職業病

　たまたま修習時代の同期と会い、その同期のボス（単に弁護士会の会長も務めていた）の話が出た。そのボスの営業力は凄まじいらしく、同期は羨ましいと思っているとのこと。
　そこで私が、「そのボスは、糖尿病と肝臓病ではないかい？」と尋ねると、「どうしてわかるの？」という回答が返ってきた。図星だったようである。
　いわゆる士業（さむらい業）の営業は、将来のお客さんや紹介者と飲み会・食事会などで人脈を広げるというオーソドックスな手法をとることが多い。かつてはゴルフ営業というのもあったが、その場合もアルコールはつきものである。毎日のように営業をしていると、糖尿病や肝臓病はいわば職業病となる。
　そういえば、昔、「MOF担の職業病は痛風」というのを聞いたことがある。MOF担は、高カロリーの食事を毎日のようにとっているからだという。