DVやパワハラの被害者の家族から相談を受けるとき、気を付けていることがある。
それは、「本人を責めないで下さい」と助言することである。
DVやパワハラの被害者は、冷静な判断が出来なくなってしまって、暴力夫やブラック企業のもとに「舞い戻ってしまう」ことがよくある。
極端な例だと、夫から暴力を受けてけがをしたため警察に被害届を出したものの、「ごめんなさい」と言われて許してしまい、夫のもとに戻る被害者もいるし、上司のパワハラのためうつ病を発症したものの、「せっかく掴んだ正社員の地位を手放したくない」というので職場復帰を希望する労働者もいる。
こういう場合に、「そんな亭主と結婚したお前が悪い」、「そんなブラック企業なんか辞めちまえ」と言われると、本人は自分の人生の選択が間違っていたことを指摘されていると認識し、自分を責めてしまうばかりか、そういう家族が「味方」と思えなくなってしまうおそれがあるのだ。
なかなか難しいところだが、私見では、家族は、一歩引いて、あくまで本人の選択を尊重するという姿勢に徹するのが最善だと考えるのである。
それは、「本人を責めないで下さい」と助言することである。
DVやパワハラの被害者は、冷静な判断が出来なくなってしまって、暴力夫やブラック企業のもとに「舞い戻ってしまう」ことがよくある。
極端な例だと、夫から暴力を受けてけがをしたため警察に被害届を出したものの、「ごめんなさい」と言われて許してしまい、夫のもとに戻る被害者もいるし、上司のパワハラのためうつ病を発症したものの、「せっかく掴んだ正社員の地位を手放したくない」というので職場復帰を希望する労働者もいる。
こういう場合に、「そんな亭主と結婚したお前が悪い」、「そんなブラック企業なんか辞めちまえ」と言われると、本人は自分の人生の選択が間違っていたことを指摘されていると認識し、自分を責めてしまうばかりか、そういう家族が「味方」と思えなくなってしまうおそれがあるのだ。
なかなか難しいところだが、私見では、家族は、一歩引いて、あくまで本人の選択を尊重するという姿勢に徹するのが最善だと考えるのである。