書いてありましたが、なにを言っているのでしょうかね? 記者というのはなにかいつも本質をはずれたことばかり言っています。入ってすぐのところにSONYさんがあり、きれいなモデルさんが、これまたきれいな生花のドレスで次々に登場するので、とにかく目立つブースです。自分のチップをもっていって、カメラを借りて、モデルさんを写すというサービスが主要なカメラブースでみな行われていて、大変盛況でした。当方はめんどうなので、自分のカメラでモデルさんを撮りましたが、大概のところで、自分のカメラでの撮影はご遠慮くださいといわれました。SONYさんはあまりうるさくなかったので○。



SONYさんのフォトコン写真











SONYさんは色々新しい試みが満載で、いちばん楽しいブースでした。ちっちゃなコンデジからWi-Fiでタブレットに画像をとばして、タブレット上で、ズームを操作したり、シャッターをおしたりできるのです。説明のお兄さんに、タブレット上で、三脚を使ってカメラの向きを変えたり、画質の調整もできるといいですねといったら、開発段階でそのアイデアはありましたとのこと。 つまり、当方の主張していたタブレットとカメラの交信はやろうとおもえば、すでに出来る段階に来ているということです。 次第にやりますとお兄さんはいっていました。頑張って、是非やってくださいとお願いしておきました。



カメラからスマホにとばして、ネット上のストレッジに画像をため込む仕組みも見せていました。 ストレッジに貯めたからと言って、すぐにカメラ本体の画像を消してしまうのは、ストレッジの保管体制は完璧でないのであまり推薦しませんといっていました。あくまで一時的バッファーの役目です。



自転車につける小さなビデオカメラも楽しそう。



本命のα99のコーナーで、熱心なお客さんと説明員の話を立ち聞きして、とても参考になりました。SONYでα99の試写をたのんでいるプロは風景写真にツアイスの24mmと135mmの2本だけ持ってゆくそうです(当方がいつもツアイス18mm と100mm macroの2本を持ってゆくのはAPS-Cだから、このプロさんのチョイスと全く同じなのだ)。これだけで十分だそうです。そうなのだ、風景写真はズームでなければいけないと思い込む必要はないのだ。ツアイスのズームを複数もつのはやはり重たすぎるし、おそらく画質は単焦点の方がいいからなのでしょう(ここは聞きたかったのですが、説明のお兄さんはいつもだれかにつかまっていて、聞くチャンスがありませんでした)。このプロさんはGレンズ(ミノルタの流れをくむSONYオリジナルレンズ)も使わせてくれと言っているそうです。その理由は、Gレンズはボケがいいと言うのが理由です。おそらく、さらに、ツアイスでは人を撮るに、場合によってはちょっと鮮明すぎるといっているのでしょう。説明員が言うには、ツアイスは解像、ピント第一主義で、Gレンズは光を集めることを第一としているので方向が違うのだそうです。よくわかりませんが、なんとなくわかります。とってもいいことを聞きました。ネットでもプロがボケをねらうなら、Gレンズしかないと言っているのを読んだことがあります。なにかとっても目から鱗のようにすっきりとわかりました。 α99を覗くと、やっぱり魅力的です。



もう一つフルサイズコンデジ、サイバーショットDSC RX-1を覗いたら、なんとも素晴らしい。SONYはカメラを違った視点で見ているので一番楽しいブースです。



パナソニックを通りかかったら、ミラーレスの撮り方のトークをしていました、聞いていると、当方はとんでもない間違いをしていることに気付されました。 受光面の小さいマイクロフォーサーズは絞りすぎると解像度が落ちるというのです(後で出てくる回折ボケ)。そんなこと知らなかった。どうやらデジタルでは絞りすぎはいけないというのは常識らしい。なんということだ、知らない事ばかりだ。ニコンオールドズームでピントが合わなかったのは絞りすぎかもしれない。



ニコンではD800とD600の使い分けの話をしていました。カメラをかりて試写をする人がいっぱいです。ニコン以外のカメラでモデルを撮ろうとすると、文句を言われます。当方の中でニコンは、新宿御苑オールドズーム事件で、現状拒否反応が起きています。ニコンは×。







キャノンにも表敬訪問。ここではモデルに自分のカメラを向けるそぶりすらできません。 キャノンカメラで撮った写真の展示が結構なスペースをとっていました。でもキャノンで撮った写真はどれも当方の好みでない。というか何も心が無い。人が写真を撮っているのではなくて、カメラが写真を撮っている。キャノンも×。 

ハッセルブラッドのブースはかっこいい。なんで、海外の方がいいセンスしているのだろうか。この小型カメラ、ルナのとんでもなくかっこいいこと。とにかく軽い(本体で420gあるのでかるいはずないのですが、軽く感じるから不思議)。軽くてかっこいい日本のカメラがありますか? 但し、50万円あたりになりそうです。ドイツの、完璧なものを作って、当然、相応の値段をつけるというやり方に脱帽。







ペンタックスはなんとも下手くそなプレゼンで、モデルさんは出てくるものの、ただ商品を羅列するだけ。ペンタックスはこうなのだという主張が見えないし、新商品もない(海外発表のあった高級コンデジMX-1が展示されて話題になっていたそうですが、興味もないし、見落としました)。リコーと一緒になって何が生まれるのかも全く見えない。ただ並列的にプレゼンされるだけ。ペンタックスQ10のエヴァンゲリオンモデル、カラバリだけが目立っていました。ニコン、キャノンのメジャーが嫌いな人と、単にカワイイと反応する女の子の為のペンタックスになってしまったのか。 当方は決してこの路線を否定しているわけではありません。 いいとおもいますよ、ただ当方の方向からずれてきたと思っているだけです。一つだけ希望はリコーGXRをやめるそぶりが無く、ちゃんと登場していること。こんなに新機種なしでもGXRをやめないでいるということは、ペンタックスとリコーの最初の融合製品はGXRのnext generationかもしれない、フルサイズを含んだ。と、一抹の希望をもってしまう。 ペンタックスがあわててフルサイズ一眼の開発をしていることはまちがいない。その路線というよりは別路線でGXRに次なる展開があると考えられるのです。このあまりの静けさが、何か起きることを暗示しているのか? ペンタックスの最後の良心に期待しましょう。









あとは殆ど、富士フィルムXマウントカメラのトークに入り浸りでした。自称、アザラシの写真とホタルの写真では世界一という、小原玲さんのトーク(好きなものが一番美しく写るカメラX-Pro1, X-E1に出会って)はとっても印象的。子供の純粋な好奇心がどんどん面白いことに夢中になるように写真を撮りなさい。既存の概念で埋まった頭で写真を撮ってもしょうがない。みんなで、決まったように、同じ対象を取り囲んで、デカいズームで連写する、これでいいのでしょうか。 子供の心で撮るものを見つけましょう。35mm一本で、それを開放にして、ズーとよってその気に入ったものを撮るのです。
彼のカメラバックには使いこんでよれよれになった富士フィルムX-Pro1、2台とX-E1、1台。 フジノンの単焦点が数本に、ライカの超望遠レンズ、テリート(よくわからないのですが、胴体をはずして2分して持ち歩ける、400mmとんでもなく暗いオールドレンズ、安いので楽しそう)がおさまっている。
1)肥大化したデジタルカメラでなく、軽い富士フィルムXカメラが自分の心を自由にし、相手の心もとらえることが出来る。撮ったアザラシの表情の自然さがそれを示しているとのこと。 2)ローパスレスの富士フィルムXカメラの解像のよさは抜群である。撮ったアザラシの髭の細さは抜群。3)ホタルを撮り続けてきた、ホタル撮影で世界一を自称する者として、富士フィルムXカメラの高感度特性はデジタルカメラで一番である。ISO6400までで、富士フィルムXカメラを超すカメラは無い。
このプロのトークは信頼できます。どうも、富士フィルムXカメラは本当に画質が優れているようだ。当方はあくまで、他社のレンズとの相性で苦労しているので、素直にフジノンレンズを使えば、問題なく一番の画質を得ることができるようです。X-Pro1に比してX-E1はEVFオンリーなので、高速の瞬間をとらえることは無理で、素通しのファインダーを取り付けて、対応しているといっていました。
 つぎのプロのトークはライカ使いのスナップ写真家、塙 真一さんの話です(カメラが変われば、写真は変わる、 Xシリーズの使い分け)。富士フィルムX-E1によるEVFファインダーを見ながらの撮影は、おもわず本気モードになってしまう。一方でコンデジの富士フィルムX20ではアバウトモードでスナップ写真を撮ることになる。このような小さいカメラは撮られる人に反発を受けないので、スナップにはとってもいい。
なんとも驚いたのは、小さな富士フィルムX20で撮影したものを全紙サイズに印刷しても、まったく動ずることなくきれいな絵であることです。最新鋭のコンデジX100Sはさらに画像処理エンジンが改良されて、先に述べた絞り込み時の回折ボケやレンズ周辺部のわずかなボケを補正する“点像復元処理”を行うことで細部まで高い解像感が得られるそうで、新開発EXR Processor IIが、高い評価を受けていました。この画像処理エンジンはまだX-E1には搭載されておらず、そのうちX-E1にも搭載されるでしょうとのことでした。       
当方は当分スナップ写真を撮るつもりはありません。これをやりだすと、通常の生活すべてが写真の対象となるので、完全に写真に埋没することになります。危ない、危ない。富士フィルムのX20やソニーDSC RX-1はなんとも魅力的ですが、当分、ライカ・スナップカメラマンにはなりません。





さて、タムロンのブースはとても繁盛していました。シグマのブースはとっても魅力的な女性がカタログを配っていました。若い人に写真を撮らせてあげて、かわりにカタログを持ってゆかせるという寸法です。当方ははじき出されて、とうとう一枚もまともな写真がとれませんでした。





今回の展示会でもう一つ目立つことは、カメラ自体ではなく、その周辺の技術に関してとっても高い関心が集まっていることです。もう皆さんカメラはもっているので、応用編が知りたいのです。ライティング用品のNISSINコーナーではモデルさんを使ってプロがライティングの極意を伝授していました。モデルさん撮り専門の中年カメラマンがわんさと集まって、熱心に、話をきいているのか、モデルさんを撮っているのか、両方かです。カメラに付けた無線装置で、離れたところのフラッシュをコントロールして撮るやり方は、とても参考になりました。白壁にフラッシュを反射させるだけで、相当なライティングのバリエーションを得られます。フラッシュを三脚に固定して、カメラが自由に位置を変えられるのでこれができるのです。







もう一つはSILKYPIXのRAW現像コーナーで、これもみんな真剣に聞いていました。当方にもとても参考になりました。やはりモニターの調整に関して、皆さん苦労しているようで、結局、難しくてなにをいっているのかわかりませんでした。ほんとRAW現像は大変そうです。やれやれ頭が痛い。


一般の方の写真が山ほど展示されていました。カメラマンが自分の写真の前でお客さんと会話する、我々の世界ではポスターセッションといわれるやつです。それぞれに、自己主張があって、一生懸命で、とっても、どれがいいだの悪いだの言うことできません。特に足を止める写真はありませんでしたが。
12時から17時まで立ちっぱなし、大変疲れましたが、とても参考になりました。これから自分はどのように写真を撮っていったらいいか、がぜん定まってきたのです。陶芸のほうもスランプから何か方向が見えてきました。写真もこれと連動して方向が見えてきたのです。その点はまたいつか話しましょう。 
フジノン35mmを買わねばならないのか、フジノン14mmが絶賛されています。ツアイスの28mmも欲しいし。Gレンズのボケか。GXR,Kマウントフルサイズはなんとかならないのか、FマウントをやめにしてやっぱりAマウントか? ブツブツ。今日は9800歩、1万歩わずか足りないが、まあよしとしよう。

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