気づかない「異常」

キャリア官僚がコピペミスで自殺未遂。自分の「異常性」に気付かないのは何故か
　「たった一つの単純なコピペミスに責任を感じ、自殺未遂を起こしてしまう。「そんなまさか」と思えることが、現実に起きている。そして何よりも、当事者は自分自身が「異常な行動を取っている」とは思っていないのである。」

　経産省と文科省のキャリアによる覚せい剤・大麻所持等の犯罪が相次いで起こった後、元農水次官による殺人事件が起こった。
　今年は、キャリア組による犯罪が最も多い年となるかもしれない。
　だが、こうなるにはそれなりの理由があるわけで、真っ先に考えられるのは過酷な業務によるストレスや家庭放棄である。
　そもそも、キャリア官僚には昔から自殺が多いことが指摘されていたが、これはやはり異常なことである。
　その「異常」の典型例が、上で引用した記事の事案（コピペミスで自殺未遂）である。　
　私見では、「異常」になる最大の原因は、やはり睡眠不足だとみている。
　睡眠不足はうつ病を誘発しやすいのだ。
　それに、覚せい剤に手を染めるのは、おそらく睡魔と戦いながら仕事をしなければならないためだからではないだろうか。