修習先の弁護士の先生から、「ボスの顧問先の事件で頑張りすぎると、ボスが『顧問先を奪われるかもしれない』と懸念して、かえって疎まれる」と助言されたことがある。似たようなことを、裁判官の教官からも聞いた記憶がある。
修習時代には余りピンとこなかったけれど、登録して2~3年たつと、身にしみて分かるようになった。
まず、法曹界というのは嫉妬深い人が比較的多いと思う。司法試験はまさしく競争だし、競争心と嫉妬は殆ど同じものである。ボス弁にとって、いずれは独立するであろうイソ弁は、ある意味ではライバルである。したがって、イソ弁が独立後に自分の顧問先を奪ってしまうことを警戒する心理も理解できる。
特定の事件においては、頑張れば頑張るほどマイナスとなることがあるというお話。
修習時代には余りピンとこなかったけれど、登録して2~3年たつと、身にしみて分かるようになった。
まず、法曹界というのは嫉妬深い人が比較的多いと思う。司法試験はまさしく競争だし、競争心と嫉妬は殆ど同じものである。ボス弁にとって、いずれは独立するであろうイソ弁は、ある意味ではライバルである。したがって、イソ弁が独立後に自分の顧問先を奪ってしまうことを警戒する心理も理解できる。
特定の事件においては、頑張れば頑張るほどマイナスとなることがあるというお話。